「愛される路面電車」のある駅

少し時間を戻して、
こちらは愛媛県は松山市の風景。

一部の地域を除けば、
東京の人には馴染みがないのですが、
路面電車が走っていますね。

伊予鉄道……
いわゆる「いよてつ」の
松山市駅ですね。

「松山市駅」という
名前自体が不可思議ですが、
JRの松山駅と区別するため。

いや、知らない人には
余計にややこしいのでは
……と思うのですが、
「松山駅」と「松山市駅」は、
地元の感覚では“別もの”のようですね。
横浜と新横浜のようなものです。

さらにややこしいのは、
路面電車「松山市内線」の停留所は、
本来は「松山市駅」と別の駅。
その名は、
「松山市駅前駅」が正しいとか。
ほとんどギャグですよね。

それでもじつは伊予鉄道、
創業は1887年で、
130年という長い歴史を持っています。
日本で2番目に古い私鉄だとか。

しかも路面電車には、
機関車型の「坊ちゃん列車」のほか、
かのスターバックスが協力した、
ものすごくお洒落な
緑色の「スターバックス車両」も存在します。
はじめて見て、ちょっと感動しました。

都心でほとんど宣伝をしない
スターバックスが、
なぜ松山では
電車丸ごと宣伝に使っているのか?

おそらく市民に知ってもらうために、
いちばんの方法と考えたのが、
「路面電車」だったんでしょうね。
それだけこの電車は町の顔、
市民に愛される存在になっているわけです。

まあ、そんな駅ですから、
はじめて行くと、だいたい、
どこでバスや電車に乗るのかよくわかりません。

でも、
「空港のバスどれですか?」と聞けば、
「ここのバス、空港行きますよ」
と言われたあと、
別のところから、
「早く行くなら、リムジンのほうがいいよ」と。
すると、また別のところから
「えっ、
もうリムジンはないんじゃないの?」
という声。
また別のところからは、
「いや、まだあるよ。そこの時刻表を見てみな?」
さらに別のところからは、
「絶対、リムジンあるよ。大丈夫だと思うよ!」
……。

まあ、こんなふうに総ぐるみで
議論になって教えてくれるわけです。
そういう文化なんですかねえ(笑)

地方に行くと、
こういうところが面白いですよね。
今回は乗れなかったのですが、
いずれ路面電車にも乗りたいです!



[効率無視の仕事術]
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