遠いアフリカの国で起こっていたこと

日本人が台風に恐怖し、
ラグビーに歓喜していた間に
ノーベル平和賞が決まっていました。

選ばれたのはアメリカの大統領でも、
16歳の女の子でもなく、
アフリカはエチオピアの
アビィ・アハメド首相でした。

といって、あまりこの方の功績を
知っている日本人はいないですよね。
私もその1人です。

ノーベル賞の功績は、お隣の
エリトリアとの和平を実現させたこと。

もともと1つであった2国ですが、
この20年くらい国境紛争が続いていました。
アビィ大統領は就任してすぐ、
この国との対立関係の修復に
奮闘したんですね。
画像はそのときのものです。

ただ、それ以上にこの大統領、
国内のさまざまな対立を
解消しようと努力しているそうです。

古い歴史を持つエチオピア、
ユダヤのソロモン王に起源を持つ
……なんて言われ、
アフリカでは珍しい
キリスト教徒の多い国です。

ただ、国内には多種の民族を抱え、
対立が多い国でもあったんですね。

その民族構図、人口が多い順に、
オロモ人、アムハラ人、ティグレ人
……となります。

最初に権力をもったのは、アムハラ人。
彼らは残りの民族を差別し、
たびたびの衝突が国内で起こります。

それから権力を奪取したのは、
ティグレ人。
彼らはやっぱり残りの民族を差別し、
対立が激化します。

それでやっと多数派のオロモ人が、
政権を奪取したんです。
人口が多いのに、
長く屈辱を味わっていた民族です。
さあ、どう復讐してやろうか……。

ところがオロモ人の指導者、
せっかくの好機なのに、
こういうことにしたんです。

「もう私たちはどの民族も差別しない。
これからは皆で仲良くやろうや」……と。

まあ賛否両論で、
国内には新たな反対派も生まれています。
それでも平和路線に強引に踏み切った、
このオロモ人指導者が
アビィ首相なんですね。

日本人があまり知らなかった
遠い国のこと。
いい機会なので、おさえておきましょう!



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