日蓮さんのグーサイン

毎週配信メルマガ「賢者の会」通信はこちら

こちらは先日、気分転換で訪れた
大田区の池上本門寺。
ブログでもたびたび紹介しています。

その境内にあるのは、
このお寺の創始者である
日蓮上人の像。
周りはちょっとした休憩スペースに
なっていますね。

それでいつも気になるのは、
このポーズ。
説法をしているときの像ですが、
左手のほう。

なぜか親指を立てて、
「グーサイン」をしているんですね。

そもそもお数珠は左手にかけるもの
……なんて言われますが、
何か意味があるのか。
それとも元来の「破戒僧」らしいポーズなのか、
意味はよくわかりませんでした。

日本をはじめ、広く欧米では
「Good」の意味で使われるグーサイン。
英語では「サムズアップ」なんて
言われます。

ただ、国によっては侮蔑表現であり、
仏教圏である東南アジア諸国でも、
人を馬鹿にする表現とされます。
だからまあ、
普遍的なサインではないみたいですね。

そもそも、親指を立てるGOODは、
どこから生まれたのか?

調べると起源は古く、
古代ローマの剣闘士の試合に
さかのぼるとか、
映画にもなった
「グラディエーター」ですね。

基本は奴隷たちの勝負でした。
ですから敗者は、
命をとられるのも当然だった世界。

ただ、立派な試合をした剣闘士は、
観客たちも奮闘を称え
「助けてやれ」とアピールしたんです。
そのときの仕草が、
この「サムズアップ」だったそうです。

逆にこれを下に向けると、
「殺せ」……となります。
ギャング映画では
同じ意味で使われますね。

つまり相手を認める
寛容な心から生まれたグーサイン。

「大丈夫!
君はいまのままでOKだよ」
「何も心配することはないさ」

そんなふうに日蓮さんが
言っているのだとしたら、
嬉しくなりますね。

そういえばなんか、
横目でこちらを見ているようにも
感じてしまう(笑)



[仕事ができる人の歴史入門]
夏川の「アジア史」入門はこちら
コメントはありません。
| | url | | |