いよいよ大河に登場、橋本左内さん!

日曜日に放映された大河ドラマ、
『西郷どん』。
皆さん、観ましたかね。

いよいよ、この人が登場してきました!
橋本左内さん!

その著書、
啓発録』を現代語訳して
紹介させていただいた私としては、
なんだか友だちがテレビに出た
……みたいな感覚です(笑)

演じていたのは風間俊介さん。
嬉しいイケメン起用。
ジャニーズの方ですね。

なんとなく醸し出しているイメージは、
ピッタリしました。

・なぜか江戸時代なのに、
「僕」と自分を言う
(ウソっぽいけど、そんなタイプではあるかも)
・丁寧なんだけど、どこか生意気
(いや、かなり生意気か?)
・冷静だけど、情熱的で、つい口は軽はずみ
・それでいて信念の人、困った人は放っとけない

後半2つは、結局、
彼が若くして死ぬ理由にも
なったのでしょう。

隠密行動を取りながら、
遊郭で病気に倒れた女性を
ついつい治療してしまうところなどは、
まあ、実際ありそうな感じではあります。

左内さんと同門だった儒学者は、
『啓発録』の序文で、
彼をこのように言っています。

「彼はいつも首をうつむけて
じっと坐っており、
どんなに他の生徒たちが激しく議論し合っていても、
一言も意見を発せず、
その含むところの考えを懐にしまい、
思想をずっと表には出しませんでした」

無口で大人しい青年。
でも、心の中は西郷さんよりも
ずっとアツい人……で、
それは西郷さんが書いた
『南洲翁遺訓』と『啓発録』を
比較してみればわかります。

もちろん、16歳で書いた文と
晩年で書いた文の違いはありますが、
西郷さんが論理的なのに対し、
左内さんはむしろ、感覚的。

そのキャラから見たら正反対なのですが、
だからこそお互いに惹かれ合い、
1つの目的達成のためにタッグを組んだ。

そして左内さん亡きあとも
西郷さんは歳下だったにもかかわらず、
彼の影を追い続けたわけです。

まあ、ドラマではこれからどう描かれるのか?
風間俊介さんに期待するとともに、
『啓発録』もぜひ、
多くの人に読んでもらえるといいですね。



[夏川賀央の「古典学のススメ」]
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