アジサイとシーボルト

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いつのまにか我が家の
アジサイが花を咲かせていました。
もう、そんな季節になっていたんですね。

このアジサイ、
確か私が小学生くらいのころ。
妹と一緒に、母親の誕生日に
プレゼントしたものだと思います。

それから何十年が経ったのか。
鉢植えから玄関口に移し、
背丈を超える高さで
すっかり根づいてしまっていますね。

根づくのも当然で、
アジサイというのは、
ほとんど日本固有の植物。
日本の土壌や梅雨のある季節に
適合して進化してきたもの。

「紫陽花」という漢字は
中国の詩からつけているそうですが、
それ以前から日本人にお馴染みの植物で、
葉はトイレの紙がわりに使っていた
……なんていう話もあります。

この日本固有の花に惹かれ、
ヨーロッパに紹介。
その後、世界的な花に普及させる
きっかけをつくったのが
江戸時代に来日した
シーボルトさんでした。

医者であり、
植物学者でもあったシーボルト。
日本で結婚していた
楠本滝さん(お滝さん)の名を
この花につけ、
「オタクサ」として広めたのは
有名な話です。

そもそもはドイツの軍に属し、
オランダ人を偽って
長崎の出島にやってきてから、
医者として仕事をしながら
情報収集活動もしていたシーボルト。

それがバレて強制送還になるのですが、
離ればなれになった家族への思いを
この花に重ねていたわけですね。

その後も彼は本国で
日本の本を書いたり、博物館をつくったり。

後年になってやっと彼は再来日し、
お滝さんとも再開するのですが、
娘の楠本イネさんは
日本初の女医になっていました。

そんなふうに幕末から明治にかけて
日本と世界をつないだ花。
この季節に親しみをこめて
鑑賞するようにしましょう。



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ブルーインパルスの仕事術

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今日は大勢の人が、
SNSに画像をあげていました。
ツイッターでも、
ずっとトレンド1位だったですね。

東京上空を2周したブルーインパルス。

「医療従事者を応援する」
という趣旨でしたが、
それ以上に大勢の人が
元気をもらったようです。

私もそれを見ていました!

なんせ、ほぼ我が家の上空が
ルートに入っていました。
地図上で近くで見れそうだな……と、
お昼過ぎに高場に出てみたのですが、
6機の編隊はほぼ頭上を飛んでいきました。
スゴかったですねえ。

かつて子どものころ、
ブルーインパルスのアトラクションを
たぶん厚木だったか。
観に行ったことがあります。

戦闘機、正確には訓練機なのでしょうが、
やっぱり男の子はワクワクするもの。
といって今日、近くにいたギャランティは
じつは皆、小さな女の子と
お母さんたちでしたが、
自衛隊も本当にいいパフォーマンスを
してくれたものです。

ブルーインパルスはなんでも
1960年という、
私が生まれる前に配備されたとのこと。
当時は米国製だったF-86から
いまは国産のT-2に変わっています。

5機が雲をたなびかせ、
隊長機が1機、先導する非行隊形。
多くの種類があるそうですが、
今日の2回目で催されたのは
「不死鳥=フェニックス」
というものだったとのこと。

2011年の東日本大震災からのとき
復興の願いをこめてつくりだした
編隊飛行の形だそうです。

じつはブルーインパルスが通常
配属されているのは、
宮城県の東松島の基地。
ここは2011年の津波でほぼ壊滅しています。

不死鳥のようによみがえった
ブルーインパルスは、
まさに再生の象徴になっているんですね。

そういえば2011年、
私はこの東松島で
ボランティアをしていました。
何もなくなった基地も目の当たりにしています。

それを思い出すと
いまの状況からも再生しようと
どんどん元気がわいてくる。
これからですよね。本当に。

ちょっと東京の感染者数には
不安なところもありますが、
再生に向けて頑張っていきましょう!



[コロナ後の未来へ]

植物名の発想力……これを一体、何に使おう?

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先日、池尻大橋の
川沿いの遊歩道を歩いていて
発見した珍しい植物。

白い、袋状の
釣り鐘のような花をつける
可愛らしい草ですが、
これ一体、
何と言う植物だと思いますか?

ヒントは、袋になった花に、
何を入れたいと考えるか。
答えを言うと、
「ホタルブクロ」
という名だそうです。

その名の通り、
子どもたちがこの花に
ホタルを入れて遊んだことからの
ネーミングだとか。

実際、この草は川辺や山里に
自然に生えている多年草。
季節も初夏〜夏だそうですから、
ホタルの時期にも合うわけです。

でも、ホタルをここに入れると
一体どうなるんだろう?
本当にそんな遊びをする
子どもたちがいたんだろうか?

そこでYouTubeを検索すると、
「使ってみた」動画が
いくつかありました。

なるほど、なかなか幻想的です。
文字通り「蛍光色」の
小さな提灯のようになってしまう。
いつか試してみたいですよね。

ちなみにこのホタルブクロを
観賞用に品種改良して
生まれたのが
「ツリガネソウ」だとか。
いまはこちらのほうが
ポピュラーでしょう。

でも、ホタルブクロのほうは、
よく見ればいろんなところに
咲いているようですから、
周りに目を凝らしてみると
いいかもしれませんね。

まあ、ホタルのほうは、
そうそういろんなところにはいませんが。



[公私混同の時間]

久々に見た医療の風景

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本日は久々、母親を都内の
某病院に連れていきました。

病院といっても「眼科」です。
コロナとは何の関係もありませんが、
とにかく大勢の患者さんが、
ギュウギュウ詰めで押し寄せるところ。

院内感染もあるやもしれないし、
怖いからやめようね……と、
この数カ月は伸ばし伸ばしで
治療や検査を延期しきたわけです。

けれども緊急事態も解除され、
「そろそろいいのでは」と、
朝から車を出し
私も現在の病院の様子を見てきました。

緊急事態が解けたとはいえ、
まだ多くの人が感染を心配している今です。
病院も厳格な体制をとっているのかな
……と思いきや。
意外と様子は、それまでと変わりません。

ただ、コロナを心配する患者さんは
入り口に設けたブースで対応。
病院内に入る際は入り口で
体温をチェックし、
マスク着用のうえ、
咳などをしていない人だけ
ラウンジに入れるようになっていました。

チェックをして
来院者を制限しているとはいえ、
院内はやっぱり患者さんで一杯です。

ときに眼科というのは、
相変わらず大勢の患者さんで超満員。
どう見ても
「密」でしか状態にはなっています。

ただ、できるだけ皆が
距離を置くようにしているし、
とくに咳をして飛沫を飛ばすようなことは
避けている。
危険そうなことは何もありませんでしたね。

考えてみれば、
コロナの緊急事態下であっても、
通勤時のラッシュや改札付近などでの
「超密」といえる状況は続いていました。

それでも意外と電車などでの感染は
聞いていない。
それぞれが気をつけるだけで
案外と感染は防げるのかもしれません。

「密集がダメ」と、人を避けるのでなく、
「自分が感染させてしまうかも
しれない可能性」に意識を向ける。
正面に人がいたって、
それはムリなくできることです。

重要なのは、そういうことですよね。



[コロナ後の未来へ]

「人の世界」と「人ならざるものの世界」

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「人ならざるもの」といっても、
別に化け物の類ではありません。
画像は、シラサギですね。

東京は港区の天現寺橋、
頭上は高速道路も通っていますが、
下は古川という川が流れています。

浅い川で、
あまりキレイな川ではないのですが、
見下ろしてみると、
そこには2匹のシラサギが!

観察していると、
面白い光景が見られました。

1匹がもう1匹から離れると、
もう1匹が一生懸命に追いかける。

今度はもう1匹がちょっと飛んで、
川の向こうのほうへ。
残された1匹も飛んで、
そっちのほうに近づいていきます。

すると追いつかれたほうは、
また飛んでこっちへ戻ってくる。
もう1匹も追いかけて
こっちへ飛んでいきます。

嫌がっているのか? からかっているのか?
そのうち2匹は一緒に、
どこかへ飛んで行ってしまいました。

これがいわゆる
「求愛行動」なのかはわかりませんが、
一方にはトサカのようなものがありました。
これは繁殖期のオスの特徴とのこと。

人間がここ数カ月、
コロナで苦しんでいる間、
彼らは彼らで繁栄のため、
自然の営みを続けていたわけです。

こんなふうに私たちの世界のすぐ近くには、
私たちと違う生命の世界がある。
ただそれは遠くから見るだけで、
決して干渉していけないものなのでしょう。

コロナウィルスというのは、
まだ性格に起源がわかっていませんが、
中国に生息する
コウモリ由来のものではないかと
言われています。

ウィルスにしろ、細菌にしろ、
通常はその保有者である生物の体内で
元来は普通に共存しているもの。
宿主を殺してしまっては、
ウィルスも住処を失ってしまうわけです。

でも、宿主と関係のない生物が干渉し、
間違って体内にそれを入れてします。
結果、種の絶滅につながるような
感染が起こるわけですね。

コロナの脅威はまだ終わったわけではない。
世の中にはほかにも、
たぶん恐ろしい伝染病は潜んでいる。
私たちは自然ととの付き合い方も
これから考えていかねばいけないでしょう



[公私混同の時間]