「弁天様のハートマーク」の謎

画像は先日紹介した、
「千葉神社」の境内。

じつはこの神社の境内には、
天神様やらお稲荷さんやら、
いろんな神様の社があります。

そのなかの弁財天さんの社で、
「おや?」と思う。
屋根の下にあるもの、
これ「ハートマーク」に見えますよね。

この発見は、ラッキーか!
……なんて思いましたが、
このハートマークで人気を集める神社も
結構あるようです。
東京大神宮などは有名ですね。

これは恋愛の神様のシンボルなのか?

そうではありません。

これ「猪目」(いのめ)という、
魔除けの紋章なんだそうですね。

猪目……ですから、
猪の目を象っているということ。

いや、別に猪の目って、
ハート型じゃないでしょう?
と思うのですが、
昔の人はそんなふうに見たらしい。

そしてこの猪、
十二支のなかにも入っている
神聖な動物の1つ。
日本神話にも、たびたび登場します。
鹿などもそうですが、
神様のお使いの役をよくやるんですね。

そこで魔除けのシンボルとして、
ハートマークが建築などで
使用されるようになりました。

ちなみに弁天様というのも、
その猪を使いにする神様の1人。
そこでこのマークが
象徴になっているわけです。

そもそも西洋のハートマークは、
心臓をあしらったもの。
西洋ではそこを
「心のある場所」とらえたため、
感情を表すシンボルになりました。

でも『武士道』にあるように、
日本人は「心がこもる場所」を
「腹」ととらえていたわけです。
「ハート」という発想には到りません。

けれども、同じ形が、
同じように縁起のいいマークとして
使用されてきた。
なかなかこれは面白いですね。

ひょっとしたら近くの神社などにも
あるかもしれませんので、
探してみるといいかもですよ!



[仕事ができる人の歴史入門]
夏川の「日本史」入門はこちら
コメントはありません。
| | url | | |