運河には魔物が住んでいる!?

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スエズ運河に座礁していた船が、
ようやく動き出したそうです。

潮が引いたときに
地面を掘って船が動けるようにし、
潮が満ちたときに他の船で引っ張る……と。
ほとんど溝にはまった車を引っ張り出す方法の
超巨大バージョンでしたが、
やっと物流が動き出して何よりでした。

このスエズ運河、
大学時代にエジプトに長くいた私ですが、
観たことはありません。
飛行機の上から見えたくらいか。
ナイル川からは遠いですものね。

ニュースで見ると、
距離は200キロ近くありますが、
幅は200メートルくらい。
竣工当時の挿絵を見ても、
巨大運河には見えませんよね。

幅77.5メートル未満の船が
一方通行で通れる限度で、
事実上、これが船の幅の世界規準。
「スエズマックス」と
呼ばれているそうです。

それくらい船の運航には重要な場所、
なんせここを通らない限り、
普通はヨーロッパからアジアへ行くのに、
アフリカ大陸を回って来なければ
いけなくなるわけです。
地中海から紅海をつなげた意義は
大きいですね。

これを建設した人物、
フランス人のレセップスという人。
世界史で習いました。

19世紀中ごろ、トルコ帝国から
ほぼ独立していたエジプト領。
イギリスがその利権を狙い、
たびたび邪魔されます。

10年かかってやっと
レセップスは運河を完成させますが、
イギリスは労働者を不当に
働かせたことを非難し、
投資家からもほとんど無視された
事業になったようです。

それでも運河が完成すれば、
「こんな便利なものはない」と
各国が使うようになります。
その結果、レセップスさんは何とか
建設費用を回収できたのですが、
そのお金で今度は、
「パナマ運河」をつくろうとする。

で、結局、会社は
破綻してしまった……と。
レセップスさんはパナマで感染症に冒され、
失意の中で亡くなったそうです。

その後、スエズ運河は、
エジプトとイギリスで権利を奪い合い、
たびたび紛争の原因になりました。

偉大な仕事が、
必ずしも人を幸福にするわけではない。
何を目的にするか、人々に何を提供するか。
マネジメントが大事なんだということを
示す好例かもしれませんね。



[効率無視の仕事術]

ありがたい「権利料」のお話

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作家やライターとして本で執筆する場合、
あるいは編集協力で仕事にかかわる場合、
私の仕事は「印税」という
その作品に対する売上の一部を
権利料の形でいただくことが
多くなっていきます。

そうすると本が重版するたびに、
あるいは文庫になったり
リニューアルされるたびに、
さらには海外翻訳とか電子版になるたびに
その一部を権利料として
いただけるわけですね。

話だけ聞くと非常においしいのですが、
出版不況とされる現在、
本が何度もリニューアルされることは、
なかなかなくなっている。
代わりに電子版はすぐに出るのですが、
権利料はダウンロード数に応じるため
売上はかなりの少額になってしまうのが
実際になっています。

なかなかライターには
厳しい時代になってますね。

でも、悪いことばかりではないようです。

本日、ダイヤモンド社さんから
それこそ10年以上も前の本に関し
「ダイヤモンドプレミアム原稿料」
の形で権利料が入っていました。

額も電子版のような
ダウンロード数に応じた細かい額でなく、
翻訳本の印税くらいはあります。

予期しなかった収入だから、
ものすごく嬉しい!
でも、一体どうしてもらえるんだろう?

調べるとなるほど。
「ダイヤモンドプレミアム」とは
月額の会員料を払う形で、
ネット上のさまざまなサービスを
受けられるもの。

そのうちの1つで、
厳選された書籍を
自由に読むことができるサービスが
あるわけですね。
いわばその
「ネット図書館」に入るコンテンツとして
原稿使用量がいただけたわけです。

こういうサービスが世の中に広まれば、
書いた本に応じて権利も
派生することになるのかもしれない。

なるほど電子の時代になり、
1つの作品に対する権利の価値は
下がってしまってますが、
その代わりに、
使われるコンテンツの種類は
まだまだたくさん出てくる可能性は
あるわけですね。

これからの時代、
こういう様々なコンテンツの加工の仕方を
制作側も提案できるようになると
本当はいいのかもしれません。

考えていきたいものですね。



[お仕事のページ]

桜ばかりが花でなし

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3月に咲く、ピンク色の
美しい花は……?
といえば、日本人なら誰もが
頭に思い描くのは桜でしょうが、
よく見ると、
こちらも満開になっていました。

桜よりも、かなりデカい花。
こちら、
「木蓮」ですね。

そういえば、よく名前を聞く花。
なのに花のイメージがすぐ出ないのは、
日本では桜がポピュラーすぎるのでしょう。

「木蓮」という名の通り、
「蓮」に似た大きな花。
質素な桜とは正反対に
派手な毒々しい花を咲かせるからか、
日本では「女郎花」などとも
呼ばれるそうです。

ただ、世界的には、
むしろこちらのほうが
春のシーズンをイメージさせる
ポピュラーな花。

英語では「マグノリア」なんて
呼ばれますね。
日本名の「木蓮」と
一致しませんでした。

ちなみに北朝鮮では
「国花」なのだそうです。
つくづくあの国も
日本と正反対ですね。

派手だけど桜のせいで
気づきにくくなるこういう花。
探すと以外に
あるのかもしれません。

桜の名所はどこもかしこも
この休日に人があふれていました。
気持ちはわかりますが、
なんといってもコロナの時期では
まだあります。

今年はせっかくの機会ですから、
桜ばかりに目を奪われず、
身近にあって気づきにくい春に
注目してもいいのかもしれません。

「お花見」だって工夫次第。
あと少しの間ですから、
感染を広めないように楽しみましょう。



[公私混同の時間]

ブックカフェで過ごせる時間

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目黒通り沿いの碑文谷に
その昔はダイエーがありました。

いまは「イオンスタイル」に
なっているのですが、
上のほうの階に小さな本屋があります。

久しぶりに行ってみれば、
本屋さんはちゃんと残っていて
併設してカフェもできているんですね。

パーティションと、
ペーパーバックに囲まれた席。
コロナ禍だからか、
ふだんからこんなものなのか。
お客さんもあんまりいませんでした。
(階下にあるスターバックスは
けっこう混んでましたが)

ちょうど時間を潰さなければ
いけなかったこともあり、
久々、本に囲まれたなかで
上質な時間を1時間くらい
過ごすことができました。

なかったなあ、こんな時間、
しばらく。

そもそもダイエーがイオンになってから、
来ることも少なくなった
この場所です。
ここでしか買えないものも
いまはありませんし。

ただ、この近くには
車のディーラーがあります。

先日、サイドミラーを
ぶつけてしまった話をしましたが、
今回は部品を取り寄せ、
修理をする間、
ここで時間を潰すことになったんですね。
落ち着くなあ。

商業施設へ行ったり、
カフェへ行ったりという時間、
そういえばずっととることは
できませんでした。

「家で本を読めばいいじゃん」と
効率的にはその通りなんですが、
たまに「違う場所」で過ごす時間が
あるからこそ、
脳内で刺激が起こり、
ほどよく集中力が持続することは
あるんだろうなと思います。

実際、どこにも行かないと
私の場合は読書時間が
確実に減っています。
いけないですよね。これは。

まだコロナ感染は予断をゆるしませんが、
せっかく緊急事態宣言も解除されたのですし、
外の時間を増やすことができたらとは
考えています。



[公私混同の時間]

電子版でのリニューアルが決まりました!

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こちらは2012年に
東京堂出版さんから発売された
『すぐ「できる人」になる習慣術』
という本。

いつもの「振り返り」ではありません。
純粋に仕事のお知らせで、
今回、別な出版社さんから
電子版でリニューアルされることが
決まりました。

9年越しというのは、
なかなか珍しいこと。
気にとめてくださる編集者さんがいる、
というのは、本当にありがたいですよね。

にしても、よく見つけてくださったなぁ。
気持ちだけで嬉しくなります。

「習慣術」というのも妙は言い回しですが、
人間って案外、
「習慣化」さえしてしまえば、
できてしまうことがたくさんあります。

それは変な話ですが、
「偽善」をずっとやっている人がいれば、
それは要するに
「いい人」ですよね。

心情でなく行動がその人を変える。
心を変えるより、
行動を反復させることのほうが
ずっと大きいんです。

本書の「7つの自分を変える
7つのスイッチ」とは、
まさにそうした「行動変容」のヒント。

1.「大丈夫だ」と言う
2.自信がなくてもやる
3.できる人のフリをする
4.過剰に期待しない
5.自分に甘くなる
6.初心を取り返す
7.「いちばん大事なこと」だけに集中する

とにかくあれこれ考える前に、
本書の内容は
「やってみればいい」ということ。

すぐ「できる」のが、
何より実践的で
いいのではないかでしょうか。

またきちんと発売されたら告知をします!
修正のチェックのため
しばらくぶりに読んだら面白かったかも。

夏川の本って、
結構古くてもお勧めですよ。
まあ、売上的には
マーケットプレイスとかで買うより、
電子版が出てから
ダウンロードしてほしいのですが(笑)



[お仕事のページ]