褒めて人を伸ばす方法とは?

5月26日は
60回目になる「賢者の会」を開催します!
https://www.facebook.com/events/200837474054154/

すでに案内していますが、
テーマは「天才のつくり方教えます」
というもの。

ゲスト講師は、
フライングキッズ」という
学習塾を主宰している
小畑希久子先生ですね。

過去に私は、この
「フライングキッズ」という塾を
取材していますが、
とくに名門中学の入試では実績があります。

今日はその秘密を少しだけ紹介しますが、
なんといってもカギは
「褒め方」です。

相手は子ども、
褒められれば伸びる……と思いきや、
そう簡単ではないんです。

これは一般の会社でされている
「コーチング」と同じこと。
おだてたり、おべっかを言っているだけでは
やはり「やる気」に火はつかない。
大人も子どもも、
この点は同じなんですね。

そこで何が重要かといえば、
「成功体験」を与えることなんです。

たとえば、お片づけをした子だと、
「◯◯君、お片づけチャンピオンだね!」
なんて、評価を具体的に示してあげる。
それで
「自分はそういうことをやったんだ」と、
成し遂げたことを実感するわけです。

そして何より、この成果に対して
小畑先生がものすごく喜ぶんです。

この「人を喜ばすことができたこと」が、
当人には大きな感動となって、
「何度でも実現させたいこと」に
なっていくんですね。

小畑さんは「褒め方」のノウハウを
体系化していますが、
写真は
『我が子がぐんぐん伸びる』という
親御さんに配っているテキスト。

26日は大人向けの講義ですが、
こうしたノウハウもさまざま
教えていただけると思いますよ!



[賢者の会・賢者のビジネス研究所]

怒れるハワイの女神様

ハワイ島のキラウエア火山の噴火が
大変なことになっています。
本当に現地の方々には、
深くお見舞い申し上げます。

残念ながら私は行ったことがないのですが、
行きたい場所の1つ。
オハフ島や、せいざいマウイ島まで
行く人は多いけれど、
日本人はハワイ島まで、
なかなか行かないかもしれませんね。
私もそうでした。

けれどもハワイ島の
キラウエア火山というのは、
日本人には共感できる地。

というのも
「山が神様になっている場所」
……なんですね。
日本の山岳信仰に共通しています。

で、ハワイ島の中心でもある
キラウエア火山には、
「ペレ」という女神さんが
住んでいると言われているんです。

この女神ペレ、
ものすごく美しいのですが、
ものすごく気性が荒い神様。

人間の日々の暮らしに憧れていて、
ときどき人間の姿で村に降りてきては、
人の男性と恋をする。

で、決まって
最後は相手とケンカすることになって、
火山を大爆発させるんですね。
まあ、とんでもない方です。

しかも恋だけではありません。
スポーツが大好きなようで、
しかも負けず嫌いなんです。

だから人の姿になって、
ソリのようなもので滑る競技だったり、
サーフィンなどに参加する。
で、相手が勝ってしまうと、
また悔しさのあまり大爆発する
……と。

かなり迷惑な女神さんなのですが、
それでもペレ女神とキラウエアを
ハワイの人たちは愛してきました。

おそらく長い間の歴史の中で
気まぐれに爆発するこの山を、
「女神さんに怒りだから仕方ないな」と
折り合わせてきたのでしょうね。
逆に噴火しないときは、
恵みを人々に与えてくれます。

これは、何度も大災害に遭いながらも
いくつかの火山を
神様として崇拝してきた
日本人に似ているでしょう。

ぜひぜひ記憶に留め、
いまの災害が落ち着いたあと、
ハワイに行ったら
こちらにも訪れてみてくださいね。

写真はトーマス・ジャガー・ミュージアム所蔵の
ペレ女神を描いた絵画です。



[仕事ができる人の歴史入門]
夏川の「アジア史」入門はこちら

Words of wisdom4〜橋本左内「本当の友だち」の条件

NHKの大河ドラマ『西郷どん』。
今日は橋本左内さんの登場が
最期でした。

まあ、もうちょっと
盛り上げてもらいたがった気もしますが、
「あとは頼みましたよ」と
処刑される左内さん。

西郷さんはそれを流刑先の奄美大島で知り、
ひたすら号泣する
……ということになりました。

こんなふうに自分が訳させていただいた方が、
いきいきとドラマで演じられたのは、
はじめてのこと。嬉しかったです。
本当に風間俊介さん、
ありがとうございました!

「都の友人たちは、皆、散ってしまった。
なのに南国のこの俘囚だけ、生をのさばっている
生き死になんて、何になろう。
ただ、天が味方してくれることを願い、
私は魂をここに留め、この国を守っていきたい」

後に語られた、実際の西郷さんの言葉。
その後、彼は明治維新へ向けて
突き進むことになりますが、
西南戦争で自害するときまで
生前に左内さんからもらった手紙を
肌身離さず持っていたといいます。

ドラマ以上に、与えていた影響は
大きかったのかもしれませんね。

そんな左内さん、
啓発録』では友人の条件として
こんなふうに述べています。

「益になる友を、どのように見分けたらいいのか?
その人が正直で剛直であること。
誠実で、温かい心の持ち主であること。
豪壮で、英知を持った人物であること。
行動が速く、決断力を持っていること。
小さなことにこだわらず、寛大な心を持っていること。
この五つではないかと、私は思う」

さらに、その前提として
こんな言葉があります。

「意見の違いから、
ときどき争うくらいの友のほうが、
本当は『益になる友』なのだ。
自分に間違いがあれば、
遠慮なく『間違っている』と知らせ、
規律をもって正しい道を示してくれる。
そんな友のほうが、
あなたが気づかなかった欠点は修正され、
人生を補ってくれる存在になるとは
思わないか?」

そう考えると、剛胆な西郷さんに対し、
繊細な左内さん。
実際は慶喜擁立計画を模索する中で、
何度も、対立をしたのかもしれません。

だからこそお互いは信頼し合い、
西郷さんは「日本を治療したい」という
左内さんの夢を引き継ぐことになった。

25歳の短い生涯でも、
残した言葉の功績は
非常に大きかったのだと思います!

この期にぜひ
『啓発録』を読んでみてくださいませ(笑)



[Words of Wisdom]

母の日とカーネーション

5月13日の日曜日は「母の日」。
その前の12日は、
私の母親の誕生日だったということで、
こちら甥がプレゼントした
カーネーションです。

「自分のお小遣いで買った」
ということで、
土曜日に持ってきました。
エラいなあ……。

そもそも母の日があって、
カーネーションを贈るようになった
わけではありません。
カーネーションを贈った日を
「母の日」と呼ぶようになったんですね。

その起源は前にもブログに書きました。

アメリカの
アンナ・ジャービスさん、という先生が
お母さんを亡くし、
生前に何も感謝ができなかった自分を
恥じたんです。

彼女のお母さんも教師だった方。
ならばせめて功労を讃えてもらおうと、
教会でお祈りを
捧げてもらうことにしたんです。

このとき出席者全員には、
生前に母親が愛した
カーネーションの花を配りました。

これがいつのまにか慣習になり、
「母の日」が生まれ、
カーネーションを贈るようになったんです。

おそらく
「母親に対して感謝を伝えられていない」
というのは、
誰しもにあった感情だった。
だから国や宗教を越えてまで、
全世界に広がることになったのでしょう。

そういう意味では、
単に「母の日」ということでなく、
この日は
「ずっと伝えられなれていない、
ありがとうを言う日」
とも言えるわけです。
そういう人って結構いますよね。

自分の母親という枠を越え、
ふだんから感謝をしている人に
あらためて感謝の言葉を
贈るだけでもいいのではないでしょうか。

まあ本当は、
母の日じゃなくても
やるべきなんでしょうけどね。



[公私混同の時間]

古典学のススメ32〜いまでも役立つ「マーフィーの法則」

古典の紹介の連載。
このところは『武士道』や『啓発録』など
自分が現代語訳した本の紹介が多かったので、
新規紹介は久々になりました。

ちょっと今日は趣向を変えて、こちら。
眠りながら巨富を得る
(三笠書房)

ご存じの方も多いでしょう。
ジョセフ・マーフィー博士の本ですね。
訳したのは大島淳一さん。
亡き渡部昇一先生のペンネームです。

ジョセフ・マーフィー博士は、
「願ったことは実現する」という
いまでいう
「引き寄せの法則」に通ずる理論を説き、
70年代に大ブームを引き起こした方。
普遍的な理論とされ、
現代でもファンの多い人です。
本書は1972年に書かれた
代表作の1つになります。

人間には願ったことを
実現させる能力がある……。

これはある程度、真実なのでしょう。
現代の脳科学は、
そのメカニズムを少しずつ解明しています。

ただ、マーフィー博士の時代は、
そうではありません。
宗教者であり心理学も勉強していた彼は、
神の力と潜在意識の力で
これを解明しようとしたわけです。

だから
「科学」と「スピリチュアル」が
混合した本になり、
どちらの側にも影響を与えました。

ただ、何よりこの方のすごいところは、
「願ったことを実現した人」の事例を、
とにかく集めまくったこと。
だからこそ大量の書籍が生まれたのですが、
本を読めば、
どこかに自分と通ずる話がある。
それが現代まで、
幅広い読者をつかんでいるんでしょうね。

本書のすごい冒頭です。

「『富む』ということは、
あなたが生まれながらにして
神から与えられた権利です。
別の言葉で言えば、
あなたがこの世に生まれてきたのは、
人生のあらゆる分野で
すばらしい生き方をして、
生命を十分に発揮するためなのだ、
ということです」

誰にでもあるけれど、
誰もが生かしていない力。
そして誰もが富を得ることができると
真っ向から説いた本。

信じる信じないはともかくとして、
何かを成し遂げたい人であれば、
一度は目を通しておきたい
自己啓発の古典ですね。



[夏川賀央の「古典学のススメ」]