「チカンマンゴロー」の仕事術

本日、私が生まれ住んでいる町、
港区の白金台が、
NHKの『プラタモリ』で
取り上げられました。

私にとっては近所の風景が、
これでもかと登場していたのですが、
観た方も多かったでしょう。

じつは昼間に
「この辺が歩かれるんじゃないかな?」と
思って写真を撮ったらビンゴ!

こちらは
「シェラトン都ホテル」の手前ですが、
この細い坂の上、
木々がある部分は、
かつて「服部ハウス」と呼ばれた、
服部時計店の大邸宅。
その先は番組で紹介された
「三光坂」になります。

じつはその昔、
小学校の立て替えのときに、
ここにプレハブの仮校舎が
建てられました。
私は4年くらい、学校として
ここに通っていたんですね。

ただ、この脇の細い道、
夜はかなり暗くて、怖いところ。

子供のころは
「夜にチカンマンゴローが出て、
子どもをさらっていくぞ!」
とよく言われました。

そのマンゴローさんの
実在はよくわかりません。
あまりに町には似つかわしくありませんが、
ペンキで描かれた
大きな落書きがあったんですね。

だから暗くなったら、
あまり近づかないようにしていた。
実際、通りたいような道では
なかったですからね。

番組でも紹介されていましたが、
「高台」というのは、
外部からの人を拒絶するそうです。

考えてみると、この坂を下れば、
すぐに国道1号線。
都心部と五反田から川崎、横浜を結ぶ、
大きな道路です。

つまり、
ここが住宅エリアと下界を分ける
「境界線」であり、
「チカンマンゴロー」というのは、
その境界線から出るリスクの
象徴のようなものだったわけです。
「村を一歩出たら、化け物が出る」のと
同じようなもの。
そんな迷信で、ある種、
住宅地の平安は保たれていたのでしょう。

ただ、番組では紹介されませんでしたが、
すでにここにも
大きなマンションが建ち並び。
境界線はほぼ、消滅しかけています。
あと数年もすれば、
この町もまったく様相を変えてしまうかも
しれないですね。



[公私混同の時間]
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