「あんぱん」の仕事術

こちらは銀座三越の
「木村屋總本店」で買った
「あんバターホイップ」。

あんぱんばかりが
ショーウィンドウで売っている珍しいお店
……ですが、
普通のあんぱんを買おうと思って、
なぜかこっちを買ってしまった……。
袋の色に惹かれたからでしょうか、
まあ、美味しかったですけどね(笑)

とにかく「木村屋總本店」。
明治2年の開業で、
その歴史は150年に近くなります。
現存するパン屋としては
日本最古になりますね。

ただ、日本で馴染みのなかった
「パン」を定着させるには、
相当の苦労をしました。
創業者の木村屋安兵衛さんと、
息子の英三郎さんの努力の賜物でした。

成功の要因は、なんといっても
商品開発とマーケティング。

そのアイテムがなんといっても、
彼らが生み出したイノベーション。
「あんぱん」だったわけです。

日本人に馴染みある味として、
あんを使い、
これに会う生地を酒種を使って
独自開発しました。

そしてこれを普及させるために
何をしたかといえば、
現代と発想は変わりません。

「有名人に食べてもらう」
ということだったんですね。

彼らがまず選んだのは、
日本版の「武士道」で知られる
元幕府の剣豪であり、
勝海舟に仕えたあとは作家になった
山岡鉄舟さんです。

その鉄舟さんの協力で、
明治天皇に味わってもらうことに
成功したんですね。
ネットもなければ、テレビもない時代、
でも
「天皇陛下が美味しいと言った」のであれば、
またたくまに評判が広まります。

さらには歌舞伎役者さんに
食べてもらったり、
チンドン屋さんを使った
宣伝をしたりと、
案外と巧みなマーケティングを
木村屋はやっていたそうなんですね。

その結果、「パン」がごく当たり前の
日本人が食べるものになりました。
人の努力は、文化をも変えるんですね。

あんぱんを食べるとき、
ぜひ思い出してくださいませ。



[効率無視の仕事術]
マーケティング、まさにマーケティングですね!
| 編集担当 | url | | 2017,03,Mon 11:20 |

そうです、まさにマーケティングです!
| 夏川賀央 | url | | 2017,03,Mon 19:07 |