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目からウロコ!なぜユダヤ人がビジネスに強いのか?
編集担当(04/08)
夏川賀央(04/08)
編集担当(04/08)
「あんぱん」の仕事術
夏川賀央(03/06)
編集担当(03/06)

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誤解してはいけない、アメリカ屈指の名将の姿

「南部にいる奴隷すべてを
私の所有にできればいいのに。
そうすれば戦争を避けるために、
彼らをすべて自由人として
解放してやれるんだが」

誰の言葉でしょう?

じつはこれ、
アメリカの南北戦争において
「南軍」の司令官として活躍した
ロバート・E・リー将軍の言葉なんですね。

知ってのとおり、
この人の銅像を撤去しようとしたことに
白人至上主義者が反対し、
それに異を唱えた人々との衝突で
アメリカでは犠牲者が出る
悲劇が起こりました。

非常に悲しいことなのですが、
リー将軍当人だって、
悲しんでいるでしょう。
じつはこの人、差別主義どころか、
本当は奴隷制に
反対すらしていたそうなんですね。

ただ、南側に生まれた者として、
奴隷制を推奨する「南軍」を
率いることになってしまったとのこと。

じつは何度も辞任を願い出たそうですが、
いかんせん劣勢だった南軍。
請われてしまうと、
見捨てることができなかったんでしょうね。

実際、この方はアメリカの軍人でも、
見本にされるくらい
「人格者」として知られてきた方です。

当時の南軍には、
それこそカウボーイ上がりの
荒れくれ者が多かったのですが、
彼はどんなに出自の卑しい者でも対等に接し、
現場での裁量権を尊重した。
それで大勢の兵士たちに
尊敬されたそうですね。

戦後は北軍によっても名誉を回復され、
荒廃した南の州の復興に務めています。

そんな自分が、
差別主義の象徴になり、
争いのもとになってしまった……と知ると、
さぞやリー将軍も
嘆くのではないでしょうか。

人種差別はとんでもありませんが、
人にレッテルを貼り、
事実をきちんと踏まえずに批判するのも、
やはり人種差別と同じことになってしまいます。

ですから少なくとも、
歴史をきちんと認識する姿勢は
私たち、持ちたいですね。



[仕事ができる人の歴史入門]
夏川の「アジア史」入門はこちら

シベリアから帰った男が成し遂げたこと

1945年の8月15日……といえば、
戦争が終わった日ですね。

ただ歴史的に忘れていけないのは、
それは「シベリア抑留」の始まりでもあった
……ということです。

旧ソ連の侵攻によって、
満州などに駐屯していた日本兵が捕虜となり、
シベリアへ連れて行かれた。
そこで強制労働や、
共産主義の思想教育といった
辛い日々を強いられたわけです。

戦争が終わっても、
まだ悲劇は終わっていなかったんですね。

そこで紹介したいのは、
石橋信夫さん、という方。
「大和ハウス工業」という会社の
創業者です。
その人生は、
逆境のリーダー・石橋信夫
(ダイヤモンド社)
という本に詳しく記されています。

石橋さんも満州で捕虜となり、
シベリアで辛い経験をした方。
栄養失調と立ったまま暗い箱に
閉じ込められる拷問で、
いつ死んでもおかしくない日々を
3年間も過ごします。

最後は戦中に
ロシアの子どもを助けていたことがわかり、
日本に復帰することができたんですね。

そんな石橋さん、
日本に戻ると
「この焼け野原を何とか復興させたい」と
強く願います。

そこでまず株の投資家となり、
資金を貯めたあとで
「大和ハウス工業」をつくり、
「いまの日本でも大量に建てられるものを」
ということで、
「パイプハウス」に
「プレハブ建築」という、
新しいビジネスを開始したわけです。

それからどんどん進化し、
住宅から工場まで何でもつくるようになった
この会社。
現在では、
民間工事の受注のみで1兆6000億円という
ゼネコンを超える利益を出している
優良企業なんだそうですね。

そんな大和ハウス工業に、
第一の理念として石橋さんが掲げたのは、
「事業を通じて人を育てる」
というもの。

この国とって大切なのは
建造物を建てることでも、
経済を発展させることでもない。
真っ先に必要なのは、
人自身が成長させることなんだ……と、

さすが苦難を乗り越えてきたからこそ
よく理解していたことなんでしょうね。



[奮い立たせてくれる言葉]
※過去の名言集、電子出版になっています!

ボルトの言葉〜記録よりも誇りにしたいこと

「努力を重ねれば、
何ごとも可能だと証明してきた。
それは若い世代に残した遺産だ。
たった1つの大会、最後の敗戦が
これまで達成したことを変えるわけではない」

誇り高い言葉ですね。
8月13日、ロンドンの
世界陸上選手権をもって引退した
世界最速のランナー。
ウサイン・ボルト選手の言葉です。

30歳とのことですが、
もう引退なんだ……と思うと、
早いですよね。

最後は100メートル3位と
リレーは怪我で棄権でしたが、
それでも自身の成果に誇りをもって
最後のステージを締めくくりました。

ボルトさん、
明るいパフォーマンスとは対象的に
非常にストイックで
厳格な人だったようです。
何よりよく知られているのは
「反ドーピング」への姿勢。

かつてリレーでは、
ジャマイカのチームメイトが検査に引っかかり、
メダルを剥奪されたことがありました。
でもボルトさんは選手生活のなか、
一貫して疑惑対象になることすらなかった。

100メートル走の歴代記録者を
ずらっと並べ、
そのうちドーピング問題や
疑惑のあった人を消していくと、
もうボルトさんの名前しか
残らないようです。

それくらい検査に引っかからないところ
ギリギリを狙って体を強化し、
記録を出していくのが当然にも
なった世界で、
あえてアンチドーピングで
最速に挑戦していく。

「それでも偉大になれることを
若い世代に伝えていきたい」
……という信念をもっていたわけですが、
そんな自分の信念を曲げずに
やってきたからこそ、
その選手生命が短かろうが、
最後の記録が不本意だろうが
「自分のやってきたこと」
に誇りをもって
1つのステージを卒業することができるのでしょう。

大事なのは
「なにを成し遂げたか」でなく、
「どのように成し遂げたか」
なんですね。

そんなふうに「誇りある仕事」を
目指したいものです!



[奮い立たせてくれる言葉]
※過去の名言集、電子出版になっています!

戦争は人をどう変えるか〜水木しげるさんが残したもの

夏川が読んだ本の紹介ですが、
8月15日は終戦記念日ですね。

戦争を考えるとき、私たちは大方、
「絶対にしてはならないもの」と
大局的な見方で考えがちです。

それはそうなのですが、
本当に戦争の本当に悲惨さは、
実際にそれを体験した目でなければ
わからないことなのでしょう。

実際に戦地にあるのは、
「愛する者のために命をかける」という
感動ドラマでもない。
ただ「生き残るために、何をするか」、
「そのためには嫌でも敵を殺さなければならない」
という過酷な現実です。
その状態に人を追い込むものだからこそ、
二度とは繰り返していけないもの
……なのだと思います。

そんな戦争の苦しさを、
記録として残してくれた方の1人。
紹介したいのは、
漫画家・水木しげるさんの自伝
マンガ・水木しげる伝』ですね。

講談社からマンガの3分冊で
発売されています。

水木さんは陸軍の軍人として、
パプアニューギニアの
ラバウルに派遣されています。

ラバウル自体は比較的損害の少なかった場所
……ですが、
南方の島々では多くの日本兵が、
餓えや病気で亡くなっています。
それくらい過酷な場所だったんですね。

水木さんもマラリアにかかり、
さらに空襲で片腕を失い、
瀕死の重傷になります。
生死の境をさまよっていた水木さんが
いったい何をしたか?

仲良くなった原住民の村へ、
迷いこむように入っていったんですね。
そこで彼は「生きる力」のようなものを
取り戻していったわけです。

妖怪との出会いも、
南方の島で体験したことが
大きかったようです。
過酷な環境で感じた自然の生命力に、
原住民たちのスピリチュアルな思想。
いつ死ぬかもしれない恐怖の毎日。
そんな状況が、
水木さんを「妖怪」と出会わせました。

これが戦後、
『ゲゲゲの鬼太郎』に
つながっていくわけです。

決して水木さんの体験は
感動的ではないし、
ただ1人の兵士が生きようとした結果、
何が起こったか……という
一片の記録に過ぎません。
しかしそれだけに、
「戦争で人がどうなるか」という事実を
生々しく見せてくれています。

あらためて
貴重な体験記を残してくれたんだな
……と感謝の気持ちが起こりますね。



[常識転換の読書術]

成功者の「時間」の使い方10〜コロンブスの「やり抜かせる力」

私の新刊、
時間を使う人、時間に使われる人
(きずな出版、1404円)。

Facebookやtwitterでは紹介しましたが、
「リブロウィング新橋店」さんで
ビジネス書ランキング3位。
「文教堂書店・浜松町店」さんでも
大々的な展開が始まっています。
書店で見かけたら、
皆さんぜひ、手に取ってみてくださいね。

そこでブログ連載している
「成功者の時間の使い方」ですが、
このお盆時期、私は締切を抱え、
執筆作業が佳境に入っています(笑)

とはいえ、この時期、
なんといってもモチベーションを保つのが
大変なんです。

なんせ世間では
みんな遊びに出かけているし、
暑いし、やる気が起こらない。
さっきなんて窓を開けたら
部屋にカナブンが飛び込んできて、
追い出すのに一苦労でした。
思いっきりへこみます。

時間術でいえば、
スピードアップ以上に、仕事を中途させず、
ペースを維持させていくことが
非常に重要なんですね。

そんな困難を乗り越えて偉業を達成したのが、
この方。
クリストファー・コロンブスさんです。

彼の大西洋航海は、
夏の執筆どころではありません。
炎天下の赤道直下で、
船乗りたちに肉体労働で帆船を駆らせ、
ひたすら西へ進んだわけです。

本当に陸地につくのか?
(目指していたのは日本やインド)
確証はないし、
食糧も不足すれば、時化も起こったりする。

おまけに彼はスペインの船乗りたちから見て、
イタリア人の外国人です。
信用できるのかも微妙でした。

そんななか、
彼らの心を折らせず、仕事をさせる……。
これは大変だったでしょう。

なのでコロンブスさんは、
いろんなことをしています。

①欲望を刺激する
向こうにあるのは、黄金の国だぞ!
到着したら、大金持ちになれるぞ!
……なんてニンジンをぶらさげ続けました

②目標に近づいていることを示す
スマイルズの「自助論」』にもありますが、
陸地の近くに生える海藻を見つけては、
「ほら、これを見ろ! 沿岸に生える海藻だぞ!
もうすぐだ、頑張ろう」
……なんて、
ゴールが間近であることをうったえ続けました。
ならば「もうちょっとだけ頑張ろう」と。
途切れそうな意欲を引き延ばし続けたんですね。

③啓発する
「コロンブスの卵」のエピソードが
本当かどうかはわかりません。
ただ「地球は丸い」と信じさせるため、
彼が船乗りに科学的な論理をよく説いています。
理屈を信じられる限りは、
「ムダなことをしている」とは感じません。

④懇願する
「とにかくお願い」「あと3日だけ!」
「それで陸地が見えなかったら、引き返すから」
……そんな平謝りの懇願を
彼は船乗りたちに繰り返していました。
「しょうがねえなあ」と、
それでなんとか仕事を持続させたわけです。

まあこんなふうにして、
アメリカ大陸への到達は実現します。
コツコツ続ければ、
困難な仕事もやがてゴールにたどりつくんです。

夏でも忙しい方は、
ぜひ参考にしてみてください!



[時間を使う人の秘密]