成功者の「時間」の使い方18〜ビーグル号の時間術

『時間を使う人、時間に使われる人
(きずな出版、1404円)を、
さらに皆さんに役立ててもらうため
ブログで連載を始めた
「成功者の時間の使い方」。
18回目ですね。

じつは11月24日は、
生物学史、というより、
世界の科学に大革命が起こった日。
1859年のこの日に
チャールズ・ダーウィンの
『種の起原』が
イギリスで発行されたんですね。

この本で生まれた「進化」という概念は、
生物学の知識を覆すだけでなく、
社会主義革命にも取り入れられ、
歴史を大きく変えていくことになりました。

そこでダーウィンさんですが、
じつは「限られた時間」を
非常に有効に活用した人でもあったんです。

それは有名な「ビーグル号」の航海。
ガラパゴス島の生物調査を行なったことが、
彼に「進化論」の発想をうながしました。

ところが若き日にこの調査に参加した
ダーウィンさん。
じつは科学者として同行したわけでも、
調査隊のメンバーだったわけでも
なかったんです。

じゃあ何か……といえば、
なんと「カウンセラー」のような立場でした。

このダーウィンさん、
地質学や生物学が大好きで、
大学で博物学を学びました。
でも本当の専門は何かといえば、
「神学」だったんですね。
お父さんの要望もあり、
彼は神父さんになる予定だったんです。

彼をビーグル号に乗せたのは
船長さんでしたが、
当時、遠洋航海の船長はといえば、
非常に孤独でキツい仕事。
だから自殺する人なども多くいたとか。

そこで航海中に、
話し相手になってくれる人がいたほうがいい
……ということで、
選ばれたのが
若きダーウィンさんだったんです。
調査に専属する科学者は別にいました。

でも、本当は博物学を学びたい
ダーウィンさんです。
せっかく当時ほとんど知られなかった
南米や南太平洋の地を訪れたわけですから、
時間を見つけては独自の調査を行なったんです。
ノートを取り、
せっせと記録もつくり始めました。

そうこうするうちに、
正式な科学調査担当だった博士が
体調不良かなんかで
船を降りてしまったわけです。

「じゃあ、お前やれ!」……。
それで非公式ですが、
ダーウィンさんはガラパゴス島などの調査を
任されることになった。
これが『種の起原』につながったんですね。

言われた仕事だけをやっていればいい
……というわけではない。
限られた時間を、
勝手ながら自分の望むように
有効活用したから。
彼の成功が生まれたわけです。
これは見習わなくてはいけませんね!



[時間を使う人の秘密]

誰の「勤労」に感謝する?

11月23日は、
「勤労感謝の日」でお休みでした。

そういえば子供のころは学校で、
「お父さんに、先生に、
働く人たちに感謝しましょう」
なんて習いました。

でも、いまになると逆に疑問!
自分は感謝すればいいのか?
それとも誰かに感謝されるべきなのか……?

まあ、
「勤労を尊び、生産を祝い、
国民が互いに感謝し合う日」
……なんて定義されていますが、
そう定まったのは戦後のこと。

本当は違うんです。
この日はもともと
「新嘗祭(にいなめさい)」
という行事の日。

これが何かといえば、
国家規模で行なわれる
「稲」の収穫祭です。
日本は国家形成期のころから、
天皇が代表してその年の実りに対し、
神に感謝する祭儀を行なっているんですね。

もちろん、
いまでもそれは続けられています!

これがなぜ
「勤労感謝の日」になったかといえば、
ようは戦後の占領政策の結果です。
ただ、まあ皇室では連綿と続けられている
歴史的な感謝祭を、
国民がほとんど知らずにいる
……っていうのも、変なことですよね。

ということは、
今日本当は誰の勤労に感謝すべきか
……といえば、
趣旨を考えると
「実りを与えてくれた大地そのもの」
ということになるのでしょう。

そう地球の勤労に感謝する。
考えてみれば、
いつもいつも私たち感謝が足りず、
罰が当たるくらいに、
この環境を傷つけているのですから、
そういう日があったほうが
いいのかも。

23日に忘れていた方は、
これから感謝してくださいね!

写真は数年前、道志村で
私も参加して「田植え」をし、
「稲刈り」にも参加させてもらった稲。

来月、「賢者の会」の講師、
https://www.facebook.com/events/1795096680788092/
馬英華さんを連れて参加したのは、
よく覚えております!



[仕事ができる人の歴史入門]
夏川の「日本史」入門はこちら

18年目のシャンデリア

今年もこの時期になったんだな……と、
これを見ると、
クリスマスシーズンから年末を
あらためて感じてしまいます。

恵比寿ガーデンプレイス。
フランスのバカラでつくられた
シャンデリアですね。
正式には
「ETERNAL LIGHT」というのですが、
11月〜1月に設置されるのも
今年で18年目。

家からも比較的近く、
恵比寿で仕事をしてきた時期もあり、
いまも度々、買い物やら銀行やらで、
ここに来ている私です。
もう18年、この時期に
これを見続けているんですね。

もはや秋に紅葉があり、
春に桜が咲くのと同様、
自分の中では
当たり前の季節風物詩になりました。

18年もの間ですから、
私もいろんな立場で
いろんな人とこれを見ています。

はじめて設置されたとときなど、
確か会社からの帰りに物珍しさで、
まだ嫁ぐ前の妹と
見たんではなかっただろうか……。

それからもいろんな人と、
このシャンデリアを見た思い出がある。
でも、記憶に新しいのは、
やはり昨年でしょうか。

折しももうすぐ1周忌になりますが、
父親の葬儀のあとです。
そのときは三越に
お香典返しを買いに来たのですが、
連れてきた母親ははじめて
このシャンデリアを見たようなんですね。

そのとき私は知りました。
女性は70代になっても、
美しいものを見るとき
これだけ目を輝かせてはしゃぐんだな
……と(笑)
妙に感動してしまった。

考えてみれば、
人寄せのイルミネーションであり、
「ああキレイね」で話の足しにする
観光名物のようなものなんです。

でもそれを違った角度で、
違う思い出で、私たちは見ることができる。

一種の「定点観測」なのでしょうが、
だからこそその場所は
かけがえのない場所になる。

そう考えると、たまたま
「よく通る場所に
ガーデンプレイスがある」
という立地で育った私は、
幸せ者なのでしょうね。



[公私混同の時間]

アフリカの偉大な民族の現在

お相撲さんのニュースで持ち切りの日本
……ですが、
はるか遠くのアフリカでは
クーデターが起こっています。

南アフリカの北にある
「ジンバブエ」という国ですね。

90代まで独裁を続けた大統領が、
私欲に走って、
ついに更迭された……と。
まあ平和裡にやってそうなことが救いですが、
一刻も早く安定してほしいものです。

このジンバブエという国、
日本にはあまり
お馴染み……という方は少ないでしょう。

数年前は空前のインフレで話題になりましたが、
そもそも
人種差別政策をとっていた南アフリカで
自由を求める運動が起こったとき、
差別主義の白人層が結束してできた
「南ローデシア」
という国に端を発しています。
いまは差別主義も打開されました。

ただ、そんな小国かと思いきや
じつはアフリカでも有数の
古くから強大な黒人王国が栄えた
地域なんですね。

それが
「グレート・ジンバブエ」と言われる文化。
写真は世界遺産にもなっています。
1868年に発見された
グレート・ジンバブエ遺跡の全景です。

なかでも栄華を極めたのは、
11世紀くらいに誕生した
「モノモタパ王国」という国。

なんせヨーロッパ人に先んじて、
イスラムにインドに中国に……と、
各国と貿易していた国際国家でした。

大航海時代が始まり、
やっとポルトガル人がやってきますが、
他のアフリカ国と違って
軍事侵攻をものともしなかったんですね。

仕方なくポルトガルも、平和的に交易。
この辺りは同時期の日本と同じですね。
ただ、帝国主義の時代に
イギリスに占領されてしまいます。

つまり、かつては
アフリカの中心の1つとも言える
文化先進国だったジンバブエ。
苦労しているのは、
「たまたま歴史の流れでそうなった」
……というだけのこと。
過去に栄光があるなら、
未来にだってある可能性は
十分にあるんです。

縦軸と横軸で世界を見れば、
いろんなことが考えられますね。



[仕事ができる人の歴史入門]
夏川の「アジア史」入門はこちら

世界的な「子供の日」に

子どもの日……といえば、
日本では5月5日ですが、
じつは11月20日というのは
世界的な「子どもの日」だったそうです。

1989年に国連で
「児童の権利に関する条約」が
世界的に採択されたことにちなんでいる
……とのことですね。

じつはこの
「児童の権利に関する条約」は、
その30年前に起草された
「児童の権利に関する宣言」を記念したもの。
世界を駆け回って
この起草に尽力したのが
小学校の先生だった1女性。
エグランティン・ジェップさん
……という方です。

ときは第一次世界大戦が始まるころ。
「神の啓示を受けた」とのことで、
いまで言う社会起業をイギリスで始めた彼女は、
やがて敵国だった
ドイツやオーストリアの子どもたちが
大変な貧困に苦しんでいることを知る。

そこで
「セーブ・ザ・チルドレン」
という団体をつくり、
「戦争に関係のない子どもたちを
国境の枠を超えて守ること」を
世界にうったえ続けたんですね。

インターネットもない時代、
とうとう国連まで巻き込んで、
世界的な採択をさせてしまったのは
かなりすごいこと。
「思いつき」でも、
その信念が人々の心を打てば、
世界を動かすことができるわけです。

ちなみにこの
「セーブ・ザ・チルドレン」。
3つの柱からなる活動をしているそうですが、
「子どもを尊重し、大切にする」
「子どもに生きる希望とあらゆる機会を提供する」
とともに、
「子どもから学ぶ」
ということも掲げているとか。

かつて
『大人の頭で考えない。』という本も書いた私。
実際、子どもたちと話せば、
常識を突破する発想に驚かされるし、
「わかりやすく説明する」
ということの難しさもわかる。
また、子供たちから得る情報には
新しい時代の変化を感じ取ることも
できるんですね。

とくに身近に子どもがいない方は、
ついつい大人の思考で固まってしまう。
こういう機会に思い出したいものです。

写真はその昔、静岡で、
子どもたち向けの講義をしたときのもの。
こういう活動は、
またどっかでできたらいいなあ……。




[効率無視の仕事術]