「ラグビー」の思考法

いま本当に盛り上がっていますね。
ラグビーのワールドカップ。

私もテレビで観ましたが、
アイルランドに勝ったときは、
どうしようかと思いました(笑)
スゴいですよね。本当。

トーナメントには上がれると思いますが、
この先どんどん競合を破ってほしい。

頑張れニッポンっと……応援も俄然、
力が入りますが、
1つラグビーには「応援」に対する
独特な考え方があることも、
とくに日本が躍進しているいま、
知っておいてほしいですよね。

実際、私は早稲田大学が強かったときは、
何度も国立競技場に足を運びましたから
なんとなく感覚的に
慣れたところもあります。

基本、ラグビーは「ノーサイド」の
スポーツですから、
本当は敵も味方もない。
だから「どっちを応援する」というのは、
原則的には「しないこと」なんですね。

だからスタジアムに行けば、
「こっちがどっち側」という応援席はない。

応援団もいないし、
鳴物入りの応援は禁止。
アメリカンフットボールのように
チアリーダーが出てくることもありません。

といって皆、所属する大学や
自国の代表を応援するのですが、
相手のいいプレーにも
称賛するのがマナー。
ヤジとかは言語道断になっているわけです。

こうした発想は、
ラグビー代表の半分が外国人であることにも
象徴されていますよね。

基本、ラグビーは民族や国境の壁を越えている。
だからその国に住み、
その国を愛して、そこでプレーするならば、
どこの国籍だろうが、
望む国の代表に入れるわけです。

どうしてそうなのかといえば、
ラグビーというスポーツが
イギリスのジェントルマンシップの下で
育てられてきたから。

だから強い国はのきなみ
かつてのイギリスの植民地ですが、
「大英帝国」の考え方として、
その中での差別は
撤廃しようとしたんですね。

もちろん日本代表には勝ってほしい。
でも、せっかくそんなスポーツの大大会が
日本開催でやっているわけです。

この機会に相手もリスペクトし、
各国のことを理解し、
親しむこともしていきたいですね。



[公私混同の時間]

「万に一つの可能性」に賭ける勇気はあるか?

9月も残り少なくなってきましたが、
28日は「世界狂犬病デー」という
日だったそうです。

この病気のワクチンを開発した
フランスの科学者、
ルイ・パスツールさんの
命日にちなんでいるんですね。
今から124年も前のことになります。

ちょうど
奮い立たせるくれる科学者の言葉90
という本で、
彼のことは取り上げていました。

「偉大な人々は目標を持ち、
そうでない人は願望を持つ。
準備を怠る者には、
チャンスは絶対に訪れない」

……そんな言葉を残しています。

なんせ124年以上も前のことです。
「ウィルス」はまだ発見されていないし、
感染症に効くワクチンというのも、
まだまだ世間に認知されていません。

けれども当時、「狂犬病」というのは、
多くの人が亡くなる
重い病だったわけです。
なんとかそれを克服しようと、
パスツールさんは
ワクチンの研究に励んでいました。

そんななかで、重度の狂犬病を患った
女の子が研究室に運ばれます。

まだワクチンは開発途上の段階、
投与して治る可能性は、高くありません。

しかも仮に投与して亡くなりでもしたら、
どんな批判を受けるかわかりません。
世の中には
「ワクチンなんてインチキだ」と
否定する人も多かったわけです。

しかし、放っておけば、
この少女は死を待つだけになる。
万に1つの可能性に賭け、
研究途中のワクチンを使うべきなのか?
皆さんだったらどうするでしょう?

パスツールさんは、
可能性に賭けたんですね。
何を批判されようが、
少女の命は助けたかった……。

ドラマであれば、こんな場合、
奇跡が起こって、
少女は助かりそうなものです。

でも、ダメだったんですね……。

だからパスツールさんは、
世間からの批判を多く浴びました。

でも、あきらめない!
やがて完全な狂犬病のワクチンは開発され、
結果的には多くの命を救うことになります。

苦しくても信じた目標を追い続ける限り、
いつか必ず成功の女神は
微笑んでくれるわけです。

ちなみにパスツールさんの信念は、
現在も「パルツール研究所」に受け継がれ、
HIVウィルスの研究などで、
成果を出し続けています!



Words of Wisdom〜君はこの言葉を知っているか?

大都市「江戸」の環境問題

昨日はブログで
グレタ・トゥーンベリさんの話題を書きました。
環境問題をうったえている
16歳の女性ですね。

世界が深刻な環境問題を抱えるなか、
日本は決して優等生ではありません。
CO2の排出量でも、
プラスチックごみの量でも、
アメリカや中国とトップを張り合うくらい。
人口換算にしたら、
ちょっと恥ずかしい感じになりますよね。
小泉大臣にも課題は大きいかもしれません。

じつは江戸時代までを見れば、
日本はエコロジーについて、
世界でも最も優秀な国の1つでした。

それは文明が
遅れていたからではないか
……なんて思うかもしれません。

でも、19世紀おいて「江戸」といえば、
当時のロンドンやパリを超えるくらい
多くの人口を抱えていた都市だったわけです。
庶民生活はそれらの都市より豊かで
消費文化も発達していました。

それで当時のロンドンやパリの
汚染状況と比べれば、
江戸はかなりのクリーン都市だったわけです、
一体どうしてそうなっていたのか?

まず江戸が大都市になり始めた
家康のころから、
幕府は「ゴミ処理システム」を
整えていたんですね。

ゴミの回収業者を指定するだけでなく、
街中でゴミを拾い、
川ざらいをしたりする事業者も整備しました。
つまり「お掃除屋さん」がいたわけです。

ならばゴミの処分はどうしていたか?

紙や瀬戸物などの日用品、
それに衣類などは、
完全にリサイクルしていました。
庶民だけなく、武士なども、
服は古着屋で購入する……なんてことも
多かったようです。

さらに「生ゴミ」などは堆肥として利用。
それでも余るゴミは、
東京湾や隅田川の埋め立てに
利用したんですね。

そのうえで幕府はたびたび
「倹約令」を出し、
必要最低限の消費生活を
たびたび奨励しました。

だからエンターテイメントが発達し、
書物文化があり、
外食も盛ん……という町でありながら、
出るゴミは非常に少なくもあったんです。

そんな歴史をもった国が、
いつのまにか世界で
いちばんゴミを出す国の1つになっている。
当時の生活に戻ることは難しいでしょうが、
少し私たちは思考転換をしないと
いけないですね。

だいたい最近は駐車場などに行くと、
誰かが食べた弁当の入ったゴミ袋が、
そのまま放置されていたり。
そんな文化はいままでの日本に
なかったように思うんだけどなあ……。

写真は歌川広重さんの
『東海道五十三次』。品川です。



[仕事ができる人の歴史入門]
夏川の「日本史」入門はこちら

空気なんて読めなくたっていい!

「私たちは大絶滅の始まりにいる。
それなのに、あなた方が話すことと言えば、
お金や永続的な経済成長という
おとぎ話ばかりだ。
よくもそんなことを!」

国連での、強烈な「怒り」のメッセージ。

いま世界中で、
ときの人になってしまいましたね。

スウェーデンの16歳の少女、
グレタ・トゥーンベリさん。

ヨーロッパ中のティーンネージャーを巻き込んだ、
授業ボイコットによる
「地球温暖化対策への抗議行動」を
始めた人物として
ノーベル平和賞の候補にもなっています。
以前にもブログで紹介しました。

そのあまりにも気合いの入ったスピーチは、
一部の大人からは批判も受けました。
「怖い」とか、「子どもらしくない」
なんていうことですね。

じつは環境問題だけでなく、
彼女にはもう1つの側面があります。

それは、いわゆる
「アスペルガー症候群」という
障害を持っていることなんです。

詳しくはHUFFPOSTにありますが、
診断を受けたことを
彼女は自ら公表しています。

「アスペルガー症候群」とは、
感情のコントロールが
しにくい体質の人のこと。

日常生活に支障はありませんが、
コミュニケーションが苦手で、
「空気を読めない行動」に
走ることが多くある。
そのため孤立してしまったり、
自閉症を併発することもあったりします。

けれども感受性は豊かで、
思ったら行動せずにはいられなくなる。
そんな傾向が、
彼女に大胆な抗議運動を始めさせた
要因にもなっているようですね。

けれども、ときにはそんな行動が
世界を動かすこともある。

彼女自身、自分の障害を
「むしろ自分の長所なんだ」と
述べています。

長所と欠点は裏返し。
何を言われようが、
自分の特質を未来に役立つために
生かそうとする彼女の心意気は、
私たち大人も見習うべきだろうな
……と素直に思いますね。

まあ、環境問題では
決して優等生とは言えない日本です。
未来を生きる人々のために、
彼女の言葉は、
私たちこれから
真剣に考えなければいけないでしょう。



Words of Wisdom〜君はこの言葉を知っているか?

毎日をラクにしてくれる「禅」の考え方

今日は編集のお手伝いをした、
ステキな本の紹介。

松原正樹さんの
感情を洗い流す禅の言葉

三笠書房「知的生きかた文庫」にて、
24日より発売。本体640円になります!

「松原」という姓に、
「禅」というテーマ。
それで思い出す方もいるかもしれません。

70年代に、お坊さんでありながら、
ベストラー啓発家として
一大ブームを起こした
松原泰道さん。
正樹さんは、そのお孫さんに当たる方
……なんですね。

現在は千葉県の
「佛母寺」の住職であるとともに、
コーネル大学東アジア研究所の
宗教学博士として、
ニューヨークで禅を教えています。

「心をラクにする思考法」として、
アメリカでも禅が
大人気になっているんですね。

どうして禅がそんなに
世界の人に必要とされているのか?

それだけ現代の生活は、
いろんなストレスがある
……ということなのでしょう。

私たちの心は、
コップの中でかき回された
泥水にようなものだ……と、
正樹さんは言います。

慌ただしい日常、
複雑な人間関係の問題、
大量の情報に
目まぐるしく変わる環境、
先の見えない仕事からのストレス……。
「私たちの心をかき回すもの」は、
かつて以上に増えているんです。

そんななかで禅的な思考は、
コップをしばらく放置し、
水をキレイに澄んだ状態にする
「ゆとり」を
私たちにつくってくれる。

これが現代の生活には、
ゼッタイに欠かせないことに
なっているんですね。

本書は決して仏教の
難しい概念を説明するものでは
ありません。

ただ、
「こんなときはこう考えてみよう」
という禅的な解釈の仕方を
示唆してくれるだけ。

でも読み終えたとき。
ものすごく「これでいいんだな」と
心がホッとすることを
誰もが感じると思います。
それが今、みんなに
足りないことなんじゃないかな……。

「いつも忙しくて、落ち着ける時間がない」

「なんだかモヤモヤした不安がある」

「小さなことにこだわってしまう」
そんな人はぜひぜひ
手に取ってみてください。
とても役立つ本になると思いますよ!



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