成功者の「時間」の使い方12〜環境がスピードをつくる

私の新刊、
時間を使う人、時間に使われる人
(きずな出版、1404円)を、
さらに皆さんに役立ててもらうため
ブログで連載を始めた
「成功者の時間の使い方」。
12回目ですね。

何よりスピードアップと言えば、
素晴らしい偉業が9日に
達成されました。

桐生祥秀選手、
100メートル走で日本人初の9秒台。
9秒98の記録を出しましたね。

実際、9秒台というのは、
アフリカ系以外の選手で記録しているのは
世界的にも数人しかいません。

それだけの鍛錬をしたからでしょうが、
桐生選手自身が
「やっとスタートラインに立った」
と言うように、
これからさらに日本人が
9秒台を出し続ける可能性はあると思います。

じつはこれ、
私たちの仕事にも関連していること。
「フリン効果」という言葉を
皆さんは聞いたことがあるでしょうか?

フリン効果とは、
ニュージーランドの心理学者、
ジェームズ・R・フリン博士が提唱した理論。
人類のIQが世代ごとに増し続けていることを
理屈づけたものです。

つまり社会が高度なIQを
要請するものに進化したから、
必然的に私たちが思考能力を発達させた
……というものですね。

そのフリン博士は
「社会的相乗効果」ということを言っていて、
バスケットボールでも、サッカーでも、
参加する人間の数が増え、
高度な技術をより要請されるようになると、
必然として技術も向上してきたことを
述べています。
(A・ダックワース著『GRIT・やり抜く力』
ダイヤモンド社)

考えてみれば、いまはかつてないほど
日本の短距離ランナーは充実しています。
山県亮太さん、ケンブリッジ飛鳥さん、飯塚翔太さん、
サニブラウン・ハキームさん、多田修平さん
……という素晴らしい選手が揃い、
東京オリンピックという舞台もある。
「社会的相乗効果」は、
確実に生まれそうですよね。

そこで仕事もじつは同じなんです。
私は仕事がのろいから……なんて言っている人も、
おそらくは100年前に比べたら、
ものすごく効率的にたくさんの仕事を
こなしている。
それだけの生産性を、
社会が期待するようになっているからです。

ならば、もっと自分を忙しい環境や、
締切の短い環境に追い込んでみればいい。
あるいは仕事の速い人と、
一緒に仕事をするようにしてみればいい。

「定時に帰れない……」
なんて言っている人も、
皆が定時に帰るチームに入ってしまえば、
仕方なくそれに合わせるようになります。
じつは私もそうでした。

環境がまさに「人をつくる」んですね。



[時間を使う人の秘密]
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