人生をかけたつぐない方

目黒駅の近くに
「大黒様」として知られる
「大円寺」というお寺があります。

そこにある西運というお坊さんの碑。

お寺の伝承によれば、
西運というのは、
もとは小姓として働いていた
「吉三さん」という人。
彼はその人生をほとんど、
亡き恋人のつぐないに捧げた方でした。

その恋人とは、
「八百屋お七」として知られる女性。

放火事件を起こし、
火あぶりの刑に処せられたという、
井原西鶴さんの書物や
歌舞伎で有名になった方ですね。

この「大円寺」は、
江戸時代に
「明和の大火」の火元になったお寺
……として有名です。
犠牲者供養のための五百羅漢像なども
境内にはあります。

このとき避難所で、
お七さんと吉三さんが出会ったということ。

やがて心を病んだお七さんは、
火事になれば、
また吉三さんに会えると思った。
そして放火事件を起こすわけです。

彼女は捕らえられ、
死刑になったのですが、
何より辛かったのは、吉三さん本人。

断髪して「西運」を名乗り、
お七さんの供養のため
27年をかけて念仏しながら
目黒と浅草寺の間を往復した
……ということなんです。

やがてお七さんの霊が成仏したことを
枕元に立って知らせた、と言いますが、
寺にお堂を建て、
残りの人生を火事で焼失した町の再建に
捧げたそうです。

彼が整備した「行人坂」は、
ここから目黒雅叙園に続く道として、
現在も残っています。
それから目黒川に
橋をかけたりもしたそうです。

哀しい人生といえばその通りですが、
自分を愛し、犯罪者を犯した女性を
ともらうことに捧げた生涯。
江戸をゆるがした大事件の裏側には、
こんなストーリーも存在していたわけですね。



[仕事ができる人の歴史入門]
夏川の「日本史」入門はこちら)

このタクシーには正直、驚いた!

本日は朝早くから、
母親を眼の病院に連れていった……わけですが、
いつもなら自分の車で連れて行くところ。
けれども大雪の東京、
駐車場にはまだ雪が積もっています。

なので今回はタクシーを使ったのですが、
帰りに体験することができました。
こちらのタクシー。
写真はタクシー大手の「日本高通」さんが
提供しているものですが、
BOXカーとワゴンの中間のような
見慣れない四角い車。

じつはこれ、
東京オリンピックに向けて、
トヨタと日本高通で開発したという
タクシーのみの特別車両。
「JPN TAXI」というものなんですね。
詳しくはこちらにあります。
http://toyokeizai.net/articles/-/194363

中はかなり広く、
シートヒーターの入った
座り心地のいい席。
テレビも付いていて、なかなか快適です。

動力は天然ガスと
電気のハイブリットだそうで、
非常に静か。
オリンピックまでには、
この車を全タクシーの3分の1くらいに
したいそうですね。

ただ、それ以上に驚いたのは、
運転手さんです!

おそらく研修をちゃんと受けているのでしょう。
最初に名前を名乗り、
道を聞くのも非常に丁寧な受け答え。
こちらの様子をうかがいながら、
タイミングよく話しかけてくれます。
タクシー運転手よりも、
ホテルの従業員さんみたいですね。

よくいるタクシーのように、
左側を走って幅寄せしながら、
ギリギリで他車を抜いていくような
荒っぽい運転はしない。

スピードは落としますが、
その代わり、速度を安定させ、
こっちに負担をかけない運転を
意識してくださいます。

自分が運転している立場に立つと、
乗っていて腹が立つことも多いタクシー。
でも、この運転を見ると、
「できるなあ」と感心しますねえ。

なるほど、
世界の人々を迎えるに当たって、
こんなところで「おもてなし」が、
ひそかに進行していたんですね。
ちょっと感動しました。

料金は普通のタクシーと変わらず。
絶対お得と思いますので、
選べるならば、
ぜひ乗ってみるといいと思いますよ!



[夏川が出会った「できる人」たち]

「雪だるま」の仕事術

大雪から明けた日。
快晴ですがまだ寒く、
雪は溶けない1日になりましたね。

こういう日に楽しみなのは、
いたるところに並んでいる子供たちの
作品が見れること!

「雪だるま」ですね。
いたるところに、いろんな形のものが
やはり並んでいました。

写真で紹介したのは近所ですが、
大きさは小さいものの、
周りをお城のように飾って
ちょっとした芸術作品になっています。

少し溶けかかっているのが残念ですが、
完成時はさぞ立派だったでしょうね。

公園には小さな可愛らしい
「うさぎ」を
つくっている女の子もいました。
声をかけると最近は通報されそうですが、
楽しそうでしたねえ。

この「雪だるま」、
英語では「スノーマン」ですが、
雪の降るところでは、
ほとんど全世界で共通のようです。

確かに雪祭りの例をあげるまでもなく、
制作素材としては
「雪」っていうのは、手軽ですよね。
しかも転がして玉をつくって、
積み重ねれて装飾すれば、
それなりに人間っぽくなる……。

考えることはおそらく全世界で同じ。
文化が違えど、
やはり思考回路は変わらないんだな……と、
つくづく感じさせるものの1つですね。

日本で「スノーマン」といえば、
70年代に
レイモンド・ブリッジズさんが描いた、
絵本が有名です。

デヴィッド・ボウイさんのナレーションで、
短いアニメ映画にもなりましたが、
孤独な子どもが雪だるまと1日だけ
空を飛んで遊ぶ……というもの。

でも、同じことを雪の日、
多くの子どもたちが願っているのかも
しれませんね。
こういうふうに
「みんなが共通の願い」を形にできれば、
普遍的なヒット作品になります。

そんなことで私も
マイカーの上に積もった雪で1つ
つくってやろう……と思ったのですが、
素手ではあまりに辛くて
この小さいので断念(苦笑)

「雪だるまごとき」とナメてはいけません。
何ごとも本気でかかり、
準備して臨まないといけないよ
……という教訓になってしまいました。
これでは普及的作品はつくれないなあ〜。

明日にも雪は残り、
この寒さでかなり凍結していると思います。
お出かけの際は注意くださいね。





[公私混同の時間]

雪の日の仕事術

本日は東京、大変な日になりました。

雪……ですね。
4年ぶりの大雪警報も出ました。
交通網の麻痺で苦労された方、
雪かきに追われた方、
お疲れさまでございました。

まあ雪国の方からすれば、
何をかいわんやですが、
東京は本当に雪に弱いなとは実感しますね。

私も苦労して今日は
銀行のある目黒駅まで歩いて行きましたが、
途中で何度も滑ったりして大変でした。
スリップして立ち往生している車も、
多く見かけましたねえ。

それでも通り沿いの方々が、
皆が歩けるようにしようと
一生懸命に作業していたのには、
本当に頭が下がりました。

ところで幸田露伴さんの『努力論』には、
季節に応じた人の生き方
……も記されているのですが、
その中で
「冬の季節」にどうするべきかといえば、
基本は「何もしない」なんです。

「冬」はそもそも「冷えゆ」から来た言葉で、
生命のエネルギーは凍りつく。
だから春の
「来復の時=太陽が力を取り戻す時期」まで、
「張る気」をひたすら溜めておくのが
好ましい姿勢だということ。

そういう意味では交通の混乱が起こるのも、
社会の仕組みだからとはいえ、
自然に反した生き方をしているのだから、
当然といえば当然なのでしょう。

ただ人の気力というのは、
どんなに寒い時期だろうと
体内で力強く張り続けるのだ……ということも
言っています。

そうやってみると、
写真はブログでもときどき出てくる
目黒通りの広い公園ですが、
その姿は一変しているものの
子どもたちはやっぱり遊んでいます。
雪だるまを一生懸命につくっていましたが、
エネルギーはやっぱり止められない(笑)

かくいう私も、外に出たくて、
やっぱり出かけていく人。

雪道は大変ですが、
落ち着いてみれば
本当に「美しい」ですよね。
ふだんの風景がまったく別世界で、
見とれながら歩いていると
すべったりする(苦笑)

とにかくこの「美しさ」をちゃんと見れる
余裕を持ちながら、
生活のペースを守っていくのが
大切なのかなと思います。

明日も朝は凍結して大変でしょうが、
ムリをせず、
雪を楽しみ発想で、
しばしの様変わりした東京を味わいましょう。




[効率無視の仕事術]

第57回「賢者の会」のミニセミナー「文章講座」

いよいよ次の土曜日になりました。
「第57回・賢者の会」
1月27日ですね。

詳細はこちらにありますが、
https://www.facebook.com/events/2066561190240912/
ゲストはルネッサンスアイズ社長の
松尾一也さん。

長く人材育成の研修講師プロデュースに
携わってこられた経験から
「人間力の学び方」というテーマでの
講義をしていただきます。
とても楽しみですね!!

そして時間があれば……ですが、
後半30分の時間を使って行なっている
ミニセミナー。

今回は年始の恒例、
「今年の目標」をテーマにした
夏川の文章講座を考えています!

文章講座といっても
そう難しいものではありません。
また「自分の目標を固めよう」という趣旨でも、
「書けば実現する」なんていう
自己啓発的な話でもないんです。

書いてもらうのは、原稿用紙1〜2枚のもの。

目指しているのは、
ブログやFBの投稿で使えるものです!

ようするにその文章を
「自己発信の題材」にして、
あわよくば宣伝にできるように
……という、非常に実用的なもの。

何回もやっているので種明かしをしてしまえば、

1 目標を大きく掲げて注意をひく
2 その理由として自分が現在、
  考えていることを述べる
3 理由の説得材料として、
  自分のこれまでの実績や経験を紹介する
4 差し当たって今やろうとしていることを
  読者に告知する

そんな「起承転結」4段階の文章術ですね。

これ、意識すれば、とても簡単なんです。

1 今年は作家デビューします
2 なぜなら私の経験を本にすることで、
  いまは多くの人の役に立てるのを
  確信しているからです
3 というのも、
  私は10年間、◯◯業を続け、
  この分野に関して多くの経験を身につけました。
  誰にも負けない自負があります
4 つきましては、出版にできるだけ近づくよう
  ◯月◯日に講演を兼ねた交流会を開催します。
  メディア関係の方は無料ですので、
  ぜひ参加していただけたら嬉しいです。

まあ、こんな構造ですかね。

より詳細は当日にお話ししますが、
ちゃんと書いてくださった方には
添削もします。

じつは何度かこの講座をやって、
「本当に目標が実現した」という方も
何人かいらっしゃるんです。
なので興味ある方は、
ぜひ27日の会にいらしてくださいね!

写真は4年も前なんですね。
2014年にこの講座をやったときのもの。
皆さん熱心に書いていますよ!!



[賢者の会・賢者のビジネス研究所]