ノートルダム大聖堂は誰がつくったのか?

古いアルバムから引っぱり出した写真。
20代のころ旅行に行った
パリで撮ったもの。
ノートルダム大聖堂ですね。

美しかった記憶は残っているのですが、
残念ながら、
ほとんど燃え落ちてしまったようです。
ニュースで見た方も多いでしょうが、
かなり衝撃的でした。

世界遺産となり
世界中から観光客の来るノートルダム。
パリで見学した方も多いことでしょう。

でも、考えてみれば、
これを誰がつくったか知っている
……という方は少ないと思います。

こういう機会だから、
再建を願ってその歴史を調べると、
完成したのは13世紀のこと。
日本だと時代的には、
鎌倉時代の建築物に匹敵するわけです。

ノートルダム=我らが貴婦人
=聖マリアさま
……ということで、
つまりマリアさんを祀った大聖堂。

当時のフランス王
ルイ7世の庇護のもとで、
司教のモーリス・ド・シュリーという人が
建設を進めたそうです。

このルイ7世、
それこそ鎌倉時代の頼朝や北条氏のように
歴史上の功績が何かあったか……といえば、
さほどのこともありません。

十字軍に参加し、
エルサレムでイスラム軍と戦いましたが、
まったく歯が立たずに
追い返されているくらい。

ただ、それでも
「キリスト教のためによく戦った」
と英雄視されるような、
宗教熱の高かった時代。
それに合わせて、
この大聖堂もつくられたわけです。

ただ、その聖堂がずっと健在だったか
……というと、
そうでもありません。
一度、かなりの規模でぶっ壊されている。
それは18世紀末、
フランス革命のときです。

王権と密接につながっていた聖堂は、
王を排除したパリ市民には、
悪しき権力の象徴に
ほかなりませんでした。

それが見直されて、
大聖堂が再整備されたのが19世紀のこと。
それで現在の姿に甦ったのですが、
ならば今回も、
十分に元通りになることは確かでしょう。

ぜひぜひ、また美しい姿を取り戻し、
パリでまた見学したいものですね。



[仕事ができる人の歴史入門]
夏川の「アジア史」入門はこちら
コメントはありません。
| | url | | |