「らくがん」の仕事術

こちらは少々前に金沢に行ったとき、
買ってきたお菓子。

「お菓子」というより、ここまでくると
一種の工芸品ですよね。

有名な「諸江屋」の「らくがん」です。

味が上品なことはもちろんですが、
この入れ物!
「タンス」をイメージした
三段の美しい箱で、
それぞれ違う形の
美しいらくがんが入っています。

タンスはそのまま何かに使えそうですが、
見て楽しむお菓子なのでしょう。

諸江屋は創業が、江戸時代の1869年。
およそ150年という
長い歴史をもったお店です。

「らくがん」とは
米粉でつくるお菓子ですが、
てっきり江戸のものかと思っていました。
じつは北陸のほうが先だとのこと。

その起源もかなり古く、
室町時代に日明貿易で、
中国からやってきたのが最初だとか。

そのころ日本で流行り出したのが、
「茶の湯」です。
銀閣寺をつくった将軍、
足利義政が有名ですが、
らくがんはお茶受けのお菓子として
広まったようです。

日本人はその昔から、
じつは「スイーツ好き」だったんですね。

江戸時代になり、
この「らくがん」づくりを推奨したのが、
前田家の加賀藩です。

よって諸江屋も、
藩の保護の元で、大々的にお菓子事業を
発展させていったんですね。

さすが風流がわかるところ。
現代でも伝統を守りながら、
「ココア味」など
新しいチャレンジをしています。

何より「視覚」を重視しているのが、
お茶が生んだ文化なのかな
……と思います。
東京にも売っているので、
ぜひぜひ見て楽しんで、味わってください。



[仕事ができる人の歴史入門]
夏川の「日本史」入門はこちら
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