「敬老の日」の始まり

9月16日は「敬老の日」でした。

74歳になる母親は、
「娘も孫も、祝ってくれない」
と文句を言っていました。
でも、ふだんあまり「ご老人」と
思って接してないですものねえ。

どちらかといえば若者より、
年配者が多くなっていく日本。
敬老の日って、
これから大変じゃないか
……と思うのですが、
そもそも「敬老の日」って、
どんなふうに始まっていたか
知っていたでしょうか?

その歴史は意外に新しく、
戦後の1947年のことだとか。
しかも兵庫県の
「野間谷村」という小さな村で
始まっているそうです。

戦後すぐのことですから、
若い人たちは戦争にとられ、
小さな村には高齢者しか残っていない。
村は1つの危機を迎えていました。

そこで当時の村長、
門脇政夫さんという方は
村のお年寄りを集める敬老会を
企画したんです。

そこで皆の人生経験を語り合い、
知識を出し合って、
村の再生に役立てよう……と。

ちょうどそれが、
田んぼの収穫も終えた
9月15日のこと。
これが全国的に広がり、
やがて高齢者を敬う「敬老の日」に
なっていったんだそうです。

いまはこの野間谷村も
合併でなくなっています。
でも、その精神は継いでいこうと
写真のような碑も残っているようですね。

そうすると発端は、
単にお年寄りを大切にする日
……ということではないのでしょう。

むしろ高齢になった方が、
その経験を生かし、
地域を、あるいは国を変えていくために
立ち上がる日!

そんな趣旨は、
これからの高齢社会には、
重要になってくるかもしれませんね。

若い人は若い人で、
経験者の知識を生かすことを
もっと考えるべきかもしれません。



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