よみがえってほしい古都

11日、ISISの拠点として占領下にあった
イラクの「モスル」の町が、
ようやく解放されたということです。

ずっと世界を悩ませていたテロ組織も、
少なくとも軍事勢力としては
掃討されつつあるようです。
隷属を強いられていた
現地の方々もやっと自由になり、
非常に喜ばしいニュースだと思います。

もう1つ、嬉しいこと。
じつはこの「モスル」の町の対岸が、
かつて「ニネヴェ」という町が
栄えたところ。
紀元前2500年からおよそ
2000年にわたって存在した
「アッシリア王国」の
首都だったところですね。

このアッシリアといえば、
じつは私にとっても縁のある
古代国家。
というのも「賢者の書店」のロゴに、
大学時代の専門だったエジプトではなく、
この国のスフィンクスを
使っているんです。

じつはアッシリアは、
歴史上でほとんど最初となる
巨大な図書館をつくった国。

前7世紀に国をおさめた
アッシュールバニパル王は、
シュメール、アッカドと続いてきた
古代メソポタミア文明を
深くリスペクトした人。
他民族ですがその言葉も学習し、
膨大な文献を保存しようとしたんです。

そしてニネヴェに、
「アッシュールバニパルの図書館」
をつくりました。

私たちの会社も、
そんな読書愛を受け継ごう……と、
ロゴに採用しています。
いじれにしろこのグローバルな考え方は、
頑に多文化を受け入れないISISとは
正反対ですよね。

残念ながらそのISISによって、
ニネヴェの遺跡群は、
ほぼ破壊されてしまった
……と言われます。

それでもかつての古代国家が目指したような
多くの民族がともに学び、
お互いの文化を研究できるような都市が、
復興していくといいですよね。

そしていつか、
ここを訪ねてみたいものです!




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