長く東京を楽しませてくれた歴史に感謝

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いつのまにか8月も
今日で終わりの31日。

本日は東京を代表する遊園地
「としまえん」の最終日でもあるんですね。
新聞には「Thanks」という文句で
「あしたのジョー」の最終コマをあつらった
広告が出ていました。

真っ白に燃え尽きた
……ということなんでしょう。

名物の「流れるプール」に行ったのは、
いつの日だったか。
じつは東京にいる人間には、
「あまり縁起のよくない場所」という
ジンクスもあり、
そうそう頻繁に行ったわけではありません。

それも身近な場所にあったゆえ、
なのでしょうか。

としまえんは94年という
長い歴史のある遊園地。
開園したのは大正15年、
関東大震災の3年後になります。
ちなみに日本には「花やしき」のように
江戸時代からある遊園地もありますから
日本初というわけではありません。

当時、藤田さんという財界の個人が、
自宅にしようと入手した土地。
ただ、あまりにも広い土地が
手に入ってしまった。
「これを個人のみで使うのは不謹慎」
と考え、
景勝地として開園することにしたんですね。

ちなみに豊島区にあったから、
「豊島園」ではありません。
実際、ここは「練馬区」にあるのですが、
そもそも室町時代に
「練馬城」というお城があり、
治めていたのが「豊島氏」という
豪族だったそうです。
それらが現在の区名になっているんですね。

その後、経営母体が次々と変わり、
新しいアトラクションも次々と変わって
94年の間に進化してきたのが
「としまえん」の経緯。

その意味では、
ワーナーブラザーズがこの地を使って
新しいテーマパークに生まれ変わるのも
歴史の延長なのかもしれません。

「この地で皆に楽しんでもらいたい」
という当初の開園者の望みは、
まだまだこの先も継続していくんでしょうね。

生まれ変わったら、ぜひ行きたいなあ。



[効率無視の仕事術]

「竹の子族ヌードル」って何?

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スーパーで見つけた
「竹の子族ヌードル」と
「ウーパールーパーヌードル」。

わかる人がどれくらいいるのか?
「一体何だろう……?」なんですが、
つい、面白がって
買ってしまいますよね(笑)

中身は普通のカップヌードルなんですが、
なんでも2019年に
日清のカップヌードルは、
年間売上1000億円を達成したとのこと。

その記念ということで、
発売から49年の過程において
同時代に流行した言葉を、
パッケージにアレンジした商品を
8月から発売しているんだそうです。

「竹の子族」は1980年。
「ウーパールーパー」は1986年。

ウーパールーパーは、最近、
ペットショップなどで売られるようにすら
なりましたが、
竹の子族はもう、
知らない人も多いだろうなあ……。

パッケージは全部で60種類。

ちなみに発売した1971年は、
「スケバンヌードル。
最新の2020年は、
「よいちょまるヌードル」。

発売に合わせて、
記念の「テレフォンカード」も
登場したそうですが、
いま一体、誰が使えるのだろう?

何とも自己満足的な企画では
あるのですが、
49年もの歴史があれば、
幅広い世代の消費者さんに
それぞれが記憶している思い出に
どこかマッチするでしょう。

個々にうったえかけるマーケティングとしても、
案外と面白い戦略なのかもしれません。

どの世代のものが売れたのか
……などと合わせて、
興味あることも多いですよね。
気になる方は、
ぜひ自分の記憶残るキーワードの
パッケージを探してみてください。



[効率無視の仕事術]

成功者に課せられた責務

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「白人が多数を占めるスポーツで
会話を始めることができれば、
正しい方向への一歩だと思う」

テニスプレイヤー、
大坂なおみさんの言葉ですね。

ご存じのように、アメリカで起こった
黒人男性に対する銃撃事件への抗議として
「ウエスタン・アンド・サザン・オープン」の
準決勝辞退を表明。

けれども大会の主催者側も
大坂さんの問題指摘に賛同し、
試合の延期を決めたということでした。

日本では強気な大坂さんの
社会的発言のようにとらえている向きも
あります。
けれども同じような運動はアメリカにおいて。
野球でも、バスケットでも、サッカーでも
起こっていること。

確かにテニスの世界でも
「白人が多数を占める」のでしょうが、
いまだ人種差別が残っているアメリカで、
アフリカ系に生まれた人が
最も人種の垣根を超えて
成功者になりやすい分野の1つが
スポーツの世界かもしれません。

だからこそ、
そのスポーツの世界で成功者になれた人々は、
被差別者の代表としての責任を担う。

だから今回のように
人種間の社会的問題が起こったとき、
彼らは率先して立ち上がるわけです。
それが成功者に課せられた使命と、
考えているのでしょうね。

やっぱり成功し、地位を得て、
普通の人より豊かな生活を手に入れた人には、
そのぶん「大きな責任を担う」という
ことなのだと思います。
「好きなことだけやっていればいい」
ということではないんですね。

余談にはなりますが、
ちょうど時を同じくして、
本日は総理の辞任表明もありました。

持病の悪化で、
政治的な決断に影響が出る可能性がある。
だから今のうちに後継に席を譲る……。

大坂選手と比較するわけではありませんが、
「自分はやるべきでない」という状況になったら
潔く退くのもトップの責任。

政策にはさまざまな批判もあれど、
それができるから、
逆に8年近くもの長期政権を維持できたのかな、
とも思ったりします。

トップの立場になる、というのは、
それだけ重いものを背負うことでも
あるんですね。



[奮い立たせてくれる言葉]

「あんみつ」の仕事術

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先日は「ところてん」を紹介しましたが、
こちらは「寒天」のほう。

天草から抽出したところてんの元を、
さらに冷凍保存してつくるのが「寒天」。
誰が一体、考えたのか?
(仏教とともに中国から伝来したそうですが)
手が混んでいますよね。

その寒天を、
大正時代からつくっているというのが、
この商品を売っている会社。

八王子の「むつみ」という会社で、
スーパーなどでたまに、
画像の古くさい袋に入って売っています。

「創業大正15年」とありますから、
94年の歴史ということですね。
調べると、豆腐などをずっと
売り続けてきた会社のようです。

高級そうですが、
値段は200円を超えるくらいで、
決して高いものではない。
開けてみると本当にシンプル。
「寒天+黒蜜+あんこ」
ただ、それだけ。

コンビニでカップで売っているもののほうが、
よっぽどデコレーションは
盛りだくさんかもしれません。

ただ、違うのはやはり
この「寒天」です。

ちゃんと「味」がある……。

そもそも海藻でつくった食材ですからね。
海の独特な風味がありますし、
ミネラルも豊富に含んでいます。
そのぶん透明ではなく、
少し濁った色をしていますね。

これに蜜をつけて食べる。
なるほど、ちょっと贅沢かもしれない。
「あんみつを食べる」というより、
「寒天を味わう」という、
これが本来のものなんでしょうね。

やっぱり古くからずっと人気のあるものには、
それなりの理由がある。

暑い日が続いていますので、
ぜひ機会あれば、味わってみてください。
寒天のみならゼロカロリーですからね!



[公私混同の時間]

コロナを読書文化の追い風に

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いつのまにかソファで眠り込んでしまい、
気づいたら、
もう朝の6時になろうとしている……。

お陰で目は冴えましたが、
少しクーラーの風に当たり過ぎたかも。
月末の締切も、ちょっと怖くなったり。
気合いを入れ直さないとですね。

それで今日は「本」に関する、
ニュースで見たこんな話題。
画像は美しい砂浜に並べられたパラソルですが、
これ、じつは「図書館」なんだそうです。

すでに23日に終了になったようですが、
茨城県の大洗海岸。
今年はコロナのため
海水浴場は開きませんでしたが、
その代わりこんなふうに
距離を置いたパラソル席と書棚を設け
「砂浜図書館」なるものを開催したんですね。

美しい風景を前にして、
海風を感じながら、読書をする……。

気持ちよさそうですが、
今年の夏は少し暑かったかも。
どれくらいの集客ができたのだろうか?

じつはこのコロナの状況の中で、
落ち込んでいた読書人口が
少し増えた、なんてことも言われます。

カミュの『ペスト』が妙に売れたり、
kindleのダウンロード数が上がったり。
個人的には
『マキャベリの「君主論」』のような
地味に発売された本に
重版がかかったりもしました。
そういえばブックカバーチャレンジ、
なんてものもありましたね。

家にいる日が多くなり、
あまりやることもない。
とくに感染して隔離……なんてことになれば
なおさらでしょうが、
「この機会に!」と本に手をつける人も
多かったのかもしれません。

出版の仕事に携わる側とすれば、
やはりこの流れは、
広げていくことを考えたい……。

じつは感染が1度おさまりかけたころに、
公園などの外で読書会をする企画を
考えたことがあります。

季節が梅雨から猛暑になり、
また、再び東京での感染者も多くなった
……ということでペンディングになりましたが、
「賢者の会」をこれから復活させるなら
そういうやり方もあるのかもしれません。

秋になれば、一般的には
読書ももっと盛り上がる時期。
せっかく火が少しでもついたのであれば、
そのほかのことに時間の使用を奪われないよう、
業界全体でも
いろいろ考えていくべきでしょうね。



[コロナ後の未来へ]