私が好きな堺屋太一さんの本

本日は「古典」というほど
古くありませんが、
もとは1985年に発行された
こちらの本です。

堺屋太一さんの
『豊臣秀長』(上下・文春文庫)。

8日に83歳で
世を去ってしまったとのことですね。
経済企画庁長官も務められましたが、
私もビジネス書作家の1人として、
大変尊敬していた方。
お悔やみ申し上げます。

数多い堺屋さんの本のなかで、
好きな本の1つがこちら。
豊臣秀長……知っているでしょうか?

豊臣秀吉の弟……ですね。

秀吉が農民上がりの足軽だったころから、
その補佐をし、
片腕として貢献してきた人物。

お調子者だった秀吉ですが、
この弟がいたからこそ、
多くの強者たちを束ねたことができたとも
言われます。

彼がいなければ、
全国統一もなかったかもしれない。
その証拠に、その兄に先立つ死後に、
秀吉は没落していくわけです。

ただ、それでいて、
知名度は地味……ですよね。

「万人が認めるナンバー2でありながら、
自らの働きを誇ることなく、
常に脇役に徹したまれにみる
有能な補佐役」

そう、堺屋さんは
そんな秀長に、
会社組織で活躍できる
ビジネスパーソンの
理想像を見出したわけです。

確かに本を読むと、
こんな人になれたらいいな
……というのは思いますね。

人にはそれぞれ、
自分の果たすべき役割がある。
人生をかけてその役割をまっとうできれば、
他人の評価がどうあろうが、
幸せな人生を送れるわけです。

必ずしも、
信長や秀吉や家康になる必要はない。

私たちがぜひ
生き方の参考にしたい1冊ですね!



[夏川賀央の「古典学のススメ」]
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