河津桜の咲く場所は?

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今年もいつのまにか
満開になっていました。

近くではここに1本だけある河津桜。

国道一号線沿い、
白金高輪駅の近くですが、
港区の覚林寺(清正公)にある
1本の木です。

別に境内が
桜の名所になっているわけではありません。
歴史的には重要文化財ですが、
小さなお寺で、木なんて数本しかありません。

ところがなぜかその1本が
この辺ではあまりない河津桜で、
どこよりも早く美しい姿を
見せてくれています。

とくに今年はやはり嬉しい
……というのも、
桜をなかなか観に行けません。
東京はまだ緊急事態宣言下です。
とくに昨年はお花見シーズンから
感染拡大に移行しましたから、
少し慎重にもなるでしょう。

そんななかで、
近くにある桜というのは、
とても貴重に思えます。

行楽地の桜を押さえるより、
近場の美しい桜の場所を
ちゃんと知っておくほうが
生活は豊かになるかもしれませんね。

ただ、そもそも桜は「観るもの」ではなく、
「感じるものだ」と
『武士道』などでは説いています。

本来は山で咲く桜の木、
その姿は見えなくても、
日本人は香りで桜の満開を知り、
風にのってやってくる花びらに
春の到来を感じてきたわけです。

目を閉じれば、
そこに桜の姿を思い浮かべることができる。
こうした文化があることが
大事だと新渡戸稲造さんは言う。
「武士道」のような価値観も、
同じだとしています。

だとしたら今年の春は、
「観る」よりも「感じる」ことで
桜を味わうのはいいかも。
宴会して大騒ぎすることで
失われる楽しさもあるのですから。



[公私混同の時間]
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