不思議な「虫塚」の正体は?

昨日は建長寺の
「半僧坊」を紹介したのですが、
こちらはその途中にあるもの。

竹林の中にある不思議な空間には、
「虫塚」という碑が立っています。

虫塚……というと、
何やらシロアリがつくる
山のようなものを想像しますよね。

そんなおどろおどろしさと、
じつは掃除の方が入っていた関係で
近くにも行きづらかったのですが、
中央にある
白いカゴのような物体の集まりが
「虫塚」のパーツ。

その中央には、
ゾウムシを象った彫刻があるそうです。

ゾウムシといえば、あの方、
私も何度かお会いしていますが、
解剖学者の養老猛司さんが
研究者として知られています。

じつはこの「虫塚」、
養老さんが計画し、
建築家の隈研吾さんがつくりあげたもの。
周りのカゴのようなものは、
そのまま「虫カゴ」を
イメージしているんだそうです。

なんでこんなものがあるのかといえば、
「虫たちの供養のため」
とのこと。

確かに虫……といえば、
各種の害虫を私たちは
思い浮かべてしまいます。

でも考えてみれば、
昆虫たちがいるお陰で、
花は咲き、果実や野菜は実をつける。
それ以上に、
食物連鎖の中で虫が存在しなければ、
この地球の自然は成り立たないわけです。

そうすると私たちがこうして生きているのも、
虫たちが存在しているから。
その感謝と、地球上での共生関係が
永続するように……と。

建長寺のような大きな寺院に、
こうして「供養碑」がつくられたそうです。

なるほど、それを知ると
自然への感謝を象徴する
偉大なモニュメントなんだな
……と納得しますね。

少々、
わかりにくい場所にあることだけが
残念ですが、
建長寺に来たら、
ぜひ見学してみてくださいませ。



[効率無視の仕事術]
コメントはありません。
| | url | | |