こんな親子は、ちょっと羨ましい

毎週配信メルマガ「賢者の会」通信はこちら

本日はこちら、日本読書療法学会の
寺田真理子さんが送ってくださった
本の紹介です。

父と娘の認知症日記
(長谷川和夫、南高まり著
中央法規)
というもの。
寺田さんが編集協力をされています。

長谷川さんと南高さんは、
父と娘の関係。
娘さんが父親について書いた日記をもとに
およそ60年にわたる2人の人生を
振り返っている本ですね。

長谷川さんというのは、
医学者であり、聖マリアンヌ大学の名誉教授。
認知症研究の権威として
活躍された方です。
そもそもの「認知症」という言い方も
長谷川先生が提唱されて確立したそうですね。

そんな認知症の権威が、
2017年に自ら
「認知症」を患ってしまったわけです。
因果のようなものでしょうか。

けれども長谷川先生は、
そんな運命には屈しない。
認知症でありことを自らカミングアウトして、
一人の認知症患者が何を思い、
どれだけ行動することができるかを
発信していこうと決めたわけです。

娘さんはずっと
そのサポートをしてきたわけですね。

最初は「何を考えているんだろう?」
「恥をかくことがないように」と
考えていた娘。

でも、お父さんの奮闘を支援しているうちに、
だんだんとその思いを、
大勢の人に伝えたいと思うようになった。

2人の関係はテレビでも紹介されたそうですが、
親子って素晴らしいものなんだなと、
日記を通してその過程を振り返ると、
心温まるものがありますね。

別に認知症を扱った本として
考えなくてもいい。
何歳になっても、親には親の思いがあり、
子には子の思いがある。

でも、歩み寄って支え合うことで、
たとえ体が動かなくなり、
思考が100%機能しなくなっても
こんなに幸せな関係が続けられるんだな
……と。
あらためて思いましたね。

両親との関係が遠くなっている方には、
ぜひ読んでいただきたいです!



[常識転換の読書術]
コメントはありません。
| | url | | |