私たちを踏みつけるその足をどけて

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「男性の皆さん、
私たちを踏みつけるその足をどけて」

こちらはアメリカの最高裁判事、
ルース・ベイダー・ギンズバーグさんの言葉。
18日に87歳にて、
生涯現役の人生を終えました。

日本で最高裁判所の判事といわれても、
「誰だろう?」と、あまりピンと来ません。

しかしアメリカにあって
ギンズバーグさんは、
若い人まで、そのイニシャルをつづった
「RBG」という旗を掲げて
嘆き哀しんでいます。

対立してきた、あのトランプ大統領まで
賛辞を送っていましたが、
どんな方だったのでしょう?

女性はもちろん、
社会的なマイノリティの権利を守るため
戦い続けた人生。
その出発点は、50年代に
女性として法曹界に入ったときから
始まっています。

つまりは自身が
差別を受け続けてきたんですね。
ハーバードのロースクールでは
「男子の席を奪ってまで入学した
理由を話してくれ」と学部長に言われたとか。

そんな立て前の平等しかなかった
アメリカにあって、
「女性の権利プロジェクト」を
若くして立ち上げ、
あからさまな不平等に対し
法律家として戦い続けた。

そして90年代に最高裁判事に指名され、
入学者を男子のみとしていた
軍事学校への違憲判決など、
いまだ残っている数々の差別待遇に
メスを入れていったわけです。

2018年にがんを宣告されますが、
それでも闘病をしながら、
執務を続けていました。

自らが引退をしてしまえば、
仕事における高齢者差別や、
身体障害者への差別にもなりかねない。
そんな思いだったのでしょう。

人生を通じて最後までぶれないからこそ、
反対意見を言う人々からも
尊敬された。

その生き方は、
映画にすらなったとか。
何があっても負けちゃいけない。
そんなことを教えてくれる
見事な生き様。
そんなふうに生きたいですね。



Words of Wisdom〜君はこの言葉を知っているか?

コンビニが「便利」である理由

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今日はセブン−イレブンで、
「お釣りをもらい忘れる」という
失態をおかしてしまいました……。

普通ならありえないのですが、
いまは「時代の変化+コロナの影響」で、
少々、コンビニでの買い物が
面倒になっています。

①袋が有料になり、
エコパックを持っていくようになった
②電子キャッシュの普及もあり、
支払いをレジ横のセルフ機で行なうようになった
③コロナの影響で、
自分で袋詰めをしなければいけなくなった

これらに不満はないのですが、
コンビニはスーパーと違って、
買ったものを袋に入れる用の
テーブルがありません。

だからお客さんが並んでいるレジの先頭で、
ただ、じっと見つめている
店員さんのプレッシャーを感じながら、
支払いから袋詰までを
大慌てでやることになってしまう……。

結構、これに煩わしさを感じる方は
多いのではないでしょうか。

私が小心者だからかもしれませんが、
やはり慌てて、つい精算機からのお釣りを
取り忘れてしまいます。

家に帰ってから気づき、
「お釣りを忘れていませんでしたか?」と、
電話で確認。
すると
「すみません。届いていませんです」
との回答です。

誰かが持っていってしまったのか?
弁当代など5000円で支払い、
2000円くらいのお釣り。

仕方ないか……と思い、
「もし届いたら」ということで
携帯の連絡先だけ伝えました。

すると10分くらいして、電話です。

「申し訳ありませんでした。
別の店員が取り忘れに気づき、
お預かりしていました!」

さすが、ぬかりない。
すぐに取りに行かせていただきました!

まったく感謝しかないのですが、
どんなに不便になっても、
それを補うのは店員さんの努力。

臨機応変な対応ができることが、
何よりコンビニがコンビニたる理由ですね。

ただ、いつもいつも、
こんなふうに救われるとは限らない。
スマホ決済も選択肢でしょうが、
気をつけて買い物をしなければならない時代
……にはなっているようです。



[効率無視の仕事術]

絶望の縁に立たされた人間に可能なこと

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久しぶりに夏川が読んだ本の紹介
……ですが、
じつはステイホームの時期に
紹介しようと思いながら、断念した本。

ウンベルト・エーコさんの
『前日島』(文藝春秋社)ですね。

紹介しなかったのは、
「すごい本」とは認識していたものの、
内容をすっかり忘れていたから(笑)

おそらくエーコさんの
『薔薇の名前』を読んだ方はわかるでしょう、
哲学者であり、
記号学の大家として知られたその著作には、
本筋と関係のないマニアックな歴史知識に
あふれています。
だからとにかく読みにくい……(笑)

まあ、私は案外と
そういう本が好きなのですが、
今回は読み直して紹介。
ただステイホームの時期に読むには、
少し重かったかもしれませんね。

ただ、本書がすごいのは、
舞台が1か所からまったく動かないこと。

それは17世紀の大航海時代、
南海の日付変更線上に停泊した
「ダフネ」という打ち捨てられた帆船。
主人公は遭難したのち、
漂流してこの船に流れ着きます。

目の前の日付変更線を超えれば、
そこには島がある。

けれども潮流と珊瑚礁の海域に阻まれ、
上陸することができない。
食料はある、飲み水もある、
生きていくことはできるけれど。
主人公はたった1人で、
この場から動くことができない。

何とか日付変更線を超え、
1日前のあの島に
たどりつくことができたら……
孤独と戦いながら、
主人公は悪戦苦闘を繰り返すわけです。

そんな主人公が、
最後に希望を見出す手段としたのは、
「小説を書く」ということ。

結果、妄想と現実の区別がつかなくなり、
身を滅ぼすことにもなるのですが、
最後まで空想を続けたことが、
絶望的な状況下でも
諦めずに可能性を追い求めることに
つながってはいた。

考えることができる限り、
私たちはどんな状況化にあっても
未来を探り出すことはできるはず。

そんなことを教えてくれる大著ではあります。
ぜひ興味を持った方は
チャレンジしてみてください。



[常識転換の読書術]

「マッチ」の誕生

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9月16日は、
「マッチの日」だったそうです。
昭和23年のことですが、
はじめてマッチの自由販売が
認められたそうです。
それまでは配給制だったとか。

でも、マッチ……って、
いまどれほど家庭にあるでしょうか?

ライターが当たり前の現在、
マッチはあまり見なくなりましたよね。

画像は日東社の、
「桃印」の徳用マッチ。
懐かしいと思う人も多いでしょう。
まだ買えるのかな?
……と調べてみれば、
2017年に製造を中止しているそうです。

でも、
火打石を使ったことのある人、
あるいはキャンプなどで
火を起こしたことのある人、
経験があれば、どれだけマッチの発明が
画期的だったかはわかるでしょう。

そもそもマッチが発明されたのは、
今からおよそ200年前の1827年。
イギリスの発明家、
ジョン・ウォーカーによるとのこと。

蒸気機関や紡績機に隠れていますが、
産業革命がもたらした
「世の中を変える発明」の1つだったんですね。
その名前もラテン語で
「ロウソクの芯」を意味する言葉から
生まれました。

50年後には
元加賀藩士だった清水誠さん、
という実業家が「新燧社」という企業で
製造を始めています。

ただ、初期のマッチは、
どこででもこすれば火が付くもので、
火事が起こりやすかったそうです。

箱の側面でこすることでしか発火しない
「安全マッチ」が1879年に開発され、
それから全世界に普及するように
なったそうですね」。

その安全マッチも、
いまや世の中からなくなろうとしているのか。
喫煙者の少なくなった現在は、
居酒屋などでマッチを置いているところも
少なくなっているみたいですしね。

でも、個人的には文化として残ってほしい。
そうでないと「いざ」というとき、
案外と火を起こすのに
苦労する日がありそうな気もします。



[公私混同の時間]

つい、手が出てしまう商品とは?

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家の近くに
「ココカラファイン」という
ドラックストアがあります。

たまたまシャンプーやら、
目薬やらを選んだあとで、
カウンターのところに行くと、
つい目に入ったのがこちらのビスケット。

よそのスーパーでは見たことがありません。
そりゃあ、そうでしょう。
POPなデザインの袋には
目立つように「ココカラファイン」の
マークがあります。

つまり、このドラックストアの
チェーン店だけで売っている
オリジナルのビスケットなんですね。

見たところ、種類は
チーズのクラッカーと、
野菜のクラッカーと、
このリンゴバタークッキーの3種類。

どれも値段は100円くらい、
でしたから、
なんとなくリンゴに惹かれて
つい買ってしまった。

まあ、それなりに美味しいですよね。

にしても、どうしてドラックストアで
クッキーなんだろう?

他の店と同じように、
最近のドラックストアですから、
店の中にはお菓子はもちろん
インスタント食品も売っています。

でも、お菓子を買うなら、
本当はコンビニでもスーパーでもいいんです。
ここで買うのは、
だいたい「ついで」の衝動買い。

ならば思いっきり
オリジナルの目立つ商品を
カウンター近くに置いてみたらどうだろう……。

ちょっと実験ですが、
私のように手に取る方は
案外といるのでしょうね。

他所にない商品だから、
ここで買いたくなる心理も
起こるのでしょう。
何となく健康的なお菓子にも
感じてしまいますし(苦笑)

ドラックストアだからといって、
売るものは薬や日用品だけではない。
ただ重要なのは、
他とは違う特別感を出すことなんでしょう。



[効率無視の仕事術]