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「トイレの神様」の秘密

画像は金沢で法事をしたお寺の
トイレの前に壁に飾られていた像。

「ウスサマミョウオウ(烏枢沙摩明王)」
という神様。
いわゆる「トイレの神様」ですね。
「オン・クロダノウ・ウンジャク」
という真言も書いてあります。

一時、歌でも話題になった
「トイレの神様」ですが、
ちゃんとこのように仏教では
実物が存在しています。
ただ、本当は
インドの「アグニ」という神様で、
不浄を焼き尽くす「
火の神様」というのが、
そのキャラクターだったんですね。

それがどうして日本で
トイレの神様になったのか……といえば、
「汚物を焼き払ってブッダを助けた」
とか、
「自らが汚物の城にこもったのを
釈迦の仏力で浄化されて、帰依した」
とか、いろんな話があるようです。

まあ「火の神様」が
「トイレの神様」になったのは、
当人にとって幸せか不幸なのかは
よくわからないところ(笑)

ただ日本人が、このトイレの神様を
非常に頼ったのはわかる気がします。

なんせ今のように、
衛生的でなかった昔です。
感染症や伝染病の原因にもなりうるトイレは、
最も浄化されてなければならない場所。

それに昔のトイレは離れにあったり、
外にあったりもしました。
電灯のない時代ですから、
夜に行ったりするのは
危険もともなったわけですね。

なので天台宗では、
この「ウスサマミョウオウ」さんが、
お不動さんなどと並んで
「五大明王」の1神になることもあります。

そして現代でも
「トイレ掃除をすれば幸運を授けてくれる」
なんていうことで、
この「トイレの神様」は
崇拝されているわけです。

でも、これは当然のことですよね。
「人が嫌がることを率先してやる」
ということができる人であれば、
やっぱり機会にも恵まれるし、
他人からの評価を集めることにもなるでしょう。

家のトイレでも、会社のトイレでも、
お店のトイレでも同じ。
お客さんが喜ぶのはもちろんでしょうが、
それ以前に自分のメンタルが
試されるわけです。

そう考えると
「ウスサマミョウオウ」さんも
あえて変な役を引き受けることで、
大勢の人の信仰を獲得した神様なんだ
……ということが言えそうですね。



[仕事ができる人の歴史入門]
夏川の「日本史」入門はこちら
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