日本が感謝すべき国、スリランカ

スリランカで大規模なテロがありました。

8施設で290人、
日本人も1人犠牲になったということ。
本当にお悔み申し上げます。
私の知人もこちらとビジネスをしていたので、
少し心配しました。

小さな仏教の島国で、
平和なイメージのあるこの国。
でも、実際は近年まで内戦をしていた
国でもあります。

あんまり歴史の教科書には
出てこないですよね。
スリランカという地域。

じつは紀元前のころに
大国インドと分かれ、
その脅威にさらされながらも
独自の歴史をつくってきた国です。

紀元前3世紀から仏教国なりますが、
インドからのヒンズー教やイスラム教、
16世紀になるとポルトガルやイギリス
……といった欧米諸国の支配下に入り、
だから宗教が
入り乱れたことになっているんですね。
それが現在まで続いています。

でも、私たちがもっと
知らなければいけないのは、
「日本はスリランカに救われている」
ということです。

じつは第2次大戦中、
日本はスリランカを攻撃しています。
当時はイギリス領で、
アジア進出してきた日本は、
ここを拠点にしようと
空爆や艦砲撃を行ないました。
ただ、占領はできなかったんですね。

戦後、「敗戦国の日本をどう処理するか」
という問題が議論され、
分割統治の案なども持ち上がったときです。
スリランカへも戦後補償をしなきゃ
……という話になったとき、
この国はそれを放棄したんです。

「人はただ愛によってのみ憎しみを越えられる。
人は憎しみによっては憎しみを越えられない。
怨みに報いるに怨みをもってしたならば、
ついに怨みはやむことがない」

お釈迦様の言葉の引用だそうですが、
会議に参加した、
のちのジャワルダナ大統領の言葉。
彼らは日本の分割統治にも反対し、
結局はそれが戦後処理にも
適用されたんですね。

つまりスリランカがいなかったら、
日本はお隣の韓国と北朝鮮のように、
分断されたままになった可能性も
あるわけです。

このことは確実に、
私たちが知らなければいけない歴史でしょう。

写真は世界遺産の
「シーギリア・ロック」。
ここに王宮や寺院があったすごい場所ですが、
いつか行きたいんですけどねえ。



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