「ぜんざい」の仕事術

こちらは京都でのランチ。

三十三間堂の近くになりますが、
時間がなかったので、たまたま見つけた
甘味屋さんのようなお店。

「お昼もやっているんだな」と、
案内されたのは、
この畳と座布団の、純和風スペースです。
窓の向こうには庭園もあり、
思わず「ザ・京都」という雰囲気を
味わうことができました。

お客さんも自分のほかは一組で、
ほとんど独占状態でしたね。

メニューも種類は少ないのですが、
釜揚げうどんと、白玉ぜんざい。
ぜんざいは必ずセットなのね……と。
これも京都らしさなんでしょうか。

「ぜんざい」というスウィーツ名。
じつは東京の人間には、違和感があります。

それは通常、あんこの汁のみ……で、
粒が入っているものは、
「お汁粉」ではないか。

でも、こっちではこれが正解。
関西と関東で、呼び方が違うんですね。

その「ぜんざい」が京都名物かはさておき、
京で育ち、京で活躍した
歴史的人物が名付け親になっている
……という説があります。

それが誰かといえば、
一休さん……です。

室町時代の禅僧。
とんちの達人……というのは漫画の話で、
実物はかなり破天荒だった、
自由きままに生きたなお坊さんです。
風流人として、詩や書画の世界に
功績を残しました。

その一休さんが、この小豆の汁を
「はじめて食べた」とされるのですが、
そのとき言ったのが、
この言葉だったんですね。

「よきかな」……。

つまりは「美味しかった」のでしょうが、
じつは仏教の褒め言葉でもあり、
漢字に直すとこうなります。

「善き哉」

音読みすると「善哉=ぜんざい」と。
これが命名になったというわけです。

あくまで一説であり、
本当のところはわかりません。
でも、「よきかな」と食べるのは、
なかなかこれも味わいがあります。

ぜひ記憶しておいてください!



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