レクサスと西陣織

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画像は19日に新しく発売されたそうです。
トヨタの最高級車
「レクサスLS」の内装部分ですね。

その昔で言うところの
「セルシオ」に当たりますが、
コロナ禍でもゴージャスな車は
ちゃんとリニューアルされるわけです。
私とは縁遠そうですが(苦笑)

このコクピット周りの素材、
なんでも「月の道」というコンセプトで
銀糸やプラチナ泊を使った素材を
利用しています。
落ち着いた雰囲気ながら
非常に美しいのですが、
これ京都の「西陣織」の技術を
採用しているそうなんですね。

織物を工業素材にする……というのは、
決して簡単なことではありません。
なんせ「織り機」を使って
コトコト織っていく世界です。
オビでも着物でも
普通なら規格に合わせた大きさのものしか
つくれないのですが、
近年になって
「西陣イノベーション」
のようなものが起こります。

それで用途に合わせた様々なサイズの
「織物」がつくれるようになった。
クリスチャン・ディオールの
ショールームの内装であったり、
高級ホテルのロビーの壁紙だったり。
あるいはソファやテーブルなど
インテリアの素材として
海外の一流ブランドで
使用されるようになっているそうです。

一見すると「織物」だなんて
わからないくらい。
じつは伝統工芸の世界が、
世界最先端の技術を開発することで
日本が誇る一大ブランドを築き上げようと
しているんですね。

これはコロナ禍で低迷が加速している
メイドインジャパンの産業界で、
見えてきた光でしょう。
なんだ私たちの国には、
長い歴史が築いた宝がちゃんとあるのではないか!

考えてみれば「西陣織」の世界。
貴族の時代から戦国時代まで
何度も内戦に巻き込まれ、
明治になってからは
近代化の技術革新に押しのけられ、
さらに現代では
着物を着る人も買う人も少なくなっています。
成人式もレンタルが多いですよね。

そうして何度も崩壊の危機を迎えながら、
常にこんなふうに「新路線」を開拓して
名を轟かす存在であり続けているわけです。

このパワーを私たち、
見習わなければいけませんね。



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