「格好よく生きる」哲学

「葬式無用 戒名不用」

この言葉は、写真の
「ペイジ・グレンブルック」
という車に乗っていた方が、
遺言に残した唯一の文句。

昭和の日本で最も
「格好いい人」
であったかもしれません。
白州次郎……という人ですね。

アメリカ占領下の日本で、
GHQとの交渉役を引き受けた人物。
なんですが、何が格好よかったかといえば、
外見、ファッション、ライフスタイル、
生活信条、生き様、仕事の仕方、
奥さんの愛し方……などなど。
すべてでございます(笑)

まあ、それがわかるのは、
夫妻が住んだ「武相荘」という家が
東京の町田市に残っていて、
作家だった奥さん・白州正子さんと併せ、
2人の人生をかいま見れるわけです。
http://www.buaiso.com/index.html

昨日は高知から、
トマト農家の麻岡夫妻が上京した
……という話をしましたが、
憧れの人ということで、
はるばるパーティの前に
ここを訪れました!

この「武相荘」は
もともと農家を改造したもので、
生活の基本は質素です。

けれども写真のような名車を
「油まみれの少年」
と言われるくらい愛したり、
日本ではじめてジーンズを愛用したりと、
非常に“粋”だったのですが、
何より魅力的なのは、
その誇り高き生き方。

「原理原則=プリンシパル」
を貫き通したことで知られますが、
敗戦国の交渉役としてGHQに接するなかで
屈することはまったくなかった。
アメリカ人から
「英語が上手いね」
なんて言われたら、
「あなたも勉強すれば、もっと上手くなれますよ」
と返す。

外務省が首相に、
GHQを褒め讃えたスピーチを
させようとしたときなど、
その場で原稿を書き直させたりしたんですね。
吉田茂首相のその演説は、
急遽、巻いた紙に書かせたものだったので
「トイレットペーパー演説」と呼ばれます。

それでも政治家などになることなく、
晩年は東北電力の会長職にもつきますが、
出張費は自腹で払い、
現場の作業員と酒を飲み交わすような
マネジメントを続けたんですね。

それで最後は
「葬式無用 戒名不用」と、
キレイに去っていく……。

今の日本は、
こういう人がつくったということを
忘れてはいけません!

[奮い立たせてくれる言葉]


2013,07,27, Sat 01:24
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