「13日の金曜日」の謎

十五夜のお月様がキレイだった本日、
一方では
「13日の金曜日」だったんですね。

映画でもお馴染みの不吉な日。
実際私は、何年か前に
交通事故に遭っています。
同じ日にパリではテロがありました。
やはり呪われているのか……?

とはいえ、今日1日を見れば、
「いいことがあった」という人も
多いでしょう。
ようするに「不吉」とされるには、
もともとの言われがあるわけです。

そこで「不吉な13」といえば、
やはり有名なのは、
キリストの13番目の弟子、ユダです。

彼が密告したことで、
キリストが十字架に架けられることになり。
それ以来、13が不吉な数と
されるようになった
……とはよく言われます。
その曜日も金曜日だったとか。

ところがじつは、もっと古くの
「不吉な13人目」がいて、
それは北欧神話の
「ロキ」という神様。

彼が招かれていないのに
神々の集まりに13人目で参加した。
それが世界の終焉につながった
……という神話なんですね。

じつは「13」というのは、
昔から嫌われていました。
なぜならそれは60進法との関係から。

時間に象徴されるように、
天体観測から導かれた60進法を
古代では多くの国が使用していました。
60では多すぎるから、
たいていは5分割して、
12×5と考えるわけです。
だから干支も12個ですね。

つまり世界は1から12までで
調和している。
そこに13番目というのは、
なんだか違和感があるわけです。
「世界を壊してしまう数字」と、
考えられます。

まあこれが、
同じように嫌われた金曜日に結びつき、
やがては不吉な日の象徴になった……。

とはいえ、
実際にこの日が不吉になったのは、
小説や映画の影響が、
やはり大きいようですね。

「不吉だ」という評判ができると、
あらゆることがこの日に結びつけられます。
歴史をさかのぼっていけば、
当然のようにこの日に起こった災いがある。

じゃあこれが、
1日の木曜とか、
12日の火曜日とかと比べてどうか
……といえば、
検証した人はあまりいないわけです。

ただ、13日の金曜日に起こったことだけは、
ピックアップされてしまう。
心理的なものが大きいのでしょうね。

そこで画像は、キリスト13人の弟子。
ダヴィンチの「最後の晩餐」ですが、
ユダがどこにいるかわかるでしょうか?

ヒントは密告して手に入れた、
銀貨の入った袋を握りしめています。



[仕事ができる人の歴史入門]
夏川の「アジア史」入門はこちら
コメントはありません。
| | url | | |