古典のフェア〜「晴耕雨読」のススメ

今さらですが、
東京は梅雨らしい天気になってきました。
久しぶりに、
家からほとんど出ないような
土曜、日曜を過ごしてしまいましたね。

そんな雨の日の過ごし方として、
「晴耕雨読」という言葉が
日本にはあります。

晴れた日には田畑を耕し、
雨の日には家に引きこもって読書する
……という意味ですね。

なんでも中国古典からの
典拠は確認できず、
日本の漢詩人がつくった言葉ではないか
と言われています。
まさに
「梅雨が生んだ言葉」なのかもしれません。

その「晴耕雨読」に併せ、
いま致知出版さんのほうで、
私も5冊を現代語訳している
「いつか読んでみたかった名著シリーズ」
のフェアが行なわれているそうです。
https://www.chichi.co.jp/specials/itsuka_meicho/

同社のページには、こうあります。

「いつか読んでみたかった名著シリーズ」は、
“読みたかったけれど読んだことのない”
日本の名著を
気軽にお読みいただくために企画されました。


いわゆる超訳ではなく、
原文を忠実に訳しながらも
可能な限りわかりやすい
現代語訳に置き換えているため、
大人はもちろん、
中高生でも十分に読破できます。


ネットにスマホにテレビゲームに
……と。
室内での娯楽にはことかかない
現代社会です。
外がずっと雨だからといって、
はたしてどれだけの人が
家で「雨読」しているのかは、
あやしいもの。

かくいう私も、
「読書の時間」というのは、
確実に減っています。

でも、「この機会をのがしたら、
一生読むことがないかもしれない」
という名著は、確実に存在するわけです。

「あっ、読んでみようか!」と、
思ったその瞬間の奇跡的なチャンスは、
ぜひ生かしてほしいですね。

ちなみにこのシリーズから
私が訳しているのは、
『武士道』『茶の本』『風姿花伝』
『努力論』『啓発録』の5冊。

とくに『武士道』は、
世界中の人に日本を知らしめた
有名な本です。
日本人なのに
それを一読もしていないというのは、
ちょっと寂しいこと……ですから、
ぜひ手に取ってみるべきと思いますよ!



[夏川賀央の「古典学のススメ」]
コメントはありません。
| | url | | |