名優がいかに映画をつくったか?

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今月の5日なりますが、
往年の名優、カーク・ダグラスさんが
この世を去りました。
103歳の長寿だったそうですから、
大往生ということでしょうね。

多くの人にとっては、息子さんの
マイケル・ダグラスさんのほうが
リアルタイムかもしれません。

でも、同じように俳優であり、
プロデューサーでもあった
カーク・ダグラスさん。
有名な映画を数々つくっています。

その1つに、
『スパルタカス』という作品があります。

古代ローマ時代、実際にあった
剣闘士奴隷たちの反乱を描いたもの。

奴隷たちがローマ軍に敗北し、
捕らえられとき、
「誰が首謀者のスパルタカスだ?」
と問われたとき、
皆がリーダーをかばって
「俺がスパルタカスだ!」と
名乗り出すシーンは有名ですね。

自由を求めて戦ったスパルタカス。
この作品は、カーク・ダグラス本人が
巨額の費用をはたいて、
「何としても映画化する」と、
つくりあげた作品だったそうです。

そのために彼は、
当時の「赤狩り」で逮捕までされた
ダルトン・トランポという脚本家と、
当時まだ若手であり、
「天才だけど、性格に難あり」とされていた
スタンリー・キューブリック監督を
あえて起用したんですね。
『2001年宇宙の旅』が生まれる
8年前のことでした。

お陰で映画の制作は
揉めに揉めたようですが、
とくにキューブリック監督とケンカしながら、
最終的にはスゴい作品が出来上がりました。
いまも評価の高い映画になっています。

そもそもユダヤ系ロシア人という
特殊な生まれで、
差別を受けながら育ってきた
カーク・ダグラスさん。

レスラーをやり、それから軍に入り、
戦争の後で映画デビューをした
……という経歴の持ち主です。

だからこそ自由を求めて戦う人間の
生き様を描きたかったのでしょう。
映画の中でスパルタカスは
最後に磔にされますが、
それも誇りをもって、自ら選んだ道。

「人はしょせん、自分で自分の
背中を押すしかないのだ」

人生は長さでなく、密度なんでしょうね。



Words of Wisdom〜君はこの言葉を知っているか?

「当たり前のもの」ほど奥が深い

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こちらは先日、
はじめて賞味することができました!

「日本コカ・コーラ」から
発売されている
「こだわりレモンサワー・檸檬堂」
というお酒。

その「鬼レモン」味ですね。

一時は店舗で、
軒並み売り切れになっていた商品です。
それだけ大人気だそうで、
飲むとやはり美味しかった……。

とはいえ、たかが定番の
「レモンサワー」には違いありません。
それがどうして、こんなに売れているのか?
正直、私には、
他のものとの違いはよくわからない(苦笑)

でも、やはり「違う」んですね。

阿部寛さんのCMでも認知された
この商品。
味は4種類で、一番度数の高いのが
この「鬼レモン」。
アルコール度数が9%です。
お陰で、ちょっと酔うことができた……。

こんなふうに度数で分けているのも、
それだけ「レモンサワーのみ」に
とことんこだわったから。

なんでもその製法というのは、
「前割り焼酎」というもので、
すりおろしたレモン果汁と
焼酎をあらかじめ馴染ませ、
それからアルコールの濃度に応じた
味をつけるそうです。

3%が「はちみつレモン」。
7%が「塩レモン」といった具合ですね。

さらにサワーがよく飲まれる九州でまず
ナンバーワンのシェアを獲得し、
それから全国販売する
……という段階的なマーケティングも
実施しているとか。
だから販売に先行して
口コミが広まることにもなりました。

なるほど一般人は、
「レモンサワー」といえば、
ただそれだけの普通の商品に見える。

でも、突き詰めていくと、
どんなふうに全国で飲まれいるか。
そんな作り方が好まれているのか
……などなど、
さまざまな側面を持っているわけです。

考えてみればビジネス書だって、
「時間術」であったり、
「話し方」であったりと、
ごく定番のノウハウでも、
多種多様な本が
毎月のように発行されているわけです。

その中から厳選され、
より優れたものが皆の支持を得ます。

つまり、「当たり前そうなもの」ほど、
じつは極めれば、その奥が深い。
「そんなのわかっているよ」と、
知った気でいてはいけないんですね。



[効率無視の仕事術]

できる人は、先を見越して行動する

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画像はアルコールの含まれている脱脂綿、
妹がアマゾンで購入して
我が家に送ってくれました。

私の母親は糖尿病をもっていますが、
ご存じの通り、この病の人は
インスリンの注射を
打たなければいけません。

その際にアルコールでの消毒が必要なのですが、
最近はメディアで、
新型コロナウィルスの予防に対し、
この消毒液を薄めたもので
手を洗うといい……ということが、
紹介されたそうなんですね。

お陰で普通ならあまりニーズの高くない、
このアルコール液が大量に買い占められ、
ドラッグストアの店舗から
消えてしまうことが起こりました。

これ、自身での注射が必要な
病気を持っている人には、
かなり死活問題ですよね。
困っている人、
けっこういるんじゃないか。
紹介したメディアは
こうなることを予測できていたのだろうか?

幸い、ストックはあったのですが、
なくなったら仕方ないから
ウォッカでも買ってきて代用しようかと
母親と話していました。

ところが先に妹はそれを見越し、
アマゾンで注文して
送ってくれていたんですね。
さすがでこざいます。

いま、こうした問題は
いろいろ起きていますよね。

シンガポールは現在、
健康な人がマスクを買うのを
禁止しているそうです。

どうしてかといえば、
マスクが足りなくなることで、
咳をしている人がマスクをできなくなる。
健康者の行動が、
かえって飛沫を拡げるリスクを
高めることになっているわけです。

ウィスルの疑いで強制入院させることで、
持病の治療ができなくなる。
それで重篤になってしまう……。

中国で現実に起こっていることですが、
日本もようやく
ダイヤモンドプリンセス号に乗船している
持病持ちの高齢者を船から
降ろすことを決めました。

この選択をしたら、
将来どんなリスクが生まれるか?
この行動の結果、
世の中にはどんな影響が生じるのか?
これから一体、どんな問題が生じえるのか?

病気の予防に限りませんが、
いまはこうした「予見力」が
きわめて求められる時代になっているのかも
しれませんね。



[夏川が出会った「できる人」たち]

聖バレンタインと吉田松陰

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2月14日、今日は画像の左の方に
ちなんだ日。
聖バレンタインさん……。
正式にはヴァレンティヌスという
ローマ時代にキリスト教の神父だった人です。

で、右は吉田松陰。
幕末の人ですが、両者には共通点があります。

それは当時の国家に逆らい、
逮捕され、処刑された人物だった
……ということ。

けれども処刑されるまで、
監獄で看守さんや他の収監者に対し、
最後まで自分の教えを
説き続けた人なんですね。

生涯、「先生」であり、
啓蒙家であったわけです。

吉田松陰が説いていたのは、
尊王攘夷の思想。
では、バレンタインさんが説いていたのは
どんな教えだったのか?

そもそも彼が生きていた時代は、
まだ不信感をもたれていたキリスト教。

そんななかで当時の皇帝は
戦争の最中ということがあり、
士気向上のために、
兵士たちの恋愛や結婚を禁止します。

それに対し、愛を説き、
戦争を否定する聖バレンタインさん、
密かにキリスト教の結婚式を
兵士たちに執り行なっていたんですね。

それがもとで改宗を迫られ、
拒否した彼は処刑されることになった。
でも、監獄でも関わる人に皆、
愛と平和の教えを説きまくっていたわけです。

看守は目の見えない娘にも彼の話を聞かせ、
結果、奇跡が起こって
目が見えるようになった
……という話もあります。

もっとも伝説として
どんどん広がったこともあり、
このバレンタインさんが本当に
実在したのかはわかっていません。

でも、松陰さんのように、
囚われの身でも心が折れるとことなく、
自分のやるべきことを貫き続けた人もいた。
信念をもった人は
勇気をもって最悪の状況にも
最善を尽くすことができるんですね。

2月14日は、そんなバレンタインさんの、
命日とされていた日。
人々の恋愛を応援していた彼の努力は、
いつのまにかチョコレートを贈る習慣に
変換されてしまいました。

まあ、自分の功績として、
幸せな日をつくった成果を
きっと喜んではいらっしゃるでしょうね(笑)



[仕事ができる人の歴史入門]
夏川の「アジア史」入門はこちら

いつまでも心に留めたい野村監督の言葉

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「人生論が確立されていないかぎり、
いい仕事はできない」

誰の言葉かといえば、
野村克也さんの言葉。

11日に残念ながら
84歳の人生の幕を閉じられました。
ご冥福を心よりお祈りします。

言うまでもなく、
野村さんはプロ野球の世界で
大きな功績を残した方です。

現役時代には南海ホークスなどで、
いくつもの記録を打ち立て、
その後は監督として、
南海、ヤクルト、阪神、楽天……と。
弱かったチームを育て上げ、
強者を倒して優勝することも
何度となくありましたね。

でも、その功績は野球の世界だけでは
ありません。
ビジネス書の世界でも、
何冊もの名著を残した方です。

あげた言葉は、
『野村ノート』(小学館)という本の
冒頭に出てくるものですね。

戦力的に乏しいチームが、
いかに強いチームに勝利するか?

そのために野村さんは
徹底的な情報収集&分析を行ない
戦略を立て、
チームにそれを浸透させました。

何度負けても、心が折れないように。
ときには優しく、ときには厳しく、
チーム全員の意識を
徐々に徐々に1つにまとめていきました。

何より野村さんは、
原理原則を押さえることが
仕事にとって最も重要だと
説いています。

「原理原則をおさえておけば、
人生のなかでいかなる事件に出くわしても、
それに振り回されることがなく
心は常に閑かなはずだ」

長く仕事で成功するためには、
一時期の成果にこだわらず、
人生スパンでの「哲学」を
構築しなければならない。

そうした考え方だからこそ、
どんなチームを任されても
皆に最高のパフォーマンスをさせることが
できたんですね。

おそらくはこれからもずっと
ビジネスパーソンにとっては
学ぶべきところの多い人で
あり続けるでしょう。

困ったときは原点に変える意味で、
野村さんの言葉を
読み返すようにしたいですね。



[Words of Wisdom〜君はこの言葉を知っているか?]