ジョージアの戦士と日本の武士

ずっとバタバタとしていた相撲の世界、
初場所が終わってみれば、
頑張ったのは日本人でもモンゴル人でもなく
意外にもジョージア人!
「栃の心さん」ですね。

横綱1人の状況とはいえ、
平幕からの優勝。見事でした。

あまり知らなかったこの
「栃の心」さん。
てっきりアメリカのジョージア州出身者か
……と思ったら、
昔「グルジア」と呼んでいた国だったんですね。

いつのまにかの改名ですが、
そもそも世界的には
「ジョージア」と呼ぶのが正しいとのこと。

別にアメリカの州のように
イギリスのジョージ王からとったのでなく、
ロシア語での「ジョージア」だとか。
ようは日本語の表記を訂正したわけです。

でも、当然、国として初の日本力士。
あまり馴染みのある人は多くないですよね。

そんな中で、ジョージア大使の方は、
インタビューで栃の心さんのことを
「ジョージアの戦士と、
日本の武士の魂を持っている」と
言っていました。

武士はわかるが、
「ジョージアの戦士」とは何なのか?
武士道の研究者としては、
やはり気になります。

そこで調べると、地図を見れば、
「ジョージア」というのは、
「黒海」の東にある国。
ロシアとトルコにはさまれた場所
……にあるんですね。
場所としては完全に「アジア」です。

歴史を見れば、
古代のころからギリシャ人、ペルシャ人、
ローマ人、アラブ人、モンゴル人、トルコ人、
そしてロシア人……と、
各国に蹂躙され続けた民族なんですね。

ただ、決して負けてはいなかった!

この国はローマ時代から
キリスト教の文化が浸透していますが、
ときには十字軍たちと結託し、
大国を退けながら、
ずっとその文化性を守り続けてきた
……というなんですね。
あらゆる国の支配を受けても、
その民族性を失いませんでした。

まあ、日本の武士は
他国支配こそ受けていませんが、
戦士たちがその文化を守ってきたという点では
確かに共通しているわけです。

まあ、そんな国の人が、
日本の伝統的なところで活躍できる
世界になっている。
新しい時代にも
相応しいのかもしれませんね。

今後の活躍を期待します!



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