江戸の奇才と「うなぎ」の話

7月25日は「土用の丑」の日。
「土曜」でも「牛」でもありませんよ。
古い暦からとっているだけですが、
何より「うなぎ」を食べる日ですね。

私もちゃんと食べました。
HotMotのお弁当で……(笑)

で、
「土用の丑」に「うなぎ」を食べる習慣。
その発端は、
江戸時代のマーケティングにある
……ということがよく知られています。

まあ本当は諸説あるのですが、
有名なのは、
写真の方が仕掛けたという説。
こちら江戸時代、
18世紀の発明家として有名な
「平賀源内」さんですね。
(木村黙老画・慶応義塾図書館蔵)

彼が馴染みのうなぎ屋さんを助けるため、
「丑の日にうなぎを食べよう」
というキャッチコピーを書いたとか。
いまで言うコピーライターの走り
……だったわけですが、
これが大当たりして、
200年後の現在も
効果を生み出しているわけです。
すごいですよね。

ただ、それ以上に知られていませんが、
この平賀源内さんというのは、
かなり“ムチャクチャ”な人でした。

なんせWikiの説明を見ると、この人は、
「本草学者、地質学者、蘭学者、医者、
殖産事業家、戯作者、浄瑠璃作者、俳人、
蘭画家、発明家」とあります。

それだけありとあらゆることに
首をつっこんでいた一方で、
奇行を目立ちました。
発明したものも、
ほとんどはオモチャのようなもので、
役に立たないものばかり。

ただ武士なのに鉱山業のビジネスで成功し、
自由人を続けていたんですね。
公然の同性愛者で、妻帯もしませんでした。

その最期は、
52歳のときに勘違いで人を殺傷し、
獄中で病死したと言われます。
(山田風太郎著『人間臨終図鑑』徳間文庫)

彼の親友だった蘭学者、
杉田玄白さんは
「非常識なヤツだったけど、
せめて死ぬときは常識的に
畳の上で死んでほしかったなあ」
と嘆いたとか。

こんな非常識な天才だからこそ、
永久に続くキャッチコピーが
つくれたのかもしれませんね。

うなぎを食べるとき、
ぜひ源内さんを思い出してください!



[仕事ができる人の歴史入門]
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世界から見捨てられた「伝説の女王の国」

九州に東北に……と、
日本では自然災害が続いていますが、
世界に目を向けると、
いま、とんでもないことに
なっている国があります。

それがアラビア半島の南にある
「イエメン」という国。

2015年から続く内戦に、
隣国のサウジアラビアが介入し、
国は壊滅状態。
60%の国民が食傷不足、
50%が安全な飲み水を確保できない状態。
そんな中でコレラが流行し、
感染の疑いがある人は37万人以上。

視察に入った国際NGO団体は、
「現在の状況は人類の恥だ」と
問題を放置してきた世界にうったえました。

日本でもほとんど
報道されることはありませんが、
気づいたら大変なことに
なっていたわけですね。

あまり日本と関わりのなかった
「イエメン」という国。

でも、歴史は古く、
「シバの女王」という人のことは
聞いたことがあるでしょう。

写真は15世紀に
コンラート・ヴィッツさんという画家が
描いた絵ですが、
対面しているのは、
イスラエルの賢者・ソロモン王です。
2人のロマンスは、
演劇や映画などにもなっています。

じつは「シバ」の国を
アフリカのエチオピアに当てる説もあるのですが、
いずれにしろ「イエメン」は
海のシルクロードの中継地として
栄えた場所。
イスラム教が浸透してからも
「アデン」という町が
港湾都市として栄えました。

ところが第2次大戦後は、
分裂したり、統一したり、
隣国と戦争したりで、
あまり安定しなかったわけですね。
その結果、
テロリストがこの国を
利用するようにもなりました。

で、最終的には大きな危機を
迎えているわけです。

もちろんだからどうする……ということも、
私たちにはできませんが、
結局は世界の無関心が、
こういう事態を招いていることも
事実なのでしょう。

いまは国の中枢もドタバタしている日本ですが、
こんなときこそ
「世界で起こっていること」にも、
目を向けなくてはいけませんね。



[仕事ができる人の歴史入門]
夏川の「アジア史」入門はこちら

成功者の「時間」の使い方8〜トヨタとPDCAの時間管理術

新刊、
時間を使う人、時間に使われる人
(きずな出版、1404円)
の延長でブログ連載している
「成功者の時間の使い方」。

今日は7月30日に開催する
「第53回・賢者の会」にも
関連した話。

告知している通り
図解・回せるPDCA』という本の著者、
藤原毅芳さんを
今回はゲスト講師にお招きします。
https://www.facebook.com/events/130084497581895/

その「PDCA」ですが、
じつは私の本の、
最初のケーススタディに登場します。
「Chapter01 ムダをとる技」
ですね。
ここではトヨタ生産方式を生み出した
大野耐一さんの時間術を中心に、
話を進めています。

「トヨタ自動車では、
『自工程完結』という仕事のやり方が
取り入れられているそうです」
「これはもともと世界を圧倒した
トヨタ生産方式を、
ホワイトカラー部署でも使えるよう、
一般化したもの。
1つひとつの仕事の効率を高め、
ダンドリやムダの削除を
皆でシェアできるようにつくられていいます」

その「自工程完結」の考え方にも、
じつは「PDCA」のサイクルが
取り入れられているんですね。

トヨタ自動車の業務品質改善部が
編集している
トヨタ公式ダンドリの教科書
(ダイヤモンド社)
には、こうあります。

P(計画)……ダンドリをする
D(実行)……要所、要所で
「これでよし!」と自信をもって
仕事を進める
C(評価)……仕事の進め方で
どこに問題があったかを振り返る
A(改善)……知見を伝承する

重視しているのは「ダンドリ」で、
いわゆる「かんばん方式」の
「かんばん」であり、
「仕事の地図」を最初に描く
……ということ。
これは「逆算思考」ということで、
『時間を使う人、時間に使われる人』
で詳細に検討しています。

さらにトヨタがすごいのは、
1つひとつの「改善」の結果をデータに残し、
全体のバックアップに
活用していることでしょう。

このように「PDCA」というのは、
「いま目の前の仕事で使う時間」を
最大限に「後の時間」に役立つように
する考え方。
ムダを省き、
自分の成長につなげ、
よりたくさんの時間が自由になるように
……と、
意図されてきたものなんですね。

どんな仕事にも使える枠組みですから、
この際、しっかり自分に定着させるのが
一番でしょう。



[時間を使う人の秘密]

言葉にすれば夢は叶う〜最強の力士の言葉

「口にしていれば叶うものだな」

まるで佐藤富雄先生の
「口ぐせの法則」のようですが、
この言葉。

史上最多になる1048勝を記録した
横綱・白鵬関ですね。

幕内で歴代最多勝利。
優勝数38、全勝優勝13。
勝率79.1パーセントということで、
もう相撲の世界では
史上最強レベルに到達した
……と言っていいのでしょう。

それ以上に、
この人の存在があったからこそ、
近年の相撲界は成り立ったのでしょう。

ときにその発言は物議を醸し出し、
批判もされてきた。
それでも落ち込んでいた相撲界にあって、
休場することなく自分を鍛え続け、
強くあり続けるとともに、
小学生・中学生までも含め、
後継の指導を熱心にしてきました。

モンゴル人という立場でありながら、
誰よりも相撲を愛し、
その発展のために努力してきた結果でしょうね。

最近は日本人の
横綱・大関が注目を浴び、
軽んじられることもありました。
それでもこの方はブレません。

確かに全盛期のころよりは
力も落ちいているし、
休場もありました。
でも、ひたすら「最強」の地位は守っています。
本当に心が強いのでしょうね。

デビューしたてのころは体も小さく、
負けでばかりで、
力士としては大して
期待もされていなかったと言います。

それでもここまで続けてきたのは、
「自分にはできる」
という信念だったのでしょう。
そう、
「勝てる」「強くなる」
「やり続ける」「成功する」
そう願うなら、
何より言葉に出してみること。
でないと何も始まらないんです。

将来のために日本国籍を取得する
……という白鵬関ですが、
本当はそうした形式でなく、
成し遂げてきたことが
純粋に評価されるべきなのでしょうね。

それに相応しい人が、
相応しい結果を出したということ。
日本という国の相撲という国技で
この人が生まれたことを、
私たちは誇りするべきかもしれません。

※過去の名言集、電子出版になっています!

30日「賢者の会」ミニセミナーは「編集者の企画術」

7月30日の日曜日は、
53回目の「賢者の会」。
すでに告知しているように
テーマは
「誰でもできるPDCA」ということで、
『図解でわかる! 回せるPDCA』
という本を上梓した、
経営コンサルタントの
藤原毅芳さんがゲスト講師。

申し込みと詳細は、
こちらのイベントページで
受け付けています!
https://www.facebook.com/events/130084497581895/

そしてメーン講義のあとのお約束。
30分で開催しているミニセミナーですが、
今回の
図解でわかる! 回せるPDCA』は、
秀和システムさんから発売されています。

直接担当ではありませんが、
「秀和システムさん」といえば、
私とは古い付き合いの方。
かつて別の出版社で
夏川の
『成功しちゃう「人脈」は
じつは公私混同ばかり』
を企画した
Tさんも編集者として活躍しています。
実際、藤原さんの本に負けず、
私がお手伝いさせていただいた本も含め、
ここ最近でも数々のヒットを
出しているんですね。

Tさんは、
次の「賢者の会」に
いらしていただけるとのこと。
なので今回は、
「ヒットがどのようにして生まれたのか
という背景を、
私がインタビューする形で
お聞きすることができたらと思っています。
題して
「編集者の企画術」のようなものですね。

取り上げる予定の本は、
次の3冊!

坂本玖美子さん著
頑張らなくとも一日3200万円
売れました


信長さん著
成功は気にしない人だけが手に入れる

立川光昭さん著
ユダヤから学んだモノの売り方

いずれも素晴らしい内容で、
話題になった本。
私も編集のお手伝いをした
『ユダヤから学んだモノの売り方』は、
つい最近、
重版の見本が届いたばかりですね。

編集者さんは、
世の中をどんなふうに見て、
どんな企画を「売れる」と考え、
本にしようと画策するのか?
その辺がわかったら、
「自分も出版したい」と考える人は、
参考になるでしょう。

実際に本を出版した藤原さんと、
本を企画する側の編集者さん、
そんな2本立てになりますので、
興味ある方は
気軽にのぞいてみてください!



[賢者の会・賢者のビジネス研究所]