「不自由」を理解する

12月9日というのは、
「障害者の日」なんだそうです。

なんでも1975年の国連総会で、
この日に
「障害者の権利宣言」というのが
採択されました。

その日を記念して
「障害者の日」ができる。
じつは3日が「国際障害者デー」で、
ずっと
「障害者週間」だったそうですね。

だから特別に障害者を意識しよう
……というのは間違いでしょう。

ふだんから私たち、
「そういうことで不自由になる人がいる」
ということに
もっと配慮しないといけないですよね。

前に足の悪い母親と、
地下に降りたところにある
ファストフード店に行ったときです。、

母親は手すりさえあれば
階段を上がれるのですが、
手すりが壁づたいにあるものですから、
そこに自転車を止める人が
結構いるんです。

本当はこれ違反なんですが、
隅だからいいだろうと、
みんなやってしまう。
「足が不自由な人がそこを使う」
ということが
頭から抜けているんですね。

自転車をどかしているところに
当人が来たので、
思わず、「置くなら堂々と
真ん中に置いてください」と
文句を言ってしまいました(笑)

別にあらためて権利を主張されなくていい。
障害者はただ、障害があって
何かが不便になっているだけ。

日本語がわからない外国人に
身振りで示すように。
重い荷物を女性に持たせず
男性が持ってあげるように。
ただ、「当然の配慮」として、
健常者はマナーをもって平等に
「不自由」をかばってあげるようにしたいですね。

画像は来年のオリンピック、
正式種目となったサーフィンに
選手として出るのだろうか……?

パラリンピックじゃないですよ。
片腕のプロのサーファー。
ペサニー・ハミルトンさん。

子どものときにサメに襲われ
左腕を失ったのですが、
それでも努力してサーファーになりました。
映画にもなっていますね。
スゴい人がいるものです!



[公私混同の時間]

ママたちのバイブルにぜひ活用ください!

本日は本の紹介、
著者の渡辺のぞみさんに
いただきました。

ママのゆるコツ事典
(文響社)
という本ですね。
本体1280円で発売中です。

開いたページは
「嫌われ野菜たちの攻略法」と
題されていますが、
ピーマンやにんじんなどの野菜を
どうやって子どもに食べさせるか!

個人的には「タマネギ」が
欲しかったかもですが(苦笑)、
こんな感じで小さいお子さんを持った
お母さんに、
必要な情報がイラストで盛りだくさん!

朝の起こし方に、お弁当のこんだてに、
むずるときの対処に、歯の磨き方に、
お片づけのさせ方、絵本の読み方、
健康管理に、お風呂の入れ方に
「なぜ?」って問われたときの答え方に!

そのほか、夫の扱い方に、ケンカの仕方に、
祖父母の扱い方に、
職場との両立の仕方まで。
ダイエットや自身のメンタルケアまで入り、
とにかく、ありとあらゆる知恵袋が
満載されています。

よくここまで大量の情報を集め、
1冊の楽しい本にまとめあげたな……と
感心しますよね。

「お母さんは本当に大変だな」と思うのは、
こんな「自分を称賛する合言葉」も
集めていること。

出来合いのお惣菜を買うとき……
「外食するより安いし!」

冷凍食品を選ぶとき……
「添加物が少ないものを選んでいるし!」

掃除ができないとき……
「いつかやろう、って思ってるし!」

家事が後回しになるとき……
「だって、子どもと過ごす時間が
大切だし!」

ええ、その通りですとも(笑)

著者の渡辺さんもやはり、
忙しいフリー編集の仕事をしながら
主婦としてお子さんを育ててきた方。
それだけに皆が抱えている悩みはわかるし、
何とかやりくりして
やるべきことを両立させてきた。

おそらくは同じ環境に
いなければわからない、
「これが知りたい!」という
切実な情報なんでしょうね。

さらに
「子どもに四季を教える」
なんていう項目は、
出版関係でないと思いつかないかも。
でも、知っているとこれ、
とても尊敬される親になれそうです。

小さなお子さんを抱えている方は、
ぜひ手元に置いておくといいかもですよ!



[常識転換の読書術]

スーパーでお釣りをもらい忘れた日……

こちら地下鉄の
白金高輪駅に隣接している
「クイーンズ伊勢丹」です。

じつはずっと
リニューアルをしていたんですね。
ようやく新装開店になったのですが、
先日、久々に買い物をする機会がありました。

リニューアルして大きく変わったか
……といえば、
それほどの変化はありません。
お惣菜や弁当が増えたくらい。
自分にとっては嬉しいかも。

でも、大きく変わったのは
「セルフレジ」です。

ときどきありますね。
レジで計算をしてもらったあと、
その場でお金のやりとりはせず、
自動の支払機のところに行って
清算をする仕組み。

正直、近所にあまりないせいで、
使い慣れてはいません。

で、大失敗をしてしまいました。
お釣りを取り忘れてしまった
……んですね。

なんせお釣りが出るところが
下のほうにあります。
上のほうの機械を操作して、
「ここをこうすればいいんだな」
なんて苦戦していたから、
お釣りのお札が出ているのを
スルーしてしまった。

その額6000円……。

いや、当然あとで気づいて
クイーンズに連絡しました。

「これこれを買ったんですが……」と
説明をすれば、
「よかったです。電話があって!
すぐ追いかけたんですが、間に合わなくて!!」
真っ先に喜ばれました。

ちゃんと預かってもらえていたんですね。

まったくの大失敗ですが、
なんとなく嬉しい。
誰にも取られていなかった幸運と、
お店側のちゃんとした対応。
ピンチがチャンスに変わった瞬間
でしょうか(笑)

まあ、すぐに取りに行ったのですが、
「いい店だな」という
印象にはなりますよね。

1つひとつの対応が、
じつはマーケティングになっている。

でも、その前に私は、
うっかりをなくすように
注意しないとなあ……。



[夏川が出会った「できる人」たち]

「照一隅」の精神

照一隅
一隅を照らす……。
そもそもは最澄さんの言葉ですが、
「いま自分が置かれた境遇で、
いま自分にできる最善を尽くしていこう」
という意味。

4日にアフガニスタンにて、
銃撃によって73年の生涯を閉じました。
ペシャワール会の中村哲医師が、
信条にしていた言葉だそうです。

本当にその通りのことを、
実践された方だと思います。

そもそも70代で、
アフガニスタンで頑張っていたこと
……自体がすごいのですが、
一隅を照らしたことは、
それどころのものではありません。

もともとハンセン病の治療のため
戦地だったアフガニスタンにわたった
中村さんでしたが、
病気を撲滅するためには
劣悪な生活環境を改善しないと
どうにもならないことを悟った。

そこで自らスコップを持ち、
井戸や農水路を掘ることを始めたんです。

「私は医療関係者だが、
薬だけでは人々の健康は守れない。
清潔な水、
それから十分な食べ物を確保するために、
かんがい事業が欠かせない」と。

2006年までになんと、
飲料用の井戸1600本と、
かんがい用の井戸13本を
掘ったということです。

とにかく皆が変わらなきゃいけない。
戦争なんてやっているヒマはないぞ
……と、うったえ続けた中村さん。
アフガニスタンの民衆や政府はもちろん、
テロ組織のタリバンでさえからも
尊敬されていたと言います。

でも、民衆が豊かになることを
望まない輩もいた。
当然それはわかっていたのでしょう。
とても哀しい最後になってしまいました。

それでも、意志は必ず継承される。
私たちはこんな日本人がいたことを
心から誇りにし、
別に平和活動をしなくていい
ボランティアをしなくていいから、
何より「いま自分が置かれている状況」で
弱くてもできる限りの力をもって
問題に立ち向かっていける人間でありたい。

それが重要なことなんだろうな
……と思います。

私も「一隅を照らす人」で、
ありたいですね。



[Words of Wisdom〜君はこの言葉を知っているか?]

新千円札の顔、あの人の人となり

こちらの建物、
港区白金にある北里研究所病院の
一番はじっこにあります。

「北里柴三郎記念館」です。

数年前にできた新しい建物とあって、
非常にキレイな外観です。

決して大きなスペースではありませんが、
なかには北里柴三郎さんの
研究成果のほか、
生前に使っていた愛用品なども
展示されています。

明治時代の古い顕微鏡や
実験道具のほか、
愛用の帽子とか懐中時計などを見ると
案外とお洒落な方だったんだな
……と、はじめて知りました。

2024年には1000円札にもなる
北里柴三郎さん。
破傷風の培養にも成功し、
日本の細菌学の礎を築いた人です。

ドイツのコッホ博士に学び、
世界的にも認められた研究者。
でも、ノーベル賞は授賞していない。
どうしてか知っていたでしょうか?

じつは研究をしながら、
その最後の論文での発表というのを
彼はあまりしていないんです。
共同研究者や弟子に任せてしまって、
自分は別のことに専念していた。

その「別のこと」というのが、
いま北里研究所になっている
伝染病研究所の設立や、その運営。

あるいは病気自体の撲滅や
患者さんの治療……だったんです。

ようするに自分の仕事は、
人の命を助けること。
それが最優先の仕事であり、
他人に評価されることなんて
「どうでもいい」と考えていたらしい。
まあ、「武士道」ですよね。

「我れ学のためには
一身を犠牲に供するもなお、
かつこれを辞さず、
世人、小生を呼んで頓狂と称し、
恩少なく徳に背けりと言うも、
そわ余人の評に放任せん」

こちらは
奮い立たせてくれる科学者の言葉90』より。

「人が何と言おうが、
自分は自分のすべき学問を貫くまで」と
宣言した言葉。

そんな強い意志を持った方の痕跡。
無料で見学できますので、
用事があって病院にきた方は、
のぞいてみるといいかもしれません。



Words of Wisdom〜君はこの言葉を知っているか?]