『風姿花伝』が3年以上の歳月を経て重版です!

本日、致知出版社さんから、
重版の見本が届きました!

現代語訳をした古典、
『風姿花伝』ですね。
https://amzn.to/2IUTYA7

発行された平成26年末から
3年と5か月を経ての重版。
地味ですが、長く売れていること
非常に嬉しいです!

世阿弥さんが本書を書いたのは、
室町時代の1400年です。

ということは、618年経っても
まだ重版がかかる本だということ。
つくづくスゴい本だということですね。

この『風姿花伝』という本、
皆さん読んだことはあるでしょうか?

「能」の理論を書いた本ということで、
自分とは遠い世界のこと……と
思っている人もいるでしょう。

でも、私は本書を
「日本最古のビジネス書」として
紹介しています。

実際、本書は「仕事論」であり、
「勉強論」であり、
「人材育成論」であり、
「プレゼン論」でもある書。
当然ながら現代でも使えます。

というより、
これらのテーマで書かれた現代の本以上に
変わらぬ普遍的なことを説きながら
新鮮でもある。

とくに
「若い人がどんなふうに仕事をするべきか」と
「歳とったらどんなふうに仕事をするべきか」
を対比的に説いた理論は、
いまの世の中のほうが
「古くさい」とすら思ってしまいます。
600年前のほうが日本人、
先進的だったのかも……。

実際、世阿弥さんという人は、
差別もあった日本の中世において
社会の最下層から大成功者になった人。

それだけに運命に翻弄されもしましたが、
彼がつくった有名な慣用句
「初心忘れるべからず」
という言葉に象徴されるように、
離島に流されても、
能を演じ、人々を楽しませることに
徹してきた人物です。
だからこそその哲学は、
私たちの心を打ちます。

さらに「秘すれば花」
「幽玄」などのテクニック論は、
人前でのプレゼンや交渉ごとにも、
必勝法として活用できるもの。

だからこそいつ読んでも
「新しい」んですね。

わかりやすく訳していますので、
ぜひこの機会に読んでみてください!



[夏川賀央の「古典学のススメ」]
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