KFC、世界中で称賛されるのには理由がある!

今日は夏川が読んだ本の紹介、
こちらの本です。

ケンタッキー流・部下の動かし方
(あさ出版、本体1400円)

タイトルが示すように、
著者の森泰造さんは、
かのケンタッキー・フライドチキン(KFC)で、
スーパーバイザーをしていた方。

現在はその経験を生かし、
リーダーシップの人材育成で活躍しています。

じつはKFCというのは、
世界的に離職率の低い、
ファストフード店として知られているとか。
非常に「働きやすい会社」という
ことですね。

本書ではマネジメントの考え方から、
褒め方や叱り方などなど。
具体的なノウハウを紹介しています。

実際に森さんは、
たくさん会社のリーダーを指導し、
業績を大アップさせたり、
離職率をゼロにまでしたりと、
チームを一変させているそうです。

その中でも
KFCの働きやすさを示す伝統として
特筆されるのは「褒め方」でしょう。

これは「レコグニッション」という
行動指標だそうですが、
本にはこうあります。

「KFCでは新人のトレーニング時から、
すべての従業員に称賛カードを渡し、
周りの人の言動で称賛すべきものがあったら
気がついた時に記入して
提出するよう教えられています」

だいたい人間というのは、
意識しなければ
「褒めるようないいところ」でなく、
「他人の悪いところ」ばかり
目についてしまうもの。

「服のセンスが悪い」とか、
「寝癖がついている」とか、
「マナーが間違っている」
「言葉遣いがよくない」と。

これ「いい・悪い」でなく、
単に育った背景や価値観、
習慣の違いから生じる「差異」が
気にさわるだけのことが多いんです。

人は「自分との違い」を気にする
生きものなんですね。

一方で「褒める要素」というのは、
意識しなければ、なかなか探し出せません。
そういう文化ができているかどうかで、
大きく変わってしまう。

それを行動指標として実行しているから、
KFCでは「働きやすい環境」が
出来上がっているわけですね。

部下を持っている方は、
ぜひ参考にしてみるといいでしょう!



[常識転換の読書術]

「つくつく法師」の仕事術

自分の部屋の窓にとまり、
けたたましく鳴いていました。

透き通った羽の、小さなセミ。
「ツクツクボウシ」ですね。

この異常な気象を繰り返した夏、
いちばん大変だったのは、
ひょっとしたら彼ら、
セミたちかもしれません。

なんせ6月ころから暑くなり、
慌てて鳴き始めたと思ったら、
雨続きで控えたり。
あんまり暑い日は活動も少し、
停滞するのか。
最近は焦ったように鳴き続けていますね。

それでもまだ、「ヒグラシ」などの声は
近くでは聞いていない。
9月に向けてどうするんだろうか……。

いずれにしろ、この夏に人生をかけて
がんばらなければいけないのが、
セミの宿命。
「法師」とは誰が名づけたのか、
なかでも小さな体で、
他のセミに負けない声量で
仕事に励むのがこの
「ツクツクボウシさん」でございます。

他のセミと違う特徴は、
やはりその鳴き方ですよね。

「ミーンミーン」みたいな一定の音でなく、
彼らは「オーシーツクツク」から始まって、
最後には「サビ」の部分もつくり、
フェイドアウトするエンディングまで
用意している。

一種のメロディになっているわけです。

その理由、
詳しくはわかっていないのですが、
セミが鳴くのは、
オスがメスの気を引くのが理由。
特徴的なメロディにすることで、
よりメスの心をつかむように
……というのが定説のようです。

まあほとんど、
動機は男子高校生がバンド活動をするのと、
変わらないわけですね(笑)

そう考えると「法師」とはいえ、
かなり邪なのかもしれませんが、
彼らが歌えるのも夏の間だけ。
短い時間を歌って、その生涯を終えます。

なので異常な暑さに負けず、
有終の美を飾ってほしいなとは
感じますね。

まあ、うちの窓で鳴くなら、
大歓迎でございます。



[公私混同の時間]

83歳の葛飾北斎が、はるばる小布施を訪ねた理由

画像は金沢への行き帰り、
道中で寄った、
長野県の小布施にある
サービスエリアで撮ったもの。

「栗」が名物の町で、
ソフトクリームにもしっかり
添えてあります。

でも、この町はまた
「葛飾北斎」にゆかりのある町としても
知られています。
「北斎館」などもあり、
こうしてサービスエリアでも
案内されていますね。

でも、そもそも
長野県の小布施と葛飾北斎に、
どんな関係があるのでしょう?

「葛飾」北斎というくらい、
東京の下町で生まれ、
ほとんど江戸を拠点とした浮世絵師。

じつは小布施を訪ねたのは、
83歳になってと言われます。

その理由はといえば、
言ってしまえばここに
「パトロン」がいたわけです。

その人の名は、高井鴻山。
豪商であり、儒学者としても知られた人物。
葛飾北斎より、半分以上、
歳下の人間でした。

でも、お金に対して無頓着だった北斎。
生涯、貧乏だったことでも知られますが、
鴻山さんはそんな北斎を師と仰ぎ、
支援を続けたわけです。

偏屈だった北斎は、
83歳のときに、小布施にいる彼を訪ねます。

以後、90歳で死去するまで、
頻繁にこの地を訪ねて、
滞在しては、見事な作品を残したわけです。

当然ながら、徒歩での旅でしょうが、
恐るべき体力。
でも、よっぽどお世話になったことを
感じていたのでしょうね。

人間関係においては、
トラブルも絶えなかった北斎。
その美術的価値が世界的に認められたのは、
彼の死後になってから。

でも、そんな評価と関係なく、
心から崇敬する人々に支えられ、
生涯現役の幸福な晩年だったようです。

そういう人生でありたいですね!





[仕事ができる人の歴史入門]
夏川の「日本史」入門はこちら

さくらももこさんに見習ったこと

漫画家のさくらももこさんが、
お亡くなりになったということです。
53歳の死。
本当に早すぎですよね。

画像は「ちびまる子ちゃん」の
公式サイトから
ダウンロードできる壁紙。

このサイトにも、
死去のメッセージが報告されていました。
本当にお悔み申し上げます。

じつは私と、
さくらもも子さんには、
共通点がありました。

別にそれは技術的な話でなく、
もっと実際的な話。
じつは最初に入社した会社というのが
同じだったんです。

もっとも、時期が重なっていたことは
ありません。
年齢的にはさほど変わりませんが、
私が入ったときには、とっくに辞めていたし、
有名にもなっていました。
憧れの先輩とまではいいませんが、
1つの出身成功者例だったんですね。

その会社、当時は……でしょうが、
出版社には属していますが、
あまりクリエイティブな会社では
ありません。

法規集をメーンにしていて、
多くの社員が、デスクワークで
事務的な作業をしている会社。
「編集」というよりは、
「印刷」に近い作業でしょう。

とくにさくらさんは、
制作部門の部署でもなかったそうですから、
やりたいこともできず、
くすぶっていたのではないでしょうか。

そんななか、彼女は漫画を描き続けた、
それで徹夜に近くなり、
業務中にウトウトすることも。
「そんなに漫画が描きたいなら、
辞めてしまいな」と上司にいわれ、
「じゃあ辞めます」
ということになったとか……。

それから時代をつくった
素晴らしい漫画家に飛躍したわけです。

私はこの会社を辞めて独立したわけでなく、
そのあとも点々として、
作家業で独立したのは30代の半ば。

とても及ばないのですが、
同じところから
キャリアをスタートさせた人として
1つの指標にはさせていただきました。

その仕事が終わってしまったのは
非常に……残念ですが、
彼女はつくったキャラは
永遠のものでしょう。
これからも憧れの1つとして
大切にしていきたいなと思います!



[公私混同の時間]
2018,08,28, Tue 04:02
デキる人研究所ブログ 】 comments (x)

応援したい、日曜日にがんばる人々!

真夏の日曜日、
本日も40度に近いような
猛暑となったわけですが、
そんな日にもかかわらず、
今日は出版の打ち合せ。

ごく普通に、
丸の内のホテルには、
本を書く著者の方と、
出版社の編集者さんが集まりました!!

さすがに普段は混雑している丸の内も、
ガランとしていましたね。

日曜の仕事。
この業界にいると、なんとなく
「そういうことも当たり前」と
思ってしまう。
だいたい締切があり、
決まった日までに出版物を制作するのが
仕事になっている世界ですから。

でも、「いまどき?」といえば、
その通りですよね。

私のようにフリーになれば、
案外と平日に適当に遊んで
埋め合わせてしまう。
でも、会社勤めをしている編集者さんは、
そうもいきません。

現に、出版業界でも、
労働時間短縮の声は聞かれます。
それでも、やっぱり大勢の人が
案外と平気で、休日勤務をしてしまうのが、
編集者の仕事。

今日の編集者さんに限らず、
出張している方や
コミュニティ活動をしている方、
あるいは出勤して原稿を読んでいる方など、
私の周りを見回しても
休日にがんばっている編集者さんは、
大勢います。

もっと休んでほしい
……という気持ちもありますが、
かつて自分が会社勤めをしているときも、
そうだったわけです。

「やらなきゃな」と思えば、
条件反射的に休日返上を選択してしまう。
それは世の
「当たり前」でないことを知ったのは、
会社を辞めてからでした(苦笑)

ただ、ある意味、それだけ仕事を
「好き」でいられる、
恵まれた仕事なのでしょう。

ただ、そうした
「がんばり」が当たり前の仕事である反面、
「休日に休むのが当然」の業界に比べて
市場規模も縮小し、
稼ぎも減っている傾向にあるのが、
いまの出版業界でもあるわけです。

日曜日にがんばる努力が、
なかなか業界を通じて、報われていない。
それは現実のことでしょう。

出版業界にとっていいことかは別にして、
編集者さんの働き方も、
これからより
効率的になっていくのかもしれません。

ただ、努力が報われるように。
せめて1冊の本を売れるものに仕上げる
……ということでは、
自分のかかわった仕事においては
力を尽くしていきたいもの。

みんながハッピーに仕事を喜べることを、
いつまでも目指していきます!



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