ガチャガチャで「火焔型土器」を手に入れる!

写真、私の著作
仕事ができる人の「日本史」入門
に乗せてみたのは、
縄文式土器……。
正確には「火焔型土器」と呼ばれる
燃えている火を象ったかのような
独特の土器……のミニチュアですね。

いまから5000年くらい前、
縄文中期の東日本で、つくられていました。

こちらはゴム製で200円で買えるもの。
じつは「カプセルトイ」
……コインを入れて回すと
カプセルに入ったオモチャが出る
いわゆる「ガチャガチャ」ですが、
「埴輪と土偶+土器&青銅器」
なんていうシリーズがあるんですね。

隣には
「コップのフチ子さん」がありましたが、
これは一体どれくらいの
人気があるのだろう?
よくもまあ、このコンセプトを
打ち出したものです(笑)

ただ、それでも縄文土器が出るならば、
当たった子どもは、
感動すべきかもしれません。

私の本にも書きましたが、
縄文土器と、
とくにこの「火焔型土器」は、
その昔の日本人がつくりだした
独特なアートであり、
世界でも異例の創造物です。

なんせ縄文土器自体が
世界で最古級の土器になりますが、
もっと異例なことは、
当時の日本は農耕を始めていないんです。

農業をやっていないのに、
土器だけ先行して生まれてきた。
農業をやっていないのに、
数百の住居が存在するような集落をつくり、
こんな土器をつくるような
職業集団まで出てくる文化をつくった。

こんな文化はそうそう、
世界にもありません。

それはドングリなどの木の実が豊富で、
採集と狩猟や漁猟だけで、
ある程度の人口を支えられるような
生活が可能だったから。

その文化の中で、
「土をこねて焼く」という単純な土器を
これだけ美しいアートにつくりあげよう
……という、
精神的な豊かさも生まれてきたんですね。

まあ、弥生時代とともに、
その文化は一新するのですが、
自然とともに生きてきた頃のスピリットは
現代の日本人にも、ちゃんと生きています。

そんな日本人の誇りとして、
このガチャガチャを見たら、
ぜひ何かのアイテムを手に入れてみて
くださいませです(笑)



[仕事ができる人の歴史入門]
夏川の「アジア史」入門はこちら
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