簡単に「疲れ」をとる、意外な方法の数々!

夏川が読んだ本の紹介……ですが、
本日はいただきものの、こちらの本。

[図解]すごい! 休息術
(中根一著、PHP研究所)

よくよく考えれば、
同じ版元さん、同じムックで
私は『[図解]ラクする技術』
という本を出してましたね。
妙なシンクロでございます……。

とはいえ、こちらの本は、
何やら得体の知れない私とは違い(苦笑)、
ちゃんとした針灸師の先生が
書かれた本。

東洋医学の知識……のみならず、
さまざまな知識を駆使して、
「すぐにリラックスできる方法」や
「簡単に疲れをとる方法」を
ずらっと49個紹介した、
非常に便利な本です。

即効性を考えると、
本体680円は安いかもしれませんね。

中をめくって面白いのは、
「なんだそんなことでいいの?」
という簡単な“知恵”が多いこと。

たとえば「抱き枕」でなければ、
眠りにくい人っていますよね。

あれってじつは、人間の動物的な本能で、
他の動物から身を守る習性の
名残なんだそうです。
「身を守られている」と安心するわけです。

ただ、現代のベットや布団では、
あの体勢になることで
体に負担がかかるのも事実。
それによってじつは、
「疲れがとれない」という症状が
出ている人も多いんですね。

じゃあどうするかといえば、簡単なこと。
バスタオルを4つ折りにして、
お腹に置いて仰向けに寝ればいいんです。
すると「安心感」はそのままに、
疲れをとりやすい姿勢で
朝を迎えることができるそうです。

ほかにも、
あの意外な調味料をお風呂に入れるだけで、
入浴剤よりずっと
リラックスルすることができる……とか。

鍼灸師らしく、疲れにすぐ効く
ツボ押しとか……。

すぐに試してみたくなる方法が
満載の本です!

にしても、最近は
「疲労回復」をテーマにした本が
売れているようです。
それだけみんな、
疲れているんですかねえ〜。

ならば自分は逆に、
「あとちょっと頑張る技術」とか、
「少しだけ踏ん張る技術」
みたいな本を書いてみたいですね(笑)



[常識転換の読書術]

命を賭けた仕事への感謝

シリアで3年間にわたって拘束されていた
ジャーナリストの
安田純平さんが解放されました。

本当に「よかった!」という
感想とともに、
長い間の苦労の生活に
「ごくろうさまでした」と言いたいです。

日本と遠く離れた戦場。
渡航も禁止されている場所への取材。
そんななかに、拉致や誘拐の危険を顧みず
強行取材する姿勢。

「自己責任論」ということから、
それを批判する人もいます。
ひょっとしたらの身代金なども
そりゃあ国庫から出るのでしょうから、
そうした意見を否定するつもりもありません。

ただ、
出版に携わる仕事をしている立場からは、
やはり勇気をもって取材する人々に対し、
尊敬の念を感じるとともに
大きな感謝をしたいんですね。

確かに日本にとっては遠い国の戦争。
日常の私たちの生活には、
関係がないのかもしれません。

でも、だから無関心でいいかといえば、
そんなことはないでしょう。

もちろん経済的なことを言えば、
シリアからは多くの難民が生まれ、
それがヨーロッパで排他主義を生み出し、
保護主義的な傾向をつくり
世界経済に不穏な空気を生み出している。
それは直接、
日本の景気にもかかわってくる問題です。

でも、そんなこと以上に、
同じ世界に、
内戦の中で苦しんでいる人々が
存在しているんです。
それを「私たちには関係ないね」では、
やっぱり国際人として恥ずかしい。

日本でもほとんど報道されない、
海外の紛争地帯。
結局は命を賭けて取材する人がいない限り、
やはり「伝わらない」わけです。

文章を書く仕事をしながらも、
残念ながら私は、彼らのようにはならない。
そんな元気もない……だけでなく、
この出版不況で、
案外と経済的にもリスクを負う仕事ですものね。
渡航費に取材費に……と、
本当に大変だと思います。

でも、彼らは批判を承知で
伝えるべきことを伝えようと、奮闘する。
だからこそ戻ってこられたら、
感謝の気持ちで
「お帰りなさい」と言いたいですね。

でも、ニュースを見ると、
1人の日本人の命のために
遠い国の人々が危険を冒して
協力したことが想像されます。
世界もまだ捨てたものじゃありません!

写真は「Japan For Refugees」よりです。



[公私混同の時間]

弁天様とヘビ

こちらは以前にも紹介しました。
神奈川県の寒川神社のそばにある、
根岸弁財天……という場所。

有名な神社のそばにあって、
その存在はあまりにもマイナーですが、
ちゃんと池があって
祠もしつらえてあるんですね。

まあ、周りには誰もいませんが(苦笑)

なかなか美しい顔をした弁天様の像。
写真も撮らせていただきましたが、
画像で気づきました。
横にいるのヘビ……?

弁天様とヘビ、
果たしてセットになっているものだったか?

調べると、場所によって、
いたりいなかったり。
ただ、場合によっては、
弁天様と言いながら、
像はヘビだけという場所もあるようです。

そういえば江島神社では、
竜も祀られていましたね。

でも、一体どうして、ヘビがいるのか?
これは弁天様の
起源に関係があるようです。

もともとはインドの
「サラスヴァティー」という神様だった
弁天様。
そのときは「川の神様」で、
水の流れを象徴する
ヘビの属性を持っていました。

日本にもそういう神様が大勢いますが、
ようは川の恵みを象徴し、
農耕の神様として崇拝されたんですね。
怒るとやはり洪水を引き起こします。

これが仏教に取り込まれ、
日本にやってきたときに、
ジャパンオリジナルで
琵琶を持った芸術の神様になったわけです。

それが弁才天。
「才」が「財」に転じて、
お金の神様にもなりました。
まあ、川の神様、
各地にたくさんいますからね。

そういえば寒川神社も、
本来は相模川の神様です。
そのそばで、ひっそりと
お金と芸術を讃えながら
密かにヘビの姿で、川の属性も残している。

そんな意図が
あったのかどうか知りませんが、
なかなか奥深いですね。



[仕事ができる人の歴史入門]
夏川の「アジア史」入門はこちら

クラゲとノーベル賞

写真、こんな生物がいるんだ……と、
不思議な気持ちになります。
「オワンクラゲ」
というクラゲです。

このクラゲの研究をして
ノーベル賞をとった日本人がいます。
2008年にノーベル化学賞を授賞した
下村脩さんですね。
19日に90歳でこの世を去りました。
お悔み申し上げます。

いったいどうしてクラゲで?
疑問に思うでしょうが、
この生物に含まれる
「GFP」という発行性のタンパク質を
発見したんですね。

たとえば「GFP」を
「がん」などの細胞と結合させれば、
光を追うことで、
そのメカニズムを追求できる。
医学においては、画期的な研究成果を
もたらすことになったわけです。

私は『奮い立たせてくれる科学者の言葉90
という本を書いていますが、
その中で下村博士の言葉を探したら
載っていなかった……。
不覚でございます。
取り上げてなかったんですね。

そこであらためて下村博士のことを調べると、
戦時中の満州と長崎で子ども時代を過ごし、
相当に苦労をされた方。
長崎では原爆にも被災しました。

戦後はそのまま長崎医科大学に入り、
それからウミホタルの研究を。
その成果が認められ、
アメリカに渡り
今度はクラゲの研究を
することになったんですね。

でも、地味な研究テーマは、
なかなか支援も得られにくい。
そこで自ら大量のクラゲを採集しながら、
コツコツと10年近い歳月を
この生きものと格闘することに
捧げたんです。

50年の生涯をほぼ、
発光生物の研究に捧げる……。
でも、楽しかったでしょうね。

「いい学校に行かなかったから
いい研究ができなかった、
そんな考え方はやめてほしい」

下村博士の言葉。

成果をあげるには、
いい学校とか、いい会社とか、
関係ありません。

何より「好きなことを続ける」のが
一番なんです!



Words of Wisdom〜君はこの言葉を知っているか?

パン屋さんでの打ち合わせ

こちら、日本橋にある
「ボンクール」というパン屋さん。

小さいお店ですが、
「思いやりのパン工房」を名乗り、
ネットで調べると、
けっこう有名なところだとのこと。

長いパンは一番人気の
ミルククリームを巻いたパン。
なるほど、ホルスタインを意識した
包装なんでしょうね。
やはり美味しかったです!

じつはこの辺りで打ち合せをしよう
……と思ったら、
適当なカフェが
見つからなかったんですね。

でも、代わりに見つけたのは、
お洒落な感じの小さなパン屋さん。
奥にはイートインもあったので、
では、ここで……と。

カウンター席のような形になりますが、
コーヒーもサービスしていただき、
居心地はよかったですね。
さすが「思いやりの工房」です。

じつはこうしたイートインのコーナー。
時間つぶしなどで、
けっこう重宝したりしています。

1人のときなどは読書もできるし、
安上がりに休憩もできる。
東京のカフェだと、
けっこう混んでいるところも
多いですからね。

すっかりコンビニなどでは、
イートインのコーナーは定着しました。

ただ最近は、
テイクアウトにするかイートインにするかで、
消費税が変わるかもしれない
……と議論になっています。

会計が面倒くさいから、
イートインは少なくなっていくのではないか、
なんていう話も。

でも、ヨーロッパと違って、
街中で気軽に休憩できる場所が
そうそうないのが日本。
しかも通りゆく人の顔を気にせずに
飲食できるかといえば、
そういうのは苦手な民族性ですよね。

だからむしろ、
「場所をサービスする発想」は、
あってもいいんじゃないか。
せっかくの「思いやり」を
税金で打ち消すのもどうかと思いますよね。



[効率無視の仕事術]