「おばすて山」と「かむりきの山」

写真も金沢から帰り、
立ち寄った場所……ですが、
「夜景100選」に選ばれるほどの
美しい高速サービエリア。

長野自動車道の
「姨捨(おばすて)SA」ですね。
左側には有名な「棚田」もあります。
(段々になった田んぼ)
夜になると、すべての田に月が映り、
「田毎(たごと)の月」
なんて呼ばれています。

また前面には千曲川が広がり、
かつての川中島古戦場も
一望することができるんですね。

母親の希望で立ち止まった場所ですが、
別に「おばすて」に
来たわけではありません(苦笑)。
じつはこの辺りが、
母親の生まれ故郷なんですね。
長野県の千曲市、
かつての更埴市になります。

そして見たかったのが、
右にある富士山型の
ひときわ高い山。
これが「姨捨山」の伝承がある、
「冠着山(かむりきやま)」
という山です。

いまはわかりませんが、
かつて千曲で生まれた子どもは
必ず学校でこの山に登らされたそうです。
だから思い出深いんだそうですね。

「冠着(かむりき)」という名称は、
なんでもアマテラスオオミカミが
お隠れになった「天の岩戸」を、
アメノタヂカラオという神様が
二度とこんなことが起こらないよう、
「戸隠(とがくし)に隠したという
伝承があります。

そのときに立ち寄り、
冠をつけ直したのが、
この「冠着山」と言われているんですね。

そんな神々しい伝説がありながら、
一報では年老いた母親を
口減らしのために遺棄する山
……「おばすて山」の伝承も、
この山は持っています。

ただ、実際にそれが行なわれた記録はなく、
山も近くのどこかかもしれない。
(このサービエリアの場所とも言われます)

また「おばすて」の名前も、
この辺りの豪族だった
「小長谷部(おはせべ)氏」から
来たのでは……とも考えられているそうです。
すると「姨捨」とは関係なくなりますね。

さまざまな伝説をもったこの山。
その割にあまりメジャーではありませんが、
いずれ山のほうにも行ってみたいです。



[公私混同の時間]
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