「損して得とる」とは、こういうこと

いま絶賛されています。この会社!

江戸川区の解体業者
「フジムラ」……ですが、
9月の台風で倒壊し、
多くの民家に損害をもたらした
千葉県市原市のゴルフ場のフェンス。

除去作業をめぐって、
行政もオーナー会社も
まごまごしているなか、
「うちがやるべき作業だから」……と
「無償での撤去作業」
を申し出て、
10月の末から作業が開始されました。

「問題が起こった場合の補償」で
少しもめたものの、
いざ作業が始まると、
そんな「問題」など起こりそうもない。

巨大なクレーンを駆使して、
じつに精密な作業で
1つひとつの柱を除去しています。
さすがですねえ。

かつては上皇后さまの生家、
「旧正田邸」の解体を引き受け、
柱や梁を丁寧に1つひとつ
保存しながら建物を壊す
「優しい仕事」も成し遂げた解体業者。

その丁寧さから、
入札問題でバタバタしたあとの
旧国立競技場の解体でも
「最も相応しい業者」として
選ばれました。

それにしても
「自分たちが最適だから」と、
無償で引き受ける姿勢。
意識の高さが想像できます。

かつて近江商人たちは、
「客よし、自分よし、社会よし」の
「三方よし」で
災害時などは無償で復興作業を
担ったといいます。

それが商人たちの評判にもつながり、
大名家からも積極的に
保護されるようになった
……わけですが、現代でも同じですね。

だいたいワイドショーなどでも
多く取り上げられ、
どれだけの広告効果が出たか。

「この会社に入りたい」という若い人が、
どれだけ出るか。

無償でもお釣りが出るほど、
実際は「得する」ことに
なるのではないかと思います。

むろん、それだけ
「自分たちならできる」という
プロとして自負があってこそでしょうが、
「こんな会社がまだ日本にあるんだ」と
深く安心しますね。

作業の無事を祈ります!



[効率無視の仕事術]
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