ホンダ社屋に隠された秘密

こちらは青山一丁目の交差点。

中央の白い高いビルが、
「ホンダ」の本社ですね。

画像は裏側からになりますが、
正面に回ると、
展示車なども飾ってあります。
人の出入りが激しかったから、
そこで写真を撮るのはひかえました。

にしても、ちょっと違和感のある
このビル。
手前や、向こうのビルと比べれば、
違いがわかるかもしれません。

窓が見えない……んですね。

裏側の道路に面したほうには、
並行に窓が並んでいます。
でも、正面はバルコニーが突き出し、
窓部分がすべて
凹んでいる形になっている……。

じつは有名なエピソードがあります。

ホンダの会社でデザイナーとして務めていた
岩倉信弥さんの
『本田宗一郎「一流の仕事ができる人」』
(知的生きかた文庫)
という本に、
そのエピソードが紹介されていました。

青山に新ビルを建てるとき、
最初は他の企業の新しいビルと同じように
全面がガラス張りの
おシャレな建物が予定されていたそうです。

ところがそれに、
本田宗一郎さんが反対したんですね。

「そのビル、もし地震などがあったら、
道路にガラスが落っこちるんじゃないか?」
「すると、歩いている人や
通行している車はどうなる? よく考えろ!」

それで現在のようにバルコニーが設けられ、
ガラス窓が割れても、
地上には落ちない構造になったんです。

「見た目」よりも、
「周りの人への配慮」を優先した
さすがの大経営者。

じつはこのビルには、災害があったときに、
地域住民のぶんも補えるだけの
水や非常食もストックしてあった
……と言います。
そこに居を構える以上、
周りの人に愛される会社でないといけない。

その発想はおそらく
自動車の開発における精神と
まったく同じだったのでしょう。

仕事をする人間は、
見習わないといけないですね。



[効率無視の仕事術]
コメントはありません。
| | url | | |