Words of wisdom4〜橋本左内「本当の友だち」の条件

NHKの大河ドラマ『西郷どん』。
今日は橋本左内さんの登場が
最期でした。

まあ、もうちょっと
盛り上げてもらいたがった気もしますが、
「あとは頼みましたよ」と
処刑される左内さん。

西郷さんはそれを流刑先の奄美大島で知り、
ひたすら号泣する
……ということになりました。

こんなふうに自分が訳させていただいた方が、
いきいきとドラマで演じられたのは、
はじめてのこと。嬉しかったです。
本当に風間俊介さん、
ありがとうございました!

「都の友人たちは、皆、散ってしまった。
なのに南国のこの俘囚だけ、生をのさばっている
生き死になんて、何になろう。
ただ、天が味方してくれることを願い、
私は魂をここに留め、この国を守っていきたい」

後に語られた、実際の西郷さんの言葉。
その後、彼は明治維新へ向けて
突き進むことになりますが、
西南戦争で自害するときまで
生前に左内さんからもらった手紙を
肌身離さず持っていたといいます。

ドラマ以上に、与えていた影響は
大きかったのかもしれませんね。

そんな左内さん、
啓発録』では友人の条件として
こんなふうに述べています。

「益になる友を、どのように見分けたらいいのか?
その人が正直で剛直であること。
誠実で、温かい心の持ち主であること。
豪壮で、英知を持った人物であること。
行動が速く、決断力を持っていること。
小さなことにこだわらず、寛大な心を持っていること。
この五つではないかと、私は思う」

さらに、その前提として
こんな言葉があります。

「意見の違いから、
ときどき争うくらいの友のほうが、
本当は『益になる友』なのだ。
自分に間違いがあれば、
遠慮なく『間違っている』と知らせ、
規律をもって正しい道を示してくれる。
そんな友のほうが、
あなたが気づかなかった欠点は修正され、
人生を補ってくれる存在になるとは
思わないか?」

そう考えると、剛胆な西郷さんに対し、
繊細な左内さん。
実際は慶喜擁立計画を模索する中で、
何度も、対立をしたのかもしれません。

だからこそお互いは信頼し合い、
西郷さんは「日本を治療したい」という
左内さんの夢を引き継ぐことになった。

25歳の短い生涯でも、
残した言葉の功績は
非常に大きかったのだと思います!

この期にぜひ
『啓発録』を読んでみてくださいませ(笑)



[Words of Wisdom]
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