湖底に眠る、日本人のルーツ

金沢から本日、戻ってきましたが、
さすがに長い運転は疲れます。
いつのまにか爆睡して、
起きたら4時になっていました。
この時間の更新で申し訳ありません!!

それで本日は、帰りがけによった
長野県のこちら。
「野尻湖」とその湖畔にある
「野尻湖ナウマンゾウ博物館」
ですね。
考古学を学んでいた大学時代から、
久々の訪問になりました。

巨大なナウマンゾウの模型の向こうには、
これも普通のシカの倍はある
オオツノシカ。
その隣には
ゾウの骨格も展示されています。

ナウマンゾウとは、
すでに絶滅した古いゾウ。
マンモスみたいなもの
……と考えればいいでしょう。

その歯の化石が
野尻湖の湖底で見つかったのは
1948年のこと。

そして1962年になって
ダムによる減水の時期を狙った
湖底や湖畔の発掘が始まりました。

結果、豊富な旧石器も見つかり、
このナウマンゾウを狩っていた
旧石器時代の日本人の生活が
明らかになっていったんですね。

発掘はそれ以来、
子どもたちを含めた有志参加で、
毎年のように行なわれています。

いまはちょうど
黒曜石を使った美しい
石器の展示も行なわれていますが、
彼らが生きたのは、
5万4000年〜3万8000年という
はるか昔のこと。
縄文時代すらまだ始まっていません。

しかし自然の中で逞しく生き、
こんな巨大な獲物を皆で狩っていました。

黒曜石などは野尻湖周辺では
採掘できません。
つまり、より精度の高い石器が欲しい
……と、他地域の集落と交流し、
物々交換するような経済システムも
すでに生まれていたんですね。

勇気ある戦士であり、
また、ベンチャー精神あふれる
探究者……。
これが私たちのルーツなんです。
野尻湖はあらためて、
そのことを教えてくれます!





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