私たちは皆、冒険者たちの子孫!

今日のニュースで紹介されていました。

台湾から2日間をかけて、
丸木舟で与那国島へ。
5人が200キロの航海に成功した
……ということですね。

私がこれを取り上げざるを得ないのは、
彼らは別にアスリートとして
挑戦したわけではありません。
国立科学博物館などが企画した
歴史解明のプロジェクト。

ズバリ、考古学の話……なんですね。

私が書いた
仕事ができる人の「日本史」入門』にも
冒頭にあります。

「人類は、いまからおよそ20万年前の
アフリカで誕生しました。
それから厳しい気候変動に耐え、
食料の不足にも耐え、ヨーロッパへアジアへと
『グレートジャーニー』と呼ばれる
大移動を続けていった」

「そして彼らの一部は北から、西から、南へと、
やがて小さな陸地にたどりつく。
豊かな自然に恵まれ、
ナウマン象やヘラジカが
繁殖する素晴らしい大地だった…」

いろんな説はありますが、
これが「日本人」の始まりです。
いまからだいたい2〜4万年前のこと。
そこから日本の
「旧石器時代」が始まり。
やがて「縄文時代」に
つながっていくわけですね。

でも、皆さん、ご存じのように
日本の周りには海があるんです。
本当に来れるの……?

ならば疑問解決法は1つ。
実際にやってみた!……と。
すごいですよね。こういう精神。

もちろん、本当に台湾から沖縄へ
旧石器人が舟で渡ってきたことの
証明にはなりませんが、
少なくとも「不可能ではない」とは
確認されたわけです。

実際、そのころは氷河期の真っ最中で、
海面は現在よりも
100メートル以上低い位置に存在していた
……と言われます。
おそらくですが、もっと簡単に
陸地にたどりつくことが
可能だったのではないかと思います。

とにかく疑問があったらやってみる!
こうした冒険者精神は、
私たちが遠い祖先から
受け継いでいるものなんです。

「島国だから、閉鎖的で消極的だなんて、
とんでもありません。
祖先は新天地を求めて
やってきた冒険者であり、
さまざまな地を経由して
やってきた人々によって構成される、
グローバルな集団」

それが日本人なんですね!



[仕事ができる人の歴史入門]
夏川の「日本史」入門はこちら
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