「日切地蔵」の仕事術

写真は少し日にちをさかのぼりますが、
愛媛県は松山市。
「坊ちゃん列車」が出ている
「松山市駅」の前にあります。
善勝寺の
「日切地蔵」ですね。

なんでも平安時代のからの本尊を置き、
縁日が出たりして
地元では非常にお参り客の多い
お寺なんだそうですね。

で、「日切地蔵」なるものを
知っていたでしょうか?

「日限地蔵」とも言われ、
じつは全国に存在します。
その起源や伝承もさまざまなんですが、
パターンは似通っています。

誰かが病気などになり、
地蔵さんに対して、
「1週間でよくなりますように」とか、
「◯日までによくなりますように」
と願ったら、それが叶った……。

で、「いつまで」という締切を立てて
お参りすれば、
それまでに叶えてくれるという
厳格なお地蔵さんなんですね。

なるほど、「いつまで」と
デッドラインを明確にすれば、
それに合わせて仕事のスピードは早まります。

そんな時間術の基本を、
しっかり押さえている地蔵さんがいたんだ!
……と、
仕事術の本を書いている私としては、
称賛の声をあげてしまいますね。

でも、ちょっと待てよ!……です。

あくまでこれは他力本願。
自分の努力でやることではありません。
難しいお願いをして、
「いつまでに叶えろよ」なんていうのは、
まるでブラック企業の上司のような
お願いの仕方になります。
そんな上から目線で、願いは叶うのか……?

しかも
「願いに期限を設ける」なんていうのは、
考えてみれば
かなりハードルが高いですよね。

「幸せになりますように」
という願いと違って、
効果があったかどうかが明確に出るんです。
叶わないことも、
かなり多かったんじゃないか……。

ところがこの
「目切地蔵」や「目限地蔵」。
どこも全国で、
かなり信仰を集めていることが多いんです。

この心理は日本人ならでは
……と思うのですが、
追求すると面白そうですね。



[仕事ができる人の「歴史」入門]
夏川の「日本史」入門はこちら
早速結婚を今年中成立できるよう祈願してまいります。
| 編集担当 | url | | 2017,02,Fri 08:57 |

いってらっさいませ(笑)
| 夏川賀央 | url | | 2017,02,Sat 01:35 |