オリンピックって、そもそも何なの?

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いよいよ東京オリンピックが、
延期になりそうな雰囲気になってきました。

日本ができるかどうかよりも、
ウィルスの影響で、
予選ができない種目が多くなっています。
致し方ないかもしれませんね。

そんなオリンピック。
そもそもの起源にさかのぼると、
もとは
「伝染病を食い止めるためだった」
という話があります。

オリンピックの語源にもなっている
オリンピアの地。
この地は古代ギリシャで
「エーリス」という国が治めていました。

そのエーリスで伝染病が蔓延したわけです。
医療が発達していない古代のことですから、
頼りになるのは神様の力。

エーリスの王は、
アポロン神にお伺いを立てます。
すると神官から神のお告げが
語られるのですが、
それはこういうもの。

「いますぐ戦争をやめ、
神話の時代の競技会を復活させなさい」

当時、エーリスが戦争をしていたのは、
軍事国家で有名な「スパルタ」です。

王はお告げどおり、
スパルタと和平交渉をして、
「競技会をやろうよ」と持ちかけました。

こうしてエーリスとスパルタの
2国間の競技会からオリンピックが始まり、
だんだんと他の国も参加するようになって
やがて4年に1度の
「オリンピア大祭」となりました。
現代のオリンピックも、
その形式を守っているわけですね。

ならば肝心の伝染病は、
そんな運動会ごときでおさまったのか?

おそらく、おさまったのでしょう。

別に神様の力ではありません。
いくつもの都市国家が、
しょっちゅう戦を繰り返していた
古代ギリシャの世界。

これが4年に1回、
「競技会をやるから」と
すべての戦争が中断されるわけです。

おそらくは競技会の間に話し合いもでき、
終わってから戦争再開ということも
少なくなります。

結果、各都市の荒廃は抑えられ、
そのぶん衛生環境もよくなり、
病の蔓延を防止することにも
なったわけです。

もちろんこれは数多くある言われの1つ。
でも、世界が苦しんでいる現在の状況下。
いちばんいいタイミングで
オリンピックを行ない、
世界の再生につなげるのが
やはり理想なのでしょうね。



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