仕事をする「仲間」のために

久しぶりに掲載する
『「仕事を面白くしたい」
ときに読む本』。

もう14年も前の本なんですね。
絶版になっていますが、
こちら「賢者の書店」のPDF版です。
http://kenjabook.jp/a.html

なぜ、この本にあらためて
目を通したかったのか
……といえば、いろんな
「仕事を面白くする方法」を
説いた本ですが、
さすがに唐揚げを床にこすりつけたり、
商品を汚すようなことは
書いてない。

「バイトテロ」なんて
言葉が横行していますが、
アルバイト従業員による
不適切投稿の連鎖が
かなり問題になっていますね。

「厳罰を与えろ」という意見もあれば、
「放っておけ」という意見もある。
おおむね企業や有識者の意見では、
「教育を徹底しよう」
ということにはなっているようです。

それは確かにその通りですが、
1つ重要な視点が抜けている
……ような気もします。

何かといえば
「仲間」という感覚かな?……と。

実際、私もかつて10代のとき、
コンビニで
バイトしていたことがあります。

店長はあまり店に来なかったから、
馴染みではない。
とはいえ、先輩も入れば、
一緒に働く人もいるから、
まあ、その人たちに
「迷惑をかけないように」とか、
「褒められたらいいな」という意識は
働くわけです。

ところが、いまのSNSへの
不適切投稿を見れば、
称賛されようとしたり、
笑ってもらおうとしたりする相手が
完全に仕事外のところにいる
「内輪の仲間」に
向かっているわけです。

承認欲求の対象に、
「一緒に働いている人たち」が
入っていない。
つまり「仲間」とは
みなしてはいないんですね。

これは働く従業員だけに
責任があるわけでなく、
そもそものチームづくりでおいて
「仲間意識」を育んできたか?
……ということも
問題にあるような気がします。

モラルを教えたって、学校と同じ。
不良学生は現われるんです。
それよりも、
「このチームで
どれだけ仕事を面白くできるか」と
考えられる習慣を
つくる努力をすべきでは?

そのための教育は、
アルバイトを統括するリーダーのほうも
するべきなのでしょうね。

「一緒に働く人を喜ばそう」
という意識があれば、
「くだらないことをして、
ネットの向こうにいる身内の友達を
ここで喜ばそう」
……なんてことは、
あまり意識しなくなるのでは?
そんな気がしました。



[効率無視の仕事術]

「元気が出るトークライブ」って何だ?

今日はあらためてですが、
3月1日に開催、
「第62回・賢者の会
〜夏川&酒井の元気が出るトークライブ」
の紹介です。

オリジナル画像を入れた
Facebookページもつくっています。
https://www.facebook.com/events/404530276948522/
コアラはなんとなく、
私たちの会の「ゆるさ」を
象徴してますよね。

招待メールも送っていますが、
届いていない方もいるかもしれません。
自由参加なので、
気楽に申し込んでくださいませ。
会費は2000円です。

でも、一体何をやるのか?
詳細はまだ決まっていませんが、
「元気が出る」というテーマは
酒井さんと話し合って出したもの。

そもそも「賢者の会」という
勉強会を開催してきて思ったのは、
参加される方の目的や希望が
それぞれやっぱり異なっていることです。

「勉強したい」という方もいれば、
「交流したい」という方もいる、
ただ単に「楽しみたい」という人もいれば、
お仕事の営業をねらっている方も
いらっしゃるでしょう。

そうしたいろんなニーズに応えるため、
「賢者のサロン」という形で
対話する場をつくりましたが、
やっぱり広く皆が一致して
参加できる場もつくりたい。

では「何が?」と思ったとき、
共通するのは
「プラスの気持ちになる」
ということだと考えたわけです。
嫌な思いをするために、
わざわざセミナーに参加する方も
いませんからね。

ちょうど酒井さんの頭の中には、
かつて80年代〜90年代に一世を風靡した
「天才たけしの元気が出るテレビ」
があったようです。

その内容は、
いろんなプロジェクトの寄せ集めで、
必ずしも一貫性のあるものではありません。
ただ不思議と、
日曜の夜にそれを見れば、
不思議と「元気が出る」気がしていた。
そんな感じのものができれば
……ということなんですね。

確かに今の世の中を見れば、
みんなに元気がなくなっているのも
事実なのは確かでしょう。
私のこれを1つの研究対象にし、
いずれ「元気が出る」というテーマの
本を書きたいとは思っています。

そんなふうに、さまざまな目的で
今回は皆さんが参加してくだされば
こちらは本望です。

内容の詳細は、また逐一
ブログなどで
紹介していければと思います!



[賢者の会・賢者のビジネス研究所]

世界を理解するために知っておきたい「海の歴史」

夏川が読んだ本の紹介、
今日はこちら
海の地政学
(ハヤカワ文庫)
というものですね。

著者のジェイムズ・スタヴリディスさんは、
元アメリカ合衆国海軍大将
……という方。
その人が語る、海の歴史ですが、
よくも悪くも、
アメリカがどれだけ
「海の治安維持」に
気を遣ってきたかがわかります。

それだけ世界の歴史は、
「制海権の掌握」によって
決まってきたんですね。

実際、ヨーロッパが中世まで
文化的に衰退していたのは、
地中海とインド洋を
イスラム諸国に支配してきたから。

そのヨーロッパは大航海時代、
大西洋を支配することで、
一気に世界の頂点に立つ力を得ました。

一方で日本という国は、
隣の中国が長い間、海に関心がなく、
太平洋は空白状態だったことで、
長く平和な時代を保てました。
それがついに黒船がやってきたことで、
時代が大きく動くわけですね。

いまの時代でも、
物流の大半が海で行なわれることは
変わりません。

日本人はどうも伝統的に
海に関しては「ゆるい」ところが
あります。
だから近隣国とも
トラブルが絶えませんよね。

ただ、世界の海の情勢は、
案外と不安定なところもあります。

実際、アメリカ海軍が
最も神経を遣ってきたことは、
ロシア艦隊でも中国艦隊でもなく、
じつは「海賊」たちだとか。

その国籍は様々ですが、
カリブ海だとかソマリアだとか
アラビア半島の近辺の海で、
ちょっと海賊の力が増すと
世界の経済にも影響してくる。

じつは海の安定は、私たちにも
身近な問題だったりするわけです。

何かとニュースになる問題も含め、
勉強しておくには、
いい本かもしれませんね。



[常識転換の読書術]

アートは人の想像力を試す

先日、恵比寿ガーデンプレイスを
通り抜けようとしていたときですが、
広場のほうで音楽が流れています。

それは穏やかな環境音楽のような調べ。
そこでテラスから下を見ると、
中央に天幕のようなものが
つくられています。

一体何だこれは?

「東京都写真美術館」をメーン会場にして、
現在、「恵比寿映像祭」という催しが
行なわれているとのこと。

こちらはその作品の1つで、
映像作家のさわひろきさん
という方が出品している
「platter」という作品のようです。

のぞきこむと、
天幕は見世物小屋のような感じで、
音楽を流す蓄音機の向こうに、
四角と丸のスクリーン。

自分が観たとき、
一方には古い家の断片を
映したような映像。
もう片方には、
遊牧民族が馬に乗って行進しているような
映像が流されていました。

一体これ、何を意味しているのか?
ちょっと想像力を
かりたてられますよね。

「platter」というのは、
「大皿」を意味する言葉ですが、
それが転じて、
CDなどのディスクの意味でも使われます。

つまり「記憶媒体」ということなんですね。

過去から現在まで、
人々は映像の記憶によって
体験を伝承してきた。

ところが現在、
それらはデジタル化して、
そのまま保存されていようになっていく。

本来なら記憶の語り手が物語をつづる
「見せ物小屋」で、
いまは断片的なデジタルデータを
見せつけられる。

そこに人間の想像力が
はたらく余地はあるのか?
現代に対する、
一種の警鐘のような意味も
あるのでしょうね。

うん、確かに私たちの想像力は
衰えているかもしれない。
でも、こうしたアート作品について、
「一体何を意味するのだろう?」と
考えること自体が、
やっぱり想像力のチャレンジかもしれません。

こういう作品を見ると、
現代アートの見方というのを
勉強したくなりますね。

展示は24日までのようですよ!



[公私混同の時間]

知っておきたい骨髄ドナーのこと

世間はこの方への心配で
あふれかえっています。
水泳の池江瑠花子選手。

白血病を診断されたことを発表し、
しばらくは治療に専念することに
なりました。

本当に心配されますが、
「必ず戻ってきます」と明るく笑う当人。
本当に強い方なんですね。
さすが一流のアスリートです。

ただ、その根拠も気休めではないようです。

一時はテレビドラマで、
悲劇のヒロインがかかる病気の
定番だった白血病。
でもいまは、早期発見の場合の生存率は
80%から90%ともいわれます。

つまり、治る確率は
かなり高いんですね。
とにかく治療に専念し、
あらためて元気な姿を見せてほしいです。

それと同時に、骨髄ドナー登録する方が、
このニュースをきっかけに、
270人超になったとか。
この迅速な反応をができる方々は、
かなり素晴らしいものがありますよね。

じつは「骨髄」と聞くと、
私はかなりトラウマがあるんです。

忘れもしません。
小学1年のころに入院したとき、
医者が病気を特定できず
骨髄の献体をとりました。
(いまは当たり前の膠原病でしたが)

その衝撃は思い出したくない。
看護士さんたちに押さえつけられ、
背中をグサッ!
大絶叫と大号泣ののち、
小1の私は気絶しました。
そんなひどいものだったんですね。

そんなトラウマがあるものですから、
「絶対にムリ」と思っていたのですが、
いまは全身麻酔をするそうです。
しかもドナー登録だけであれば、
血液検査だけでいいとか。

「そういう情報は早く告知しろよな」と、
相変わらず私は思いますが、
多くの命が助かる可能性もあることです。

ぜひ体力・気力のある方は、
調べて挑戦してみると
いいのではないでしょうか!