「さざれ石」の秘密

先日は新天皇陛下の
素晴らしい即位パレードがありました。

私はテレビで観ていましたが、
つむいでいく歴史の一瞬を
こうして私たちは生きているんだな〜と、
ものすごく感謝する
気持ちになりましたね。

昭和が平成になったときは、
そこまで実感しなかったけれど。
自分もそれだけ人生を経験してきた
……ということでしょうか。

で、そんな長い歳月を象徴して
我が国の国歌『君が代』で
歌われているもの。
画像は「さざれ石」ですね。

こちらは先日訪れた、
鹿島神宮にあったものです。
けっこう大きい!

じつは『君が代』に出てくる
「さざれ石」は、
岐阜県でとれるものだと言います。
ただ、成分はあまり変わりません。

地質学的には「石灰質角礫岩」と
言うんだそうですね。

まず細かい石灰岩が堆積すると、
圧迫されて「醸成作用」という、
石の中に含まれる水分が
少しずつしみ出していく現象が起こります。

その水分の中に溶け込んでいる
炭酸カルシウムなどの成分が、
やがて石灰岩と石灰岩の間を埋めていく。
すると画像のように、
細かい石が融合して
巨大な岩に成長するわけです。

なら、歌われるその
「長い歳月」はといえば、
だいたい数百万年という単位になるとか。

しかも非常にもろい性質のため、
地上に露出すると、
すぐ砕けてしまうことが多い。
だからこうして
「さざれ石」として存在しているものは、
ものすごい確率の偶然が左右して、
地上に残っているわけです。

なるほど、私たちは
そんな瞬間を生きているということ。
しっかり胸に刻みたいですね。

ちなみにもう一つの『君が代』の
「長い歳月」を表すキーワード。
「苔がむす」というのは、
じつのところ1、2か月もあれば
完成するとか(笑)

まあ、こっちは植物ですからね。
そんなものなのでしょう。



[公私混同の時間]
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